〜 Tea Time 〜

「お母さん」と言うよりも (2006/7/27)



 私は母を呼ぶ時「お母さん」と言っているのだが、子どもが生まれると母は私の娘に向かって
「ほら、お母さんが来たよ」「やっぱりお母さんがいいのね」
と話しかけている。自分が「お母さん」と呼んでいる人に「お母さん」と言われるのは何だかとても妙な感覚である。私にとって「お母さん」はあくまでも母のことなので、自分が「お母さん」とは恐れ多いと思う気持ちもある。まだ自覚が足りないだけかもしれないが。
 ちなみに私は産後数週間、娘に向かって話す時に自分のことをつい「先生」と言ってしまったことがある。職業病とは恐ろしい(^^ゞ。

 ところで出産直後は「娘が私のお腹から出てきた」実感がひしひしとあった。ぐにょんと小さくなったお腹。そこについこの間までいた娘。それがしっかり結びついていたのだ。
 けれども一ヶ月半を過ぎた辺りから、段々お腹が大きかった記憶や出産の実感は薄くなってきた。
 娘は自分の子どもだ、という認識が何故かあまり無い。かわいくないというのではない。出産前はもっともっと「私の子」と自分の所有物のように思ってしまうだろうと考えていたのに、ちっともそんなことはない。
 では「親」の自意識がなくて どう感じているかと言えば、 授乳に明け暮れ睡眠不足に悩みながら 娘一人の世話をしている、いわば「専属ベビーシッター」の気分なのである。母乳で育てているから ずばり「乳母」と言うべきか(爆)。 < 今気づいたけど、乳母って母乳を逆にしたことばなのね…

 子どもができたと分かった時は本当に授かりものだと思った。
 そして今は、この子は大事な預かりもののような気がしている。
 ちょっと冷たいように思われるかもしれないけれど、私のモノ!!と抱え込んでしまうよりはいいのかもしれない。
 大事な預かりものだから、大切に育てなくてはね。




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