副題は、「わが子の心と体を守る賢い知恵と工夫」です。幼い子をもつ親で、これを読んで関心を示さない人は少ないんじゃないでしょうか。
私も新聞の書評で読んで、思わずインターネットで注文してしまいました。
子育ての中で、親が悩むことはつきませんが、その中でも食事のことは大きな悩みのひとつだと思います。長女のエミはとりわけ変わっていて、離乳食を卒業するようになると、食べないものだらけになりました。
「栄養バランスを考えたメニュー」を工夫しても、おかずはほとんど食べず、ごはんにソースをかけてそればかり食べていたこともありましたし、梅干に凝ったこともありました。
野菜はほとんど食べず、たまに、かぼちゃやさつまいもを口にする程度。味噌汁は、汁と麩だけを食べるといった調子でした。せめてもの栄養のたしにと、ごはん好きなのをいいことにお米は胚芽精米に。(ごはんが白く光るような白米に比べると、味は劣りますが、ほとんど研がなくていいと
いう点は、時間を惜しむ生活をしている母親にはありがたいところでした)
エミが1歳半の検診のとき、偏食がひどいと相談してみたら、食生活はお母さんの影響が大きいものですと言われ、空しい努力に対する理解もなかったのでがっかりした思い出があります。
それでも保育所の食事はなんとか食べていたのが救いでした。一日一食でもまともなものを食べて入れば、あとは食べられるものだけでいいかなと、あまり悩まないようにしました。不思議と子どもは、家では決して口にしないものでも、同じものを友達が食べるとなると、(もちろん保育士の方が促して下さることもありますが)なんとか食べるようです。集団生活のメリットですね。
エミも5歳になった今、少しずつ食べられるものは増えてきてはいます。ユカとケンはエミよりはレパートリーも多いですが、まだ似たようなレベルです。
もしかして子どもがあまりいろいろなものを食べたがらないのは、子どもなりの防衛本能なのじゃないかしらなんて思ってしまいますが、一体昔の子どもはどうだったのでしょう?確かに今ほど食べ物が豊かな時代なんて過去にそうあったわけではないので、比べようもないかもしれませんが…
この本の第3章は、「これでもう大丈夫・理想の食事56メニュー」で、4章目は、「簡単調理のテクニックと栄養満点のアイデア料理」です。(編集者が読者受けを狙ってつけたタイトルだとすれば、まさに狙いどおりの効果をあげているといえましょう)私も決心してこの通りの食卓にしようと一旦は思ったものですが、いざ実行するとなると、「いらない」「食べない」という子どもの顔が容易に想像できて、みるみるやる気がうせてしまいました。
でも、なんとかできるところから始めたいと思います。そして、もう少し子ども達が大きくなって、理屈が通じるようになったら56メニューも実現したいものです。
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