〜 保育日記 〜

お部屋はきれいに使いましょう  (2000/11/20)



 子どもたちはかわいいばかりではない。口が達者で生意気なことも言い、時にはこんなこともある、というお話。

 昼食後の床は食べこぼしだらけ。ごはんが出た日の米粒の多さといったらない。子ども向けにやわらかく炊いたごはんはつぶれやすく、ほうきでは掃けない。パートの私たちは雑巾を持って床に這いつくばり、せっせとお掃除をするのである。
 食事を終え、タクヤが椅子から立ちあがった。すると食器を上手に重ねなかったせいで 茶碗が落ち、ぽろっと食べ残しのごはんが床にこぼれた。ちょうど同じパートの同僚がその辺りを掃除しているときだった。
 タクヤは平然とした様子で、同僚の方を見て にやっと嗤い、こう言った。
「あ、、先生、お掃除しといてくださいね」
 厭な、人をばかにしたような口調だった。
「その前にお部屋が汚れないように、きれいに使ってね!!」
 温和な同僚が怒って言い返した。さすがに許せなかったらしい。
 日ごろからタクヤの言動は生意気だったのだが、この時はまるで私たちを召使のように思っている言い方だった。

 それもみんな、子どもたちの前で目下の保育士を叱ったり命令するという、保育所の教育のおかげかもしれないが。。。


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