こんにちは、発行者のたの字です、ご購読有難うございます。
先週またも発行できず,済みませんでした。
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+
フィンランド こぼれ話 第 22 回
-2003/4/16-
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+
「料理の鉄人、フィンランドでも放映」
-日本の料理番組が面白い-
ケーブルテレビの一局で日本の料理番組、いわばKokkiSota(注:"コック戦
争"という番組があり、2人のシェフが決められた安い材料費で買ってきた
もので時間内に何品、どういうものが作れるかを競う)の日本版というもの
が人気を呼んでいる。かなり高額な食材を使い、テツジン・シェフが挑戦
を受けて闘う。緊張感漂い、実況も面白い。ただし、テツジンが大体勝ち、
いかにもなアメリカ英語の吹替えがややわざとらしい。
(概訳 GLORIA Maaliskuu 2003)
「アンネリ・ヤッテーンマキ、首相への道」
Keskusta(中央)党の党首ヤーッテンマキが女性初の首相への道を一歩踏み
出す。3月半ばの総選挙で勝利したにも関わらず、各党の思惑がもつれ、
憲法にもいついつまでに内閣発足、という正確な機嫌が無く、選挙戦から
のしがらみで流れがこじれ、おのおの顔つき合わせて数週間、SDPとKesku
sta,そしてRKP(スウェーデン国民党)を組み合わせた内閣に落ち着いた。
前者2党から大多数の大臣、RKPから2人大臣を出す見込み。現首相のリッ
ポネンには大蔵大臣のポストが提示されたが、ヤーッテーンマキとは組め
ないと踏んだ彼は、SDP党首としては残留するものの,大臣職を蹴った。党
支持者の間では不満が大きい。いまや野党となったKokoomusのヴィッレ・
イタラ党首は、「こんなに早く合意するとは思わなかったね」とある意味驚い
ていたが、この内閣が4年無事に継続するか、という質問に関して「ここ最近で
初めて、4年の任期を全うしない内閣になるんじゃないか」と厳しい意見。
また、元ミスフィンランドのタンヤ・カルペラは文化大臣へ就任。外務大臣、
法務大臣は前内閣から継続だが、他にも若年層,女性を養殖に任命し、早くも
耳目を集めている。街頭インタビューで『大統領,首相共に女性という事をど
う思うか』と聞かれた70台と思われる男性は、「うーん、奇妙だねぇ、でも人
間なんにでも慣れるもんだよ」と卓越したコメント。女性は大方好意的。ただ
し、「男性・女性ではなく仕事をちゃんとする人」というのがみなの望んでい
る首相像である事は確かだ。
(YLE 20:30ニュース 4/7-15 2003)
「2003年ミカエル・アグリコラ賞にカイ・ニエミネン氏」
この度、在ヘルシンキの詩人そして翻訳家のNieminen氏(52歳)により翻訳され
た山頭火の作品が今年度の文学界のミカエル・アグリコラ賞受賞に決定。彼は
この副賞として5050ユーロの小切手を授与された。受賞対象作品は、上記に加
え英語詩作品の訳も含まれる。日本の詩人、山頭火(1882-1940)の一連の詩作
の翻訳である。
ー真実についての描写 日本の1900年代の詩を翻訳ー
日本の1900年代の詩は外国では詩の愛好家にしか知られていない。それがこの
度時期を同じくして2冊の翻訳が出版される。
上記のNieminenによる山頭火の翻訳「Vastapa"a"ta"
kapakka」 245ページ、
20ユーロ及び、Miika Po"lkki氏訳の石川啄木「Syo"ta"via"
runoja」183ペー
ジ、19ユーロである。記事には山頭火及び啄木の詩の翻訳も一部紹介され、室
町時代からの連歌の形式などが説明されている。Miika
Po"lkkiの翻訳は私が
読んだ所、敬服に値するレベルである。両方とも、一冊で読んでも楽しめる
が、両方読み比べてみるとより100年前の当時を想像し、読み解くのに役立つ
であろう。
文責 Rein Raud (ヘルシンキ大学日本語・文化学教授)
(HELSINGIN SANOMAT 4/10 2003 pp.C6 KULTTUURI)
「IKEAタンペレとトゥルクにも進出」
スウェーデン系の家具会社イケアがフィンランドで大幅に出店攻
勢をかけている。5月にはVantaaに大型店舗を出し、4年以内にタ
ンペレとトゥルクにも出店予定。同社マーケティング担当による
と、フィンランド人は年間収入の4.5%を家具の購入等に当ててい
るという。これは欧州標準からはやや低め。たとえば本国スウェ
ーデンでは、家具購入費は出費の中でより大きな割合を占める。
ただし、イケア社はフィンランドにおける進出については慎重だ
ったとも言える。1996年にEspooに初の店舗を出し、Vantaaはや
っと二店目にあたる。このEspooへの出店もかなり時間が掛かった。
ちなみにVantaaの店舗はEspooよりかなり大きめになる。Espoo店
が18000?なのに対し、Vantaa店は25000?。
これによりイケア社は、首都圏における市場占有率を現行9%か
ら20%へと上げていきたい考え。
(Satakunnan Kansa 4/6 2003 p.8)
++++++++++編集後記++++++++++++
如何でしたでしょうか。
日本の詩の訳についての記事ですが、Kai Nieminen氏は確かヘルシンキ中心地
に東アジア文学の古本屋を営んでいたと思います。
日本語学友会にも在籍されているようです。(お店に学友会のパンフレットか
何かを見た記憶があります)白髪でおひげも長い一度見たら忘れられない風貌
です。啄木の訳をしたMiikaさんは一度お会いした事が有ります。1,2ヶ月前同
新聞に割と大きな記事でも取り上げられたいましたが、10数年京都に親御さん
の仕事の都合で住んでいて、日本語は、わたしよりお若いですが日本人のわた
しが恥かしくなるぐらいお上手です。通訳・翻訳をされていますが今年日本に
留学されるとの事。お会いしたのは昨年、新座市の合唱団がポリのフォーク
フェスティバルに来た時、通訳として同行されていました。うちの息子の
Kummiseta"(ゴッドファーザー)は、彼の兄貴分?ともいうこれまた日本関係の
通訳をしているカリコスキさんです。ご出張でフィンランドにいらっしゃる方
,是非ご依頼ください(笑)この方、日,英,フィンOKです。西部フィンランドに
いらっしゃる際は私にご用命くださっても結構です。(ちょっとだけ自己ア
ピール)ただし日英しかまだ通訳の仕事としてはできません!観光ガイドなら
可能です。
家具について、、
IKEA,実はわたし行った事が無いんです。なのでとやかく言えませんが、地方
からはEspooにバスツアーで行く人が多いとか。
夢はArtekの家具をふんだんに買ってしまうことですが、無理です。ランプ一
つで6万円ぐらいだったか,それだけの価値はあるんですが、まだ自分たちには
勿体無い、という気持ちです。
読者の方からご質問を頂きました。
牛蒡に関する研究をなさっている方で、フィンランドでも牛蒡を食するのかど
うか、と言うことですが、こちらでも大きめのスーパーなら似たようなものを
売っています。普通mustajuuri(musta=黒 juuri=根)という名前で、日本の牛
蒡より短め、キンピラにするとちょっと歯ごたえが頼りないかな、という感じ
です。灰汁はかなりきつく、手がべとべとになります。あまりフィンランド人
は買わないようで、レジでいつも「まぁ,私これ買ったことないけど、どう料
理するの?」と他の人に聞かれたりします。(大根も同じ)ラップランド
で食されるかどうかをこの方はお知りになりたいそうですが、どなたかご存知
でしょうか? 今度博識の先生に聞いてきます。暫くお待ちくださいませ。
---
スペインのバレンシアに出張・奥さんつき(旦那つきもいました)は、疲れ
が溜まっていたにも関わらず、往路の飛行機でつい気分がハイになってワ
インの小瓶一本をあけて気分が悪くなり、生まれて初めて飛行機備え付け
の紙袋のお世話になりました。空港に付いてすぐバスでホテルまで運ばれ
たのでその中でも使って合計4枚、、反省です。消化剤を飲んで何とかし
のぎました。
自由時間は着いてすぐ、午後に付いたので思い切りシエスタにひっかかり
殆どの店はクローズ。土産を物色する時間も無くなり、夕方からのパーテ
ィの為シャワーと支度でもう夜でした。2泊3日の間に両日とも夜はレセプ
ションとイベント、2日目はグレードの高い商品のイメージプロモーション
で、古城にてディナー、これは真夜中過ぎまでかかりましたが楽しめました。
なんといっても一年前の同じ様なポルトガルへの旅行と比べてフィンラン
ド語の理解力が少しは上がったのと、顔見知りもいたからだと思います。
シンガポール人の奥さんを連れてきていた人がいて、私は仲間が出来てと
ても嬉しかったです。外交的な人でカルチャーショックとかホームシック
の心配は無さそうでした。彼女も今おめでたのよう。
いやぁしかし、去年奥さん連れできていた一人が、今年は違う女性と。。。
離婚率の高さを垣間見たような気がしました。まわりにも離婚歴ある人とい
っしょになっている人が同じ町の友達だけで3人います。
友達が直接の原因を作ったのではありませんが、子連れだったりすると気
苦労も経済的な苦労も並たいていではないと思いますが、皆何とかやって
います。偉いなぁ、、自分の子どもでさえ育てるのは大変だと感じるのに、
時々にしても会う義務があるひとさまの子どもはもっと難しいでしょう。
話がずれました。
給料計算が終わって、支払はどうするかということで、やっぱりうちは家族が
中小企業の経営者で税務署チェックが厳しいから、たとえ税金がっぽり取られ
てもいいからまともに給料としてくださいな、と言ったらば、、雇用者さまは
おっしゃいました。『これかなり官僚主義で時間も掛かりすぎてめんどくさい
から、将来的にうちの会社は普通のサラリーとして支払う方法止めようと思っ
ている、、』と。なんですと!ではBusinessNameを登録するか(またはもっと
面倒に株式会社)レシートをかき集めて経費支払にしてもらうしかないのです
か?旦那は『なんで給料貰うだけなのにこんなに面倒くさいんだ!』と自分も
新しいプロジェクトの事だけでも頭が一杯なのでわたしの為に時間を割く余裕
が無さそうな様子。
物事、忙しい時に重なって起こります。まあどうせ顧客が支払ってくるのが
一ヶ月以上かかるようなのでじっくり取り組みます。
それにしても、中小企業はこの経費タイプ支払いを結構やっているようなんで
すが、本当なんでしょうか?こればかりで給料を貰うと、税務署に報告する時
収入が0になってそれはそれで困る事になるのですが。なのでメインはサラ
リーとしてもらいたいと思っています。本当に使った郵送費とか仕事の為に買
う本やソフトウェア等は両親の仮借なしにもらえますが、、。
日本料理コース一回目はうまくいきました。みんなポジティブに「こんなおい
しいと思わなかった!」(みんなじゃないけど大多数)と言ってくれました。
でも天ぷらは結構面倒なのでそういう意味では選択ミスでした。今週は照り焼
きをして、人数は減ったものの成功でした。
さて、まだ続きます。
ー我が家のビッグニュースー
どうやら家探しも終りに近づきました。先週水曜に見た家で月曜に購入契約書
にサインしました。
今まで賃貸にしか住んだ事がないので、初めてのことに私はかなり興奮してい
ます。今夜は夫婦で「住いローン17年計画おめでとう!」ディナーです。(息
子はおばあちゃんの所へ2,3時間)
先方は、夫婦の離婚で急に手放さざるを得ないようで、実際の適正価格よりす
こし安めでした。気にする人はこうした家を敬遠するかもしれないですがうち
はしない事にして、というわけでまたばたばたしそうです。早速今住んでいる
所の見積もりを別の不動産屋に頼み、今日午後に事務所社員全員がどういう物
件か見に来ました。昨日既に一家族が中を見にきました。この不動産会社が
フィンランドで一番大きい系列で、車がオレンジ色のHuoneistokeskusという
会社。なので、車がうちのそばに止まると近所の人にも「ああお引越しなの
ね」とすぐばれるというかいいお知らせ代わりになるという訳です。逆にひっ
そりと売りたい人は、社用車で来ないでもらうように
するとか。
ちなみに、ヘルシンキ辺りでは、家を売るとき、ケーキなどを焼いておくとい
い匂いがして物件も売れ易いというジンクスもあるとか。こちらはどうでしょ
うか。
炊き立てのご飯の匂いはちょっと独特なので、人が見に来たいという時はご飯
を炊かないようにしておこうと思います。
今の住居を何回も見せたり(その度に片付け,掃除,家から離れておく)5月半ば
から引越しを始めますので,しばらくメールマガジンが遅れがちになるかもし
れません。どうか広い心でお待ちくださいね。
では、今日はこの辺で失礼致します。