予定日が来たよ


   「早く生まれてきてね」
 呪文のようにおなかに話し掛けていたのに、
 予定日になってしまった。

 基本的に嫌なことは早く済ませちゃいたいたちなので、
 早く産んじゃいたかったんだよね。
 それにもうおなか重くて重くて仕方なかったし。

 でも予定日まで検診費用しっかり支払ってしまった(笑)

 予定日当日。検診日。
 まだ子宮口が硬いということで、注射
 子宮口を柔らかくする薬だそうだ。
 はっきり言って・・・注射大っきらいっ。
 でもそんなこと言ったら「子供産む人が何言ってるの?」
 と言われてしまった。確かに。

 でも嫌いなのものは嫌いなのぉっ。
 妊娠してからいったい何本の注射をがまんしてきたことか。
 本当に、自分で自分を誉めてあげたいよ。良くがんばったさぁ〜。
 しかも、血管の細い私にはその注射はなかなか入らず、
 何度も痛い思いをした。

 「とにかく歩きなさい。一日1時間以上は歩いてね。」
 といわれ、病院から2時間半の道のりを歩いて帰った。
 今じゃ考えられない。まじで。

 でも結局その日は何もなく、注射に毎日通うように言われた私は、
 次の日も、片道歩いて病院へ。
 また注射失敗されて、痛い思いしつつ、その日は電車で帰宅。

 家に帰って、疲れきった私は、夕ご飯作る気力がなく、
 まぁくんと一緒に外食。
 しかもこの期に及んで食べ放題♪
 でもこの外食、私にとって、出産前最後の外食になったの。

 次の日もまた注射。
 内診もあって、「内診したから、出血するかも」と先生に言われていた。
 で、家に帰ってトイレに行ったら、案の定出血していたの。
 でも内診したからかなぁ〜って思ってたんだよね。

 その日は肉じゃがを作ってまぁくんの帰宅を待ってた。
 帰ってきて、まぁくんに出血したことを報告すると、
 「病院に電話してみたら?」
 と言われて、とりあえず電話してみることに。

 すると、「すぐいらっしゃい」とのこと。
 診察して、すぐに帰ってこれると思っていたので、なぁ〜んにも
 持たずに病院へ。
 すると、「まだ4センチくらいかな。このまま入院ね」

 え〜。だって、夕ご飯食べてない(意味不明)
 とか思った。ほんとに。
 とりあえず、まぁくんに、入院道具と肉じゃが、ごはんをタッパにつめて
 持ってきてもらうことに。

 「明日の夕方には産まれるかも」
 と、看護婦さんに言われたけど、私はまだまだ産まれてこないような気がして。
 明日家に帰れるだろーくらいに思ってたのよね。

 まぁくんもまだまだ産まれないと思ったらしく、
 私がご飯食べたらそのまま帰宅。
 陣痛もまだないし、とっとと寝て明日帰ろー。って感じだったのに、
 その晩はほとんど眠れなかった。
 2時間おき位に看護婦さんが「どう?おなか張ってきた?」
 と聞きにくる。
 うとうとしてても聞きにくるから、ほとんど眠れなかったよ。

 そして私の予想を裏切り、
 朝方4時頃陣痛は10分おきになっていた。