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ピッツバーグ/アメリカ警察よもやま話

***初めて読む人は前置きを読んで下さい。***

 

ボビーの失敗集(久々のUPです)

 最初にボビーの簡単な経歴を。 ボビーはヒューゴの同僚(一つ先輩)です。軍隊出身(海軍やったかな)で、10ポイント制度のお陰でヒューゴよりも先に採用となった人です。

 前々から彼の失敗談は聞いてたんやけど、ちょっと面白い話が聞けたので、ここに書くことにしました。

  1. ガードレール激突事件・・・ある夜、パトロール中のボビーはカーブを曲がり損ねてガードレールに激突。パトカーとガードレールに大きな被害が出た。幸いけが人はなかった。しかし、カーチェイスでもないのにねえ。
    勿論やけど、チーフは激怒したらしい。とりあえず始末書を書かされた。


  2. クロスワードパズル熱中事件・・・仕事中、クロスワードに熱中するあまり、911(110番のアメリカ版です)通報が入ったという無線の呼び出しを無視。隣の地区の警察が出向いた。
    この時チーフは、激怒を通り越して泣いてたらしい。やっぱりこの時も始末書。でもここまで重大なミスは1週間の謹慎処分つき。


  3. スペルを知らないボビー・・・ボビーは事件の報告書の文章を書くのが苦手な人。どの分も”I then"(そして私は)から始まっているらしい。しかもスペルがめちゃくちゃ。They're を Theirと書いたり(そもそもこういう書類にThey'reなんて短縮形で書くこと自体、NG)、Sure(確かな) を Shore(海岸) とつづったり。 パソコンの入力ミスなら誰でもあるけど、ボビーの場合は何度書いても同じスペルなので、彼は本気でそう思ってると考えられる。
    これに関してはチーフは爆笑するのみ


  4. ダッシュボードの大量の麻薬に気づかなかった事件・・・ある日、事故として911通報があった。高速でカーブを曲がろうとして車が横転したという結構大きい事故だったらしい。
    そこへ駆けつけたボビー、通常の事故処理をしてその場を立ち去った。
    (ヒューゴとのバトンタッチを済ませ、ボビー帰宅。そこへレッカーサービス会社から電話。ダッシュボードに大量の麻薬らしきものが入ってるとのこと)
    ヒューゴが車を見に行って、話を聞いてみるとダッシュボードは車の破損の為半開きのようになってて、そこから粉が溢れ出ていたとのこと。
    ヒューゴ曰く、「なんで気付かんかったん??」


  5. 空き巣の手がかりを無視事件・・・ある家に空き巣が入った。空き巣に入られるだけでも運の悪い人達は、ボビーの登場というダブルパンチを食らうこととなる。
    早速現場に駆けつけたボビー。グルリ辺りを見渡して、さっと部屋を拝見、帰って行った。
    数時間後、どうしても腑に落ちない被害者が、もう一度警察に電話。この時ヒューゴが対応。その現場に足を運んだヒューゴは絶句!なんと、すっごい『くっきり』と靴型が残ってるではないの!その後もボロボロと証拠が出てきて、後日犯人は御用となりました。
    ある意味、ヒューゴに手柄を授けてくれたボビーには感謝だけどねえ。


  6. ピザ屋に行く途中・・・ある日、ボビーは勤務中にピザが食べたくなり、ピザ屋へ向かった。ピザ屋の前は路上駐車。沢山の縦列駐車が並んでいます。そこへ駐車したボビー、もしかしたらピザのことしか頭になかったのかも知れません。でも後ろも確認せずにドアを、、、!「バーン!」後ろから来ていた車にドアをもぎ取られてしまいました。あっちゃ〜
    このピザ屋はボビーの管轄区ではない場所だったので、そこの警察の人が事故報告を作ったらしい。それによるとボビーの車は路肩よりも80センチほと離れてて、隣の車線にまではみ出して駐車してあったらしい。なんとまあ・・・。
    チーフはボビーに怒る気力さえ残っていません。


  7. そんなボビーですが、ヒューゴにいつも手柄を与えてるようなもんなので、我が家には笑いと福をもたらす「福の神」のような人ですわ。




どうなるの?アメリカ?

 現在首都のワシントンDCでローカルの警察官などを対象とした、テロ対策セミナーが行われています。 飛行機代もホテル代も出してもらえて、仕事に行ってるのと同じ扱いなので、給料も出ます。 しかも定員オーバーで8月と言っていたのが、来年の1月のぶんにも入れるかどうかというくらいです。

 テロの対策の強化というのはとてもいい事ですが、その内容はかなり濃いものらしいです。 ダーティーボムと呼ばれる爆弾時に放射能がばらまかれる爆弾の処理やら、その他ありとあらゆる爆弾の中身から、対応までを10日間かけてみっちりと教え込むようです。 これはFBIの領域なのですが、それをローカル警察に伝授するというのは、NYを上回る危険が予測されるからということが考えられます。 しかも、ものすごい人数分の飛行機代やら、宿泊やら食事やらの経費がかかってる! ここまでの経費をかけて「念の為」ってことはないやろう。念の為にすることなら、各地にFBIエージェントが出向いてセミナーをしたらいいのだから。

 こういうことは、NYのときもそうだけれど、前もっての情報が全くない。 あれば国全体がパニックに陥ってしまうから。 

 これから一体何が起こるのかなあ。

 

 

正直者は救われる?

 日本では、違反運転の取り締まりにノルマがある(?あったよね?)から、スピード違反とかで捕まると絶対キップきられるけど、アメリカの場合はオフィサーにかかっています。 殆どのオフィサーは、その違反者の態度でキップをきるか決めています。 ヒューゴは、殆どの場合注意だけで、済ませています。 ヒューゴがキップをきるのは、「そんなに速く走ってなかった」 「他の人もやってる」 「(一時停止サインで)ちゃんと止まった」 とか言う人。 そんな場合は「それじゃ、お前はワシが嘘ついたとでも言うのか!」と、即キップをきります。 自分の非を認め、素直に謝る。 警察官といえ、中身は人間なので、よっぽど嫌な奴に当たらない限りはこれで無駄なお金を使わずに、済むそうです。 あ、でもこれって日本の警官でも多めに見てくれたりする場合もあるそうです。 

 その代わり取り締まる側には、日本流のほうがいい場合もあります。 日本なら年末年始は、飲み会の時期。 このあたりになると、必ず飲酒運転の取り締まりがありますよね。 普通に走ってる車を止めて、「はい。ここに息を吹いてください」。 これはアメリカでは違法なのです。 何もしてない車を止めて飲酒検査をすることが出来ないのです。 日本でやってるのを聞いたことがないから、比較が出来ないけれど、車の中の検査も実は車内のみ。 後ろのトランクは無理に開けさせることは出来ないのです。 ヒューゴがよく使うテクニックで、例えば怪しそうな車が走ってて、それを止めたとします。 そこでこの質問。 「車内に、麻薬・違法な武器・ミサイル・核爆弾など置いてないですか?」  普通の人はこれで笑います。 しかし本当に何か違法なものをもっている人は、「いいえ。何も持っていません。」 と真剣に答えるそうです。 そこで調べるとやっぱり持ってるというのが90%以上らしいです。

 人間って、おもしろい。

 

 

K9 (ケーナイン/警察犬のこと)についてUP

 K9は警察犬、麻薬や爆弾や犯人の匂いを嗅ぎあてる立派なお犬様。警察官並みの待遇を受けています。 防弾チョッキ(10万以上するのです)もちゃんと支給されます。 K9は、K9オフィサーと呼ばれる犬担当の警察官と、組になって働きます。 K9オフィサーは普通の警察官ですが、犬が必要になれば犬と一緒に、もしくは犬と現場でおちあって、仕事をします。ヒューゴは、なぜかこのK9に憧れています。 

 K9達の殆どは、ほとんど虐待に近い条件で訓練されているらしいです。 なので、K9の訓練所の周りではしょっちゅう動物愛護団体のデモがあるそうです。 最近では動物愛護に基づいた訓練なんかもやっているそうですが、やっぱり攻撃性には欠けているようです。 その訓練ですが、英語は使われないそうです。 「待て」 「やめろ」 など犯人が英語で言って、その言うことを聞いてしまっては困るからだそうです。 使われてる言語はどこで訓練を受けたかによって違いますが、なんかマイナーな言葉を使うみたいです。 ちなみにヒューゴが働いているところで使われてるK9は、スロバキア語だったかな。 待ては、『ストイ』 と言います。

 せっかく厳しい訓練を受け、試験に合格した優秀なK9ですが、それを使うオフィサーによっては、車の中でぷかぷか煙草を吸ったり、噛み煙草(強烈なニオイがします)を地面に吐きまくったりする人がいるので、嗅覚が命のK9には致命的なダメージを与えます。 なので、K9の活躍率はそんなバカ警官によって低くされてしまっています。 爆弾も、プラスチック爆弾には警察犬には嗅ぎ分けられる特殊な匂いをつけることが義務付けられているのですが(製造場所によって匂いが違う)、これは正規で作られたもの。 闇で作られたものには、勿論そんな匂いなんてついていません。 命をかけて働くK9達。 ふびんに思えてなりません・・・。

 かなり先ですが、私達が犬を飼うとしたら、リタイアしたK9にしようかーと、ヒューゴとよく話をしています。

 (補足)K9達は、定期的に訓練をしないと、長く嗅いでいなかった匂いを忘れてしまうので、K9オフィサーは定期的に麻薬を家に持ち帰って、訓練させるそうです。合法に麻薬を家に持ち帰れるって、すごいなあ・・・。(但し、他の州でこれをしていいかは、知りません)

 

 

無敵の警察バッジ

バッジというのは、警官の制服の胸にキラリと輝いている、あのバッジのことです。

このバッジは一家に一つ持って置きたいような、とても重宝する代物です。 スピード違反で止められても、バッジを見せればOK! テロ後は変わってると思う(これマジでやばいし)けど、連邦ビル(政府関係の建物)や、その他にも色々な所でも入り口で、メタルディテクト(空港でやる荷物検査のあれ。)を通らされます。 ヒューゴのお財布にはバッジが入っているので、必ずブザーがなります。 そこで、「これこれ!」とバッジを見せると、 「何で先に言えへんの。言うてくれたら通したのに」 と、言われます。 どこに行っても同じ会話をしてます。 あ、でもFBIのビルはさすがに、そんな簡単なものでは、ありませんでした!FBIのビルはすごい厳しい! これじゃあ、警察なら持ち込んではいけないものを簡単に持ち込むことが出来るなあ。と思ったくらい。(っていうか、不法滞在者が簡単にナイフを持ち込んでハイジャックできてしまったもんなあ。ちょっとずさんやったんちゃうの。)

制服用と携帯用があるのは、勤務外でも警察としてのIDになるからだと思う。 IDも持ってるんやけど、あんなん紙切れやろ。やっぱりインローのほうが効き目があるのよ。

警察は、前の私の違反チケットの話のようにチケットと切られてからでも取り消しに出来たりもする。 昔ワシントンDCで駐禁のキップ切られたときもヒューゴが自分とこの警察署の便箋を使って 「ごめんなさい」 レターを送ったら見逃してもらえたということも! でも、ピッツバーグ市内の駐禁はピッツバーグ市警でなく、「パーキング オーソリティー」というのが管理しているので、もみ消しにはしてもらえないのです。 今まで2回払ってます。 私のは、ヒューゴがえらいさんと知り合いになったお陰なのでしょう。 でも、これからも仕事上お世話になる人なので、しょうもないことで、借りを作ってはいけません。

でも、ずるいー!などとは言わないように。 彼らは安月給で命をはって頑張っているのです。 昔の非常勤のとこで(言うたらバイトやん!)大男に殴られて脳震盪起こしたことも、あったし、パトカーに銃を撃たれたこともあったし、そこの警察署の建物も、弾丸の跡でいっぱいでした。最近では火事で目に火傷を負ったりと、「割りに合わない」 ことをしているのです。 だからちょっとくらいの特典はいいよね。

でも、何が怖いってピッツバーグでも毎日のように殺人が起きているのに、ニュースで聞かない。 殆どが麻薬取引のこじれなので、別にニュースで言うほどでも・・・ということらしい。それともいちいち報道してたら、市民が怖がるからなのか・・・。

 

 

地獄のポリスアカデミー

警察さんは本当に大変です。 これは警察になる前のポリスアカデミーから始まっています。

普通の車の教習では 「飛ばすな」 と叱られますよね。 ポリアカでは 「もっと飛ばせ」 と叱られます。 壁に向かって時速150キロとかで走らせられますが、右へ曲がるのか左へ曲がるのかはその直前でないと言ってもらえません。 前に書いた、逃走車両にパトカーで体当たりして車の向きを変えさせるというのも、このポリスアカデミーで習います。

ペッパースプレー(催涙スプレー??)の練習で、生徒の顔面にスプレーするのですが、それをわざわざビデオに収めて生徒に配ってる!(笑)バンジージャンプのお土産やないねんから・・・。 女の子のほうがやっぱり痛みには強いようで、男の子はみんな水の置いてるところに固まって、いつまでも泣いてる。 ヒューゴも1時間泣いていたらしいです。 このペッパースプレー、外でも喧嘩を止めたり、留置場で喚いているのを止めるのに、使ったりしてるみたい。 半分遊びのようにも聞こえるけど。 

でも、本当に習うのはポリアカではなく、実際に警察として働いてから。 ヒューゴも最初の一年はパトカーにも乗せてもらえず、外を『徒歩で』、しかも一番危ないようなところを『徒歩で』パトロールさせられたようです。 危ないし、怖かったようですが、これのお陰でかなり勉強になったみたい。 新人時代は見たもの全て逮捕してたから、その町で 『パックマン』 というあだ名をつけられたようです。

(余談) 結構みんな、警官のあだ名をつけているようですが、黒人の間では、「50(ファイブオー)」、「The Man」、「One Time(殆どワンタンと聞こえる)」 などが使われているようです。今度、黒人の映画を見たとき注意して聞いてたら聞こえるかも。 ヒューゴの同僚で「ロボコップ」や「ベイウォッチ」というあだ名をつけられた人もいます。しかもどれも的を得てる(失笑)

 

 

汚職・お職?

日本でも政治家というのは、何かと優遇されてはいるけどそれが明らさまにされてるのがアメリカの警察。 映画なんかでも政治と警察の癒着はよくあることですよね。

ある面接での話。 
試験管 : もし、スピード違反した人が市長だったと、します。あなたはどうしますか?  
面接者 : 市長ならそのまま、THANK YOUと言って、免許証を返します。 
試験管 : あー!やっと本当のことを言う人が来た。はい。君採用。

そうなのです。市長やその親族などにキップを切ったりするのは言語道断、首がとびます。その地域の有力な政治家などの名前を覚えるのは警官にとっては一番重要とも言える仕事なのです。ヒューゴは昔非常勤で働いていた署で、上司のいとこを麻薬売買で逮捕して、いつまでも常勤に上げてもらえなかったという過去を持っています。

 

 

アンダーカバー*追加:普通は下記のようなおとり捜査は、アンダーカバーではなく、タスクフォースと呼ばれています。

いわゆる「おとり捜査」です。これは日常的に行われていることです。ピッツバーグでは、外見のいい売春婦は警察だと言われているほどです。あるいは買春バージョンや、麻薬の買人。これは日本でもテレビでやっているように、おとりの警官が買ったと同時に他の車で待機していた警官(4−5人いたりする)で現行犯逮捕をする。というシナリオです。これをしてる警官が友達にいますが、本当に警官??といった見た目、話し方。この人、こっちのほうが本職なんちゃうのー?と思わず言いそうになります。
アメリカの警察って、本当に体はってますねえ。

 

 

拳銃や、暴力の範囲

日本ではこれはかなり、難しいようですがアメリカの場合は映画でも見るように結構派手にやってます。ヒューゴが日本の警官を初めて見て発した言葉が、「拳銃持ってないの?」
あ、確かにね。日本の警官の銃は丁寧に包まれて隠されていますね。(本当に持ってる??)アメリカは半むき出し。これ、使用機会も多いもんねー。新しい拳銃を買ったらまず始めに調べるのが、どれだけ早く取り出して撃つ姿勢になれるか。ってこと。

映画では逃げて行く犯人を後ろからバンバン!って撃つシーンよくありますよね。あれって、ウソです。いくらアメリカの警察でも犯人だからと言って、やみくもに銃を撃ってもいいというものではありません。背を向けている相手を撃ったら、execusion(処刑)とみなされその警官は処罰の対象になります。去年ヒューゴの同僚が、警官を憎む人に道端でいきなり撃たれたときも、5発撃ってすぐ背を向けたのでパートナーが何も出来ず、彼は何もしてやれなかったと罪悪感につぶされ、しばらくセラピストにお世話になっていました。

もう一つの映画のウソは、逃走車両を撃つというシーンです。
これは、絶対、絶対、絶対にやってはいけないことなんです。銃弾というのは跳ね返ったりもします。もし一般道路を逃走して行く車を撃って、それがタイヤのホイールなんかに跳ね返って通行者を巻き添えにする、あるいは単に撃ち損ねて一般市民を傷つけるということも想定されます。あれは映画だけの世界で、実際は在りえないことなんです。

暴力。これも日本とは違って、OK範囲が広いです。
日本でニュースとか見てもどかしく思うのが、暴走族の取り締まり。日本の警官は可哀相。アメリカのような権威が少ない・・・。アメリカはすごい。ちょっと反抗でもするもんなら、ぼこぼこにやられる。私もこの目で目撃したことがある。私が見た限りでは犯人はそないに抵抗してるようには見えなかった・・・私が見たのは、追跡してた車にわざとぶつかって車を一回転させて(ヒューゴもこれ、出来るんよ!)そのあとそないに抵抗してるように見えなかった犯人に銃を向けて、車から引きずり出してそのあと犯人が気絶するくらいお腹を蹴りまくって、ぐったりした犯人を人形のごとく路肩へ投げたという衝撃的なシーン。ビデオ撮っておけばよかった。でも、途中までは警官とは絶対思えんかった。私服だったし、暴力もかなり一方的に見えた。でも、この車の追跡前に何が起きたのかは私は知らないので、一概に警官がやりすぎとも言えないけど。もし同僚が撃たれたりでもしてたのなら、やって当然のことやし。

この暴力は、日本でも見れます。(見たないって・・・)
よく、デモ隊が、警官隊と衝突して暴動みたいになったりとかって、ニュースでありますよね。あれ。あの警官の持っている棒、あれってテレビで見ただけではあの恐ろしさは伝わらないけど、鋼鉄の棒。それに皮がぎゅうぎゅうに巻いてあって、先はしなるように出来ている。これはどんな大男でもうずくまってしまうほど。一旦暴動が始まると、警官は周りにいる人間、誰でも叩いていいことになっている。警官にはむかおうが、逃げていようが、容赦なくやられる。だから外国での暴動は、見たければ遠くから見るように。間違ってもその中に入らないように。



前置き

ヒューゴの話を聞いてて、違うなあ。すごいなあ。それはあかんやろ。というような私から見たアメリカ警察事情を書いていこうと思ってます。これは思いついたら更新のスローペースで行きます。

 まず、大まかな日本とアメリカの違いを書いておかないと、ここでの話しが読みにくくなるので、私が知ってる限りでは・・・

 日本では国家公務員な警察ですが、アメリカの場合は色々に分かれます。 映画でもよく登場する 「FBI」 「CIA」 なんかも警察の一種です。 他には 「state police(州警察)」 や、「county police(郡警察)」、ヒューゴのような 「local police(市の警察)」 等の警察があります。 FBIやCIA等の場合は管轄が分かれてはいますが、組織としては国全体を統括し、州警察は文字通り州毎の統括、市警察は各市毎に制服・規則なども違います。

 法律も同じように、国の法律と、州の法律に分かれます。 どの警察がどの犯罪を処理するかはその都度違って来ます。誰がその犯罪のトレーニングを受けているかというのに係ってきます。例えばヒューゴは麻薬関係の処理をするトレーニングや、アンダーカバー(おとり捜査)等のトレーニングを受けているので、それが出来ます。 FBIは主に国家に関わる犯罪を処理します。今回のテロ事件などがその代表です。銀行強盗はFBIしか扱えないそうです。起こった犯罪で、ローカルポリスでその犯罪についてのトレーニングされた人がいなけれあ郡の警察に持っていかれます。そこで処理されるか他に振り分けられるかになります。 

state policeの代表はハイウェイパトロールです。薄茶色の制服に独特の尖ったような帽子をかぶっているのが、それです。
 余談ですが、FBIなどの連邦の警察は、エージェント、ステイトポリス(州警察)は、TROOPER(トゥルーパー)、市の警察はオフィサーやディテクティブ(刑事)と呼ばれています。シェリフという呼び方もあるようですが、ピッツバーグのシェリフは警官ではなく、刑務所から裁判所へ犯罪者を運ぶ人達のことを指しています。管理職になると色々呼び方も変わります。 連邦の中には麻薬や、お酒などの専門など色々専門の機関に分かれます。映画 「レオン」 の悪役刑事のいた管轄(名前を忘れた)もその一つです。
州警察のハイウェイパトロールというのは、聞いただけでは楽そうな仕事ですが、これが最も危険な仕事と言える仕事なのです。 麻薬の運搬として一般的なのが、大型トラック。 探すにもとにかく大きいので見つかりにくいのです。 ハイウェイパトロールの本来の目的がこの麻薬の運搬を捕まえること。実際TROOPERがハイウェイで撃たれるのは、よくあるらしいのです。勿論スピード違反も取り締まりますが、本当はもっと大切な仕事をしているのです。なので、お給料は結構いいみたいです。でも、NYやLAや、ワシントンDCの警察よりかはマシかなあ。