こんにちは、発行者のたの字です、ご購読有難うございます。
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+
フィンランド こぼれ話 第 16 回
-2003/2/20-
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+
「アキ・カウリスマキの映画が外国語映画賞にノミネート」
フィンランドの映画としてはじめて、アキ・カウリスマキの映画「過去のない
男(Mies vailla menneisyytta")」が今度のアカデミー賞にノミネートされ
た。アキはこの作品の脚本、監督、プロデュースをすべて手がけている。同じ
くノミネートされているのは、メキシコ、中国、ドイツ、オランダの作品で、
2002年度は、全54作品の中から選ばれている。昨年のカンヌグランプリ受賞に
続いて制覇か、と大きな期待が寄せられている。
この「過去のない男」は少々気分が滅入るが、最後は我々が生きる世界に希望
を与えるコメディとなっている。まっとうに生きる男性が、例え彼が全てを
失って、命さえ失いかけてからでもまだ可能性があるというもの。主演男優は
Markku Peltola、主演女優はお馴染みKati Outinen。
このニュースが流れた火曜日、アキは公的には住んでいるポルトガルの山奥
の”携帯電話の通じない場所”にいることになっている。アキは以前に、オス
カーについて「なるようにしかならない」とコメントしていたが、フィンラ
ンドの映画については、「出来る人たちがオスカーに関係なくとも(少なくと
もハリウッドの映画大量生産マシーンに匹敵するぐらいは)いい映画を作って
いる」と前から言っていただけに、いいきっかけとなるかもしれない。
(Helsingin Sanomat 2/12 (水) '03 KULTTUURI)
「若者にノキア信仰があるか」
ヘルシンギンサノマットが8年生と9年生(日本の中学2年、3年に該当)に調査し
た結果、次のことがわかった。
●回答したのはEspooのTapiola中学、HelsinkiのMaunula学校、Padasjokiの
Pappilanmaki学校、RovaniemiのOunasjoki中学とSineta学校。
●85人が回答。
●質問内容;携帯電話を持っていますか? 持っているなら幾つ目で、どこの
メーカーですか? 買い替えを考えていますか? 持っているメーカー以外で
どこのメーカーのがいいと思いますか? 買い換えるときの決め手はなんです
か?
●回答;96%が携帯電話を所有。そのうち66%が二台目、三台目であるとい
う。95%がノキアの携帯電話。73%が、ノキアが一番と考えており、18%は何
ともいえないと答えた。
調査によると、これら10代の2人に1人が携帯の買い替えを考えている。これ
らデータについて、ノキア・モバイルフォンのマーケティング部門トップであ
るPekka Rantalaは、「嬉しい結果ですが、サンプル数が少なすぎ。ブランド
愛着心はもう少し割合が大きい筈」という。
「我々の調査では、次の携帯もノキアにしたいという顧客のロイヤリティは
44%より大きい」HS(ヘルシンギンサノマット略)紙は85人から回答を得たが、
そのうち上記数字44%が次も同じブランドの携帯を買いたいと回答。そして56
%はたまにはメーカーを替えてみても
良い、と思っている。
ノキア社にとってこのブランドに対する愛着度は重要さを増している。世界
中でより多くの人が携帯電話を持っており、ノキアは世界一の市場を占めてい
る。従って、買い替え時にも顧客を逃さず、毎回ノキアの新しいモデルを買っ
てもらうのが理想だ。Rantala氏は自社調査での数字は挙げなかったが、これ
はノキアでは未青年に対する調査を別個には行っておらず、また携帯電話は未
青年者にはそのまま販売しない為である。ヘルシンキ大学の社会学部で調査を
するPasi Ma"enpa"a"氏はHS紙の調査を問題とはみなしていない。「サンプル
数は少ないけど、調査には色んな形があるし、またこうした調査で絶対的な回
答が出るわけではない」また彼には疑問がある。
「若者達はこれからのトレンドの象徴だろうか?ひょっとしたらこれまでの
考えがちょっと変わってきているのかもしれない」これは次のことを意味して
いる。絶対にノキアでなきゃ、という執着が薄れてきているという事だ。販売
数で見ると確かにそうかもしれない。幾つかの概算からすると、携帯電話購入
時にノキアを選ぶ比率は66-85%である。そして以前は、ノキア以外を買う客
というのは殆ど存在しなかった。
マエンパー氏は「他には特にノキア信仰の割合を低くするような要素は見ら
れない。普通はあるブランドが驚異的に強くなると敵対心が生まれてくるもの
だが、まだノキアに対しては存在しないようだ。」彼が言うのは例えばマイク
ロソフトに対する反感のようなものを意味する。
何故フィンランド人がノキアをヒーローとしてみるか?氏は「なぜなら、こ
の会社はフィンランドの会社として世界一の市場をもつまでに成長し、脱不況
を実現したからだ。そして、経済界に大きな希望を与えた。ノキアはこの中心
にいる」と理由付ける。
<続き記事>
「ノキアはマウヌラではマスト!」
「絶対ノキア!自動販売機だってノキアでなきゃジュース買えないんだから」
とマウヌラの共学校7年生Laura Ka"rka"s, Maria Aholainen,
Hanna
Ha"ma"la"inenは説明する。「現時点ではノキアはマスト・アイテム」と8年生
の男子は言う。殆どの生徒たちはノキアを持っている。ただ1人、Alarik
Rautialaだけがモトローラの携帯だ。「モトローラはなんか開発遅れてるし、
メニューも分かりにくい」という。Jupiter Vuorikoskiの最初の携帯はモト
ローラだった。「テキストメッセージもまともに送れないって分かった時はか
なり怒った。でも母親が秋に新しいノキアを買ったから古いノキアを貰ったん
だ」。「ノキアはシンプルでわかり易いし、これに慣れてる。それにサービス
も一番いい」とJupiter。Mariaは「エリクソンは着信音が悪いんじゃない?」
という。
「それにフィンランドのメーカーだしね」と9年生Katri
Takanenも言う。同
級生のLassiLaaksoは国外で作っている部分も有るんだよ、と訂正する。
大体12,13歳で子供たちは最初の携帯を手にする。月に20-40ユーロを普通は
親が払っている。生徒たちは節約の為に親と話したいときは2,3回だけ着信音
を鳴らして切り、親がかけ直す。こういう場合は会社が親の通話料を負担して
いる場合が多い。
マウヌラの生徒たちはゲームにはそれ程熱を上げていない。「バッテリーを
使い切らなきゃいけないときはゲームするかな」Alarik
Rautialaはいう。
カメラ付携帯にはあまり興奮しない。「あればSMSメッセージを送るとき、
画像付や音声付き送れるのもいいかもしれないけど...」Jupiterは思う。
Katriは、皆もそんなの持ってないのに要らない、と考えている。「画像の質
も悪そうじゃん?撮るならちゃんとしたカメラで撮るよ」とLassiも言う。
でも携帯無しの生活はもう考えられない。「便利だよね。親も今現在、私が
どこにいるか分かるし、デートや遊びの約束模するし、映画のチケットも買え
るし」携帯電話で一番大事なのはテキストメッセージ。誰かと友だち付合いを
はじめるのに一番手軽だ。「すぐに話したくないときとか、メッセージで言い
たい事をいえるんだ。誕生日おめでとうとかもね」メッセージなら送っても邪
魔にならないんだそうだ。
(HelsinginSanomat 2/7 '03 TALOUS D1)
++++++++++編集後記++++++++++++
如何でしたでしょうか。
オスカーにもノミネートですね!フィンランドの映画そのものをあまりご覧に
なる機会のない方にも、アカデミー賞授賞式の中でこの外国語映画賞の部分を
見るとアキカウリスマキの映画ってこんなのか!とイメージが湧くかもしれま
せん。東京渋谷のユーロスペースで3月から既に公開が決まっているようです
が、あそこは小さ目ですし、これを機会にもっと全国的にまわって欲しいです
ね。無理でしょうか、、、マイナーだし、、。私も以前なら「フィンランドの
誰、そ
れ?」で終わっていたかもしれません。去年の"ノーマンズランド"も見ずに終
わりましたし。
私もノキアです。3310というそろそろ古くなってきたモデルですがデザインが
気に入っています。デザインは英国ノキアにチームがいるんですけどね。(前
PENという雑誌でもそれを見たような)2年使っていますが、バッテリーをリチ
ウムのに替えたところで、まだ使うつもりです。日本のより重いんですけど
ね。カメラ付きの携帯はやっとで回り始めた頃ですが、まだそこまでして買う
人はあまりいないかな、、ノキア勤務の人に見せてもらって、息子の写真を撮っ
てもらったんですが、そう画質も悪くはなかったですよ。日本は2000年秋でし
たか、カメラ付きのJ-phoneのが出たのは。2年遅れですね。
家探しが引き続き難航しております。先週10軒目にして、おおこれは!と思う
素晴らしい家をみたのですが、何しろ高い。田舎ですし、ヘルシンキなら同条
件で倍はするでしょう。でもこっちの生活費や物価で考えると高い、、、しか
も
バリバリ働けるならともかく、私は給料なんてすずめの涙で、夫のすねかじり
状態、小さな子供もいてこれからまた次の子供も欲しいとなると、、、ああ宝
くじに当らないかなと非現実的なことを考えずにいられません。
勿論楽してお金は稼げませんが、欲しい家を買うなら数年は厳しい財政状態を
想定しないといけないかな、と考えています。今回の家は見送るでしょうが、
だめでもともと、と覚悟してまずフィン語をもっと頑張って一年後にはフリー
ランサー形式にするか(そして節税対策)そうするとどんな登録名にするか、
はまだいいにしても営業活動をどうするか、この田舎で市場があるか、子ども
を半日でも預けるならどこにするかとかまた悩みは増えますが、家族もちの人
なら同じ様な状況の人が結構いるだろうと思います。頑張りましょうね〜〜!
では、今日はこの辺で失礼します。
*************************************************************
発行者:たの字
ご意見・ご感想: tanoji0718@yahoo.co.jp
website:http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Brown/8207/
-----------------------------------------------------------
[まぐまぐ]の配信システムを利用しています。
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000088040.htm
から。
------------------------------------------------------------
本メールマガジンの無断転載を禁じます。(C) Copyright 2002-2003
************************************************************