第四章 (無題)
某月某日
まだ補講が残っているがとりあえずレポートは出してしまったので一応は夏休み気分だ。
夏休みらしく医者めぐりをする。とりあえず前々から気になっていた右目のことで眼科へ行く。
この右目は腰掛け常勤講師時代に筆者の地元の言葉でめばちこ、東京標準語で言うところのものもらいにかかり、いろいろ忙しくて一ヶ月半ほどほったらかしておいたら上瞼から下瞼へ広がってしまったものだ。近くの眼科では
「全治三ヶ月」と言われ、切開しても膿がカタマリになってしまっていてほとんど出なかった。最初は点眼薬タイプの抗生剤と服用タイプの抗生剤(かなり強烈なものだろう)を貰ったが、その後別の抗生剤を貰って飲みきった後はいかなくなった。ちょうど引越の時期と重なったこともあり、今まで放っていたのである。
初診ということで視力検査があった。例によって0.03などという結果が出るのは如何ともし難い。
ここも女医さんだった。過去の経緯を説明すると
「ここやねー」
「塊になっちゃってるわー」
「残るねー」
「・・・もうずっとこのままなんですか?」
「切っても小さいからあんまり出ーへんやろからー」
結局また抗生剤とステロイドの点眼薬を貰って帰る。
お盆明けで眼科が混んでいたので内科は夕方から行くことにする。通院歴をプリントアウトするために一旦研究室に戻る。
今度は歯科だ。引率補助バイトの直前にかぶせたところが取れてしまい、一時凌ぎで処置してもらったところをきちんと治療してもらうためである。
一時的にかぶせたところをはずし、レントゲンを取る。
歯科医の説明を要約すると「神経を抜いたところだけれども前の処置が不十分で中がかなり汚れてしまっている。まず綺麗にした上で型を取ってかぶせることになる」だった。
ここの歯は三鷹に住んでいたときに土曜の午後診察している歯科医院をタウンページで探して最初に出てきたところで治療してもらったところだ。親切なわりに腕はイマイチ(主観的には)だったと思っていたが。
さらに内科へまわる。NSAIDと、口内炎がまだ治らないのでビタミン剤(BとC)を出してもらい、持参した通院歴を渡して紹介状を書いてもらった。やはり旧帝大病院へ回されるらしい。
某月某日
旧帝大病院に問い合わたところ、今週は担当教授が出張で午後休診ということなので来週にまわしてもらうことにした。
某日某月
二回目の歯科通院。
某月某日
三回目の歯科通院。
某月某日
旧帝大病院へ行く。初診は予約が取れないので早めに出るつもりがごたごたしていて出るのが遅くなった。
待たされて受け付け、待たされてカルテ発行、待たされて問診、待たされて診察、待たされて採血、待ちなしでレントゲンと一通りこなしたらもう午後も遅い時刻になっていた。
ちなみに問診時の腋下体温は37.7度、身長155.1cm、体重44.55kg、最高血圧95mmHg、最低血圧59mmHg、脈拍数は57bpmであった。単に高温期だからではないような値だ。
某キチガイ都市の大学病院の担当医の方針、つまり年に数回血液検査をしつつ、今は関節痛を抑えるためNSAIDを服用し、検査結果次第で薬を切り替えていくという方針は
「まったくそれで正しいと思いますよ」
だそうだ。
こちらでもこの方針でいってくれそうなのでほっとする。
薬をどうするか聞かれたので、現在紹介元の内科で出されているNSAIDが弱くて効きにくいこと、しかしそこではそれ以上強いNSAIDを置いていないこと、ずっとクリノリルを飲んでいたがハイペンを出されたこともあること、ハイペンでは痛みが取れないのでクリノリルにかえたことを告げるとハイペンになった。クリノリルとハイペンではクリノリルのほうがきついらしい。
遅い昼食を取り、ついでに古本屋で前に来て買いたかった文庫本(昭和21年発行)を買う。
忘れそうになっていた教員資格認定試験の一次試験のため実家に帰るつもりが、疲れてしまって結局この日の移動はやめた。
某月某日
早めに動き出すつもりでいたが動けずに遅く移動することになった。
どうせ遅いので途中下車して買い物をしてから実家に帰る。当然18きっぷ使用だ。
某月某日
今年で二浪目なのだがまたぎりぎりになって悪あがきをしている。試験前日になってファミレスに篭って勉強しはじめた。
某月某日
教員認定試験の日。朝食タイムからファミレスに篭って悪あがき。
直前に見直したOSIの7層構造が出てしめしめと思ったが画像処理の問題でつまずく。一ヶ月前なら頭に残っていたかもしれないが、CG検定2級といっても所詮紙切れ一枚なので実力としてはこんなものか。
試験後に答あわせをしたところ当落が微妙なラインだった。一年目にシャレで受けたら微妙なラインで一次は突破してしまったので、大して知識が増えていない以上今年も微妙なラインで敗退する可能性が高い。
某月某日
市役所へ書類を取りにいく。その後ふと思い立って献血へ。過日の採血の針跡が残っているが「虫さされみたいですぅ」
とごまかして採血へ。
某月某日
前夜にほとんど寝ないで早い時間の列車で移動という毎度おなじみの手段で下宿に帰る。
四回目の歯科通院。
某月某日
先週の検査結果を聞きに旧帝大病院へ。
検査数値は見せてもらえなかったが、ちらりと見えたプラスマイナスの記号の並びを見た限りでは異常なしの模様。
つくづく某キチガイ都市の大学病院の担当医とは相性がよかったのだと振り返る。
紹介元に戻るかどうかを聞かれたが、紹介元ではハイペンは置いていないと答えると「じゃあこっちに来て下さい」と言われた。
次回来る曜日を聞かれたので遠慮なく講義のない水曜日に変更してもらう。
一か月分のNSAIDと胃薬を出してもらった。
某月某日
五回目の歯科通院。今回の治療はこれでおしまい。
しんどいのと忙しいのと単に忘れているのとで処方箋の有効期限が切れてしまった(旧帝大病院は完全医薬分業なので)。恐る恐る近所の薬局に出しにいくと
通ってしまった。家から近い処方薬局ということで前回もここで出してもらったが、これからもここに貰いにこよう。例え日曜定休でも贔屓にするぞ。うん。
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