|
4月になって、エミは5歳児クラスのぞう組に、ユカは3歳児クラスのばんび組、ケンは1歳児クラスのりす組にそれぞれ進級した。
それに先立って3月30日には異動で他の保育所に行ってしまうふたりの先生のお別れ会があった。迎えにいくとエミの目のまわりが赤くなっていたので、急にアレルギーにでもなったのかと思ったら、お別れ会で号泣した結果らしい。
あとで聞くと「エミちゃん、我慢できなくてたくさん泣いたの」と言っていた。
普段から、こういう場では誰よりも泣く子だが、今回はエミが中原保育所に移ってきた年にはじめて担任となって下さった小山先生が行ってしまうことになったため、余計に悲しかったのかもしれない。
ユカも周りでみんなが泣くのにつられてか、泣いたらしい。ケンは、まだよくわからないようでいて、いつも自分のそばにいてくれた村川先生がいなくなることを彼なりに感じたらしく、お別れ会の間ずっと先生のそばを離れなかったそうだ。そういう辛さを経て、今週から新しい生活が始まった。
しかし、今週は親も子も疲れた一週間だった。大人にとってはなんでもないことでも子どもにはちょっとした変化に順応していくためにストレスがかかるんだなぁと思った。
とりわけその傾向が顕著だったのはユカだ。幼児組になってクラスの場所も2階に上がり、一緒に遊んできた友達とは2つのクラスに分散することになった。
一番の仲良しのユキナちゃんとは一緒のクラスになったが、風邪でしばらくお休みだったため、なんとなく寂しかったところに、ひとりでしなければならないことも増えた。
前のクラスでは1日に一度は先生に甘えて抱っこしてもらっていたが、ばんび組になればそうもいかない。
昼間頑張っている分、迎えにいくと甘えが出て、機嫌が悪かったり、普段以上にいろいろな要求が発せられたり…。
それにエミやケンが絡んで、こちらはくたくた。
なんとか食事をさせて、自分がその残り物を片付けがてら食事をする時には忍耐の限界がやってくる。何を言われても黙っていたら、エミがこちらの顔色を伺っていた。
子どものストレスを理解して受け止めながら、その子がストレスを上手に克服できるよう手助けすることは容易でない。むしろ子どものストレスがそのまま親のストレスになってしまうことさえある。親の気持ちに余裕がなければ、子どもの心を解放してやる手助けは難しい。
あ〜ぁ。私も未熟だなぁ、なんて思いながら反省し、時の経過と共に子どもたちが環境に慣れ、リラックスして楽しく過ごせるようにと祈るばかりだ。
|