〜センチメンタルな旅 秋の旅〜
終章
epilouge〜小笠原も秋だった
結局のところ、小笠原にも夏はなかった。
眩しい日射し。けれどもふと気づけば、
落ちている花、黄色く色付いた葉。
亜熱帯の小笠原まで来ても、秋から、過ぎていく季節から逃れられない。
あたしはなんて遠くに来てしまったんだろう。
そして、どこへ行くんだろう。
時間から置き去りにされて?それとも時間と共に?
なくした「夏」に出会えれば、癒されるかと思った。
そうしたら時間が戻るような気がしていた。
だけどあたしのほしいものはどこにもなかった。
たぶん、「これ」は一生抱えていかなければならないものなんだろう。
波にたゆたいながら、そんなことに気づいただけの、、、
感傷旅行。