| 3年過ぎた地震の町 |
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第2章 一路六甲アイランドへ 1998年9月30日午後1時45分東京発のひかりでいざ出発。 名目は、建設省と兵庫県主催の 第10回住宅月間中央イベントで、 「’98スーパーハウジングフェアin兵庫」の式典での、 住まいのリフォームコンクールの建設大臣賞受賞の表彰式出席というもので、 同行者は普段は話も出来ない社長と総務の人に僕の3人のメンバーでの出席だった。 夕方新神戸に着き、タクシーで六甲アイランドの神戸ベイシェラトンホテル&タワーズに向かう。 車中での運転手さんの話によると、震災から早いもので3年8ヶ月たち道路や電車の交通機関や大きな建物は、元通りになったものの住宅街の建物は、整地が終わったままの状況で中々進んでいないとのこと。 20分程して、神戸第2の人工島六甲アイランドが小雨の中に見えてきた。 六甲大橋を渡り終え島に入ると、それは巨大な城壁を思わせる高層の建築群が、外からの侵入者を威嚇するようにそびえて建っていた。その壁を抜けるとそこは、未来都市を思わせる高層の建築群が整然と配置され、その中央に神戸ベイシェラトンはあった。 それは、自分にとってこれから体験する異空間への旅の始まりを感じさせるものに思えた。 早速ホテルでチェックインを済ませ、僕は一人周辺散策に出かけた。ベイシェラトンのロビーで一息入れて、まずロビー続きに大きな吹き抜けのあるアーバングルメポートを歩いてみた。 そこは、5階分の吹き抜けになっておりそれを囲むように飲食店が並んでいる。昼間はドーム型天井から降り注ぐ太陽光で、明るく照らし出されるようになっている。 そこから、直接六甲ライナーのアイランドセンター駅まで、空中歩廊で繋がっており、 外に出ることなく乗ることができる。 空中歩廊から眺める夕方の景色は、幻想的で人工的でありその美しさは、映画のセットを思わせるものだった。 恐らく店鋪がほとんど建物内に取り込まれているため、外には人通りが少なくその上雨のため余計にそう思わせるのかもしれない。 少し雨の中外を歩いてみたが、そこは整備されたランドスケープ・人通りのないオープンスペース・未来的建築群等からは、被災地の面影を読み取ることは出来なかった。 そして、幻想的な雰囲気は僕に長い夜を予感させる雰囲気を与えていた。 |
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