蓑毛から大山へ登る

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第5章 あとがき

平成13年5月5日午後5時 帰宅。
今回も無事帰りの電車に乗れたことを山に感謝しながら家に着いた。

早速風呂に入り、うまいビールを飲みほした。

一人自分の部屋で、ビールを飲みながら考える。
きっと明日から足が痛くて歩けないだろうと、あさってには大事な会議があるのに大丈夫かと気にする。いつもの小心者に戻ったようだ。

今の生活の不安から逃避した一日は、早くも終わってしまった。
実は失業中の身で、アルバイトで生活している状況である。毎月の赤字に頭を抱えながら、いつか社員にしてもらえると信じて今の仕事場に行っているが、3ケ月を過ぎても何の話もなくただ不安な毎日を送っている。
しかし、今日一日山の中で自然と会話しながら歩いていると、気持ちにも多少ゆとりが出来た感じがして、もう少し辛抱してみる気持ちになっていた。

そんなことを考えていたら、長男が帰ってきた。
優勝したそうだ。200人位の頂点に立ったそうだ。初優勝だそうだ。
賞状とメダルを見せる息子は、今までにないいい顔をしていた。

ありがとう。俺もガンバルと心で叫んだ。




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