〜 保育室から 〜
xxx エッセイ xxx

◆espressivo  (2005/5/8)



◆エスプレッソのともだち???

 espressivo エスプレッシーヴォ、と読みます。イタリア語です。
 サイトでは何の説明もしていませんので、掲示板に来てくれる常連さんはなんとなーく「えすぷれしぼ」と読み、語感からエスプレッソの仲間かなーと思っていたこともあります(笑)。
 これは音楽用語にも使われます。大抵”表情豊かに”という意味になっていると思います。
 「ほいく espressivo」とサイト名は 「表情豊かに保育しようよ」という私の想いからつけたものです。
 

◆表情が動かせない

 私は転職した時、あまり笑顔が作れませんでした。表情筋が固くなっていて笑えなかったのです。会社でもバカ話をして笑うことだってありました。楽しかったのだけど、もしかしたらどこか作り笑顔だったのかもしれません。
 自然に笑顔になる機会が どんどんなくなっていたのでしょう。
 そして多分、子どもたちの感情の変化についてゆける心の柔軟性がなかったのだと思います。

 まあ、もともと私は普段の表情が暗い・固い人間ですので余計苦労したのかもしれません。が、子どもたちのように心から感動してそれが笑顔として表せるというのは、大人になると段々難しくなる気もします。


◆喜怒哀楽

 保育の中では笑顔、怒った顔、悲しい顔、どれもふんだんに見せたいと思います。
 叱る時も笑顔で、または穏やかな顔で、とおっしゃる方もいますが、私は賛成しかねます。いつも笑顔ということは、表情がないのと同じ。そんなの不自然だもの。
 だからといって あまり「怒ってるんだぞ!」と すさまじい形相をしてから叱るのも 子どもたちがまず表情を見て泣いて、その後の取りなしがまったく耳に入らなくなってしまうので どうかと思いますが。

 絵本や歌に合わせて表情を作ると 子どもたちはとても喜びますし、注目します。保育者が表情で気持ちの変化を見せ、やがて顔だけでなく体全体で表現していることに 子どもたちが気づいてくれたらいいなと思います。表情を動かすことは本人にしかできませんから。

 そして子どもたちの笑顔の前に、自然な笑顔の保育者がいますように。



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