園庭でエリカとアオイがござにくるまって遊んでいたところへ、ユカリがやって来て一緒にござに入ろうとした。すると
「ユカリちゃん、はいっちゃだめ!」
厳しいアオイの制止の声。泣きながらござから出てくるユカリ。
「どうして入っちゃだめなの?」
と私が聞くと、アオイは3本指を出して
「2人しかはいっちゃだめなの!」
エリカも追随して3本指を出し、アオイのことばを復唱する。
そこで意地悪な私は、アオイの指を一本ずつ差しながら言う。エリカにも同じことを繰り返す。
「アオイでしょ、エリカでしょ、ユカリでしょ。3人入れるよね?」
ぐむむむ。アオイはそこであやまちに気づいたらしく、指を一本引っ込めた。
「2人しかはいっちゃだめなの!」
一方エリカは相変わらず3本指のまま
「2人しかはいっちゃだめなの!」
私はもう一度、指を差して
「3人入れるよね?」
('o'
)エリカは指を変えず、台詞を変える。
「これ、これしかはいっちゃだめなの!!」
私はまたしても指を差して
「3人入れるよね?」
('o'
)(
'o')エリカの頭はパニック寸前。そしてついに彼女の口から出た言葉は。
「アオイちゃんがだめって言ってるからだめなの!!」
ぷはははは。ごめん、ごめん。そっかー、でもござは大きいからみんなで入ろうよ。ね?
私は笑いを堪えつつ、そう取り成したのだった。