新しい職場では、子どもたちに慣れるのにひと苦労する。
まるで新しいおもちゃが来たように子どもたちは群がり遊びたがるが、こちらの言うことは聞かず(笑)、なめられているような気分になる。
ノボルは小さい頃はおとなしかったけれど、幼稚園・小学校と上がるにつれて段々生意気になってきた男の子。口のきき方が大人顔負けで、保育士たちに敬遠されていたらしい(爆)。
ぬぼっとしている私は、そんなことにちっとも気づかなかったわけである。遊び方は激しいが、小学生の男の子だからそんなものだろう、と思っていた。話していて、呆れるようなことを言われたこともない。単に、生意気な口の許容範囲が広いだけかもしれないが。
それよりも、私が玄関や保育室の掃除をしていると「学校でも掃除してるよ」と言いながら手伝ってくれたり、学校のことやお母さんのことをいろいろ話してくれたり、時には背中に乗ってきたり(重い・・・)と、甘えん坊なかわいい男の子という印象が強い。ふたりだけで話をするときの彼は、とても素直である。
他人の評価は、一度固定されてしまうとなかなか動かない。
ノボルは、見知った先生の態度から、自分がどう思われているか わかっていたのだと思う。そんな人に多少いい面を見せても 評価は変わらない。
だから、彼は自分にとって真っ白な人に いい自分を見て欲しかったのではないだろうか。
レッテルを貼るのはいけないことだ。しかし、つきあいが長くなると 昔の評価を捨てられなくなるものだ。それも一概に悪いとは言えないが、足かせにもなるのだろう。
実習生や新しい先生は、ただ素直に子どもをかわいいと言って受け入れる。それを時々、思い出そうと思う。