絵本子どもの本 総解説
赤木 かん子 著
自由国民社(本体 1900円)


   子どもの本を探すときに、どういう本がいいか迷ったらこの本はお奨めです。
   赤木かん子さんという方は、フェリシモで本の探偵さんとしても有名です。本当に今まで絵本として登場した本にはすべて目を通しているのではないかというぐらい精通されていますが、ただ知っているというだけではなく、子どもがどういう気持ちで本に接するかということをよく理解している方だと感じます。
   そして、子どもの視点にたってそれぞれの絵本の真髄を親しみやすい言葉で解説してくれているこの本は、読み聞かせに情熱をもっている親に
は必読といえましょう。

   私のサイトで紹介している本も、この本で解説されているものが少なくありませんが、かん子さんの解説から離れて、自由に我が家の子どもたちの反応や、私自身の感想を入れるようにしています。
   結局、本の評価というものは、受け止める子どもが好きかどうかで単純に決まってしまうもので、それはそれで楽しいことだと思います。
   親としてはこういう本を好きになってほしいなぁなどと思うことがありますが、なかなか思惑通りにはいかないものです。

   最近大学の先生方が学生の言葉の貧困を嘆いていらっしゃるのを耳にします。言葉の基礎というのは、やはり本を通して得られるものだと思います。
   私は理数系は苦手としていましたが、それだって問題の意味を正しく理解できなければ試験でいい成績を収めることは難しいわけですから、やはり国語の能力が必要です。何よりも考えるということ自体が言葉が基礎になっているのですから、小さい頃から本に接するというのは大事なことだと思います。

   まあ、私もいろいろな理由をつけて子どもに本を読ませていますが、実は自分が本好きということです。