こんにちは、発行者のたの字です、まだご購読してくださって有難うございま
す。また半年以上の間が空いてしまいました、、すみません。まぐまぐから、
2月初めまでに発行しないと停止しちゃうぞ、と連絡がありましたので重い腰
をやっとこさあげました。
2004年はあっという間に終り、年末は津波の被害で世界中が揺れましたね。皆
さんやお知り合いの方はご無事でしたか?私は少しずつですが、買物に行った
時などに寄付箱にその時々財布にある小銭や小さなお札を寄付してせめての足
しに、としていますが、それ以上の援助はしていません。この地域の復興はこ
れから長期計画でしょうから、また折に触れてできることで協力したいとは
思っています。フィンランドでは、タイに観光に行く人がかなり多いので、タ
イにばかりニュースのスポットがあてられていたようですが(それに対して批
判も)、日本では如何でしたか?この地方でも、タイ人の奥さんがいるフィン
ランド人結構増えてますから、そういう人達に地元紙はインタビューしたりし
ていましたけれども、、。周りを見てもインドネシアやスリランカの人は殆ど
皆無です。直行便が無いのもあるでしょうが。

さて、それでも地球は周り、一日一日が過ぎていきます。健康に感謝しなが
ら、久しぶりの発行をしたいと思います。

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+
         フィンランド こぼれ話      第 34回   -2005/1/24-
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+
この記事は1954年生まれのエスポー在住の人にスポットを当て、彼の両親の世
代と今の世代の生活の違いについて書かれたものですが、ページ横に統計をわ
かりやすく書いた小さな枠があったので抜粋しました。

「生活と健康」
ーフィンランドの1950年代と比較した現代ー
●1950年代、フィンランド人は約410万人。現在は約520万人。
●1950年代の寿命は男性63歳、女性70歳。現在はそれぞれ75歳、81歳。
●1950年代に愛国心上昇。1952年に最後の戦争補償金支払が完了。アルミ・
クーセラ(Armi Kuusela)がミス・ユニバーサムに選ばれる。また、ヘルシンキ
オリンピック開催。
●厚生分野にて達成されたものは、Lapsilisa"(児童手当。3―18歳に達するま
で支給)、国民健康保険改正、手ごろな治療費、無料学校給食。
●1950年には、一キロのコーヒーは工場労働者給与で6時間労働を必要とし
た。今では一時間の労働で3キロのコーヒーが購入可能。
●同様に、新しいラジオ一台購入には1950年当時、3―5週間の労働時間が必要
だったが、今ではCDプレーヤー付デッキに工場労働者が5時間も働けば買える値
段。
●1950年代の典型的職業は林業関係、現在では様々なサービス業、店舗、そし
て産業労働が典型的である。

更に記事より抜粋
1950年代はフィンランドが復興に大きく前進した時代でもある。それまでは
まだ結核等も多かったが、今では全く違った深刻なストレス、糖尿病、アレ
ルギーと言った病症が幅を利かせている。1950年代までは女性たちは電気や
水道がまだ完備されていなかったので、飲み水や家事に使う水を運ぶのに何
時間も費やし、朝から晩まで重労働は有り余るほどあった。全家庭の4分の1
にしか水道/下水道も整備されていなかった。この頃、自由時間という考えは
まだ無かった。余暇といえば、家族、親戚の間で何かにつけて訪問しあう事、
村のよろずやで買物途中に近所の人たちとおしゃべりする事、父親
と息子達は森の中をスキーで滑り、奥さん達は近場のミシン・サークル(縫い
物をする)で、店では話し足り無かった噂話に花を咲かせた。洗濯機と冷蔵庫
のある家庭は憧れ。この当時アメリカには既に登場していたクレジットカー
ドはまだフィンランドにはないが、アメリカン・スタイルのバーは勿論あっ
た。母親が家族のセーターやソックス、手袋などを毛糸から編むのが普通だっ
た。50年代に児童手当=お母さんのお小遣い(給料とも)が開始され、銀行は
一生懸命男達に「妻たちをお金の使いみちを考えられるよう教育する事」
と宣伝した。そして「若者」というカテゴリーが生まれる。彼らは夜になると
仲間同士で集い、ダンスに行き、そして「趣味」をもつことが一般的になって
きた。...
現在50歳になったマウリ・ナルキニエミ(Mauri Narkiniemi)はIT系人材派遣
会社を経営し、エスポー市に在住。社員は自分を除く13名。年商は約200万
ユーロ(約2億5千万円).妻とは頻繁にゴルフに行くし、ジムにも通う。スペイ
ンに別荘を持っており、年に数回はゴルフがてら訪れる。子供たちは22歳の
ユッカがヘルシンキ大学、20歳のパウラはヘルシンキ商科大学に在籍。子供
たちもゴルフをする。冬にはラップランドにあるサッラ山に休暇に行く。そ
こには彼の会社所有のコテージがある。....もし彼が50年前に放り出されたら
何をしていたと思う?−−多分機械にまみれて何かやっていたんじゃないだろ
うか。鍛冶屋になっていたかも知れないなぁ。(以上抜粋)
(HelsinginSanomat  1/17 (月) pp.D)


++++++++++編集後記++++++++++++
如何でしたでしょうか。

(ここからは昨年10月に書いたものです)
毎日の子供の外遊び支度が面倒な半年間が始まりました。(ひじまで有る防水
手袋、手袋が外れにくくなるようにつけるクリップ、ソックスは時に毛糸のも
合せると二重履き、顔だけ出るマスク、吸水性のいい下着、股引きみたいな長
パンツ、更に普通のズボン、その上にハーラリと呼ばれるツナギタイプのス
キー服のような防寒服、毛糸又は耳の隠れる帽子、、、)←これらを気温に合
せて脱がせたり着せたりを繰り返すわけです。双子や三つ子じゃなくて良か
った、、、1人でも面倒に感じる時もままあります。来年の3月頃に航一がお
兄ちゃんになる予定なのですが、まだ5ヶ月もあるので長く感じます。二人目
と言う事で少しは精神的に慣れているかも、と期待しています。
また前回通ったママさんヨガも始めました。でもゆっくり静かな動作をするの
はいいんですが安定期なので物足りなさも。前回航一を妊娠中は、ヨガの後
は良く寝られたものですが、今じゃヨガから戻ったら父と子が夜のオートミ
ールを食べ終わり、お風呂から出るか出ないかの大騒ぎの最中で私もすぐ手
伝いに入らないといけないので、リラックスした雰囲気は長続きしません。
現実に引き戻される感じです。夜中も航一が自分の部屋から私たちの部屋に
「アイティ〜〜〜!(お母さ〜ん)」
と叫びながらパタパタ走ってきて同じベッドで途中から寝るので数回は起こ
されます。そうなんです、航一は私のことは普段フィンランド語で「お母さ
ん」を意味するA"itiと呼びます。そのほうが廻りも皆分かるからでしょう
ね。
お母さんは、やっとこの一週間ぐらいで「オ(は)ーサン」と訛って呼んでくれ
るようになりました。オハヨウやお休みも今まで手を振ってバイバイだったの
が、口でも言うようになってきました。2歳半を前にしてやっとか、、と嬉し
い限りです。
文章はまだまだ短いのしかいえません。それに比べると、一歳過ぎの近所の女
の子が「お母さん、上で旗が風ではためいているよ(フィン人なのでフィン語
での文章)」等と言ったと聞くと、本当に子供の発達ってそれぞれ差が出てく
るもんだなぁと感心します。うちの子は割と歩くのも喋るのものんびり、みた
いですね。大人になったら誰もそんな事気付かないだろうから構いません。
それより今のこの片言混じり、日フィン語交じりの喋り方が色々とかわいい
ので毎日楽しんでいます。

さて、フィンランドでは外国人でも同じ地方自治体区に2年以上住むと、地方
自治体選挙の選挙権がもらえます。私は3年半なので、今回初めてフィンラン
ドで投票と言うものをやってきました。ちなみに全国一斉に地方選挙が有りま
す。どこを見ても選挙の張り紙や候補者の広告があります。先にあった国会議
員の選挙にももれ、EU議員にもなれなかった人がまたまたがんばって立候補し
ていたりして、顔も段々覚えてくるものです。投票方法自体は、日本の「この
日にこの場所に朝何時から夕方何時までに行く事」みたいなのに比べると、そ
りゃもうやりやすいのなんの!大型スーパー、郵便局、図書館等の人の集まり
安い、行き易い場所で本投票日(10月24日)の前に、事前投票(10月13−19日)が
出来ます。私の場合は歩いて4分の所にある小学校で投票する予定だったので
すが、もう候補を絞っていたので、夫と一緒に図書館で投票してきました。ま
ず、投票権があることを証明する事前に郵送される紙を見せ、同時に身分証明
書を見せ、投票用紙を貰い、番号を書きに板張りなどのコーナーに行きます。
周りからは見えないように離れて配置されています。コーナーの中には、候補
者の名前と番号が各政党ごとに全部リストに書かれていて、張り出されたリス
トから選べばいいわけです。白い紙の中央に大きなマルが書かれており、その
中に「番号のみ」書きます。でないと無効票。それを書いた番号が見えないよ
うに折り、係員の所に持って行くと、封筒をくれ、その中に投票用紙を入
れ、”自分で”封をします。更に事前に郵送されている用紙の所定の場所にサ
インをし、投票用紙が入った封筒とこの紙を係員が更に別の封筒に入れ、封を
して完了。
ポリでは、120票も有れば当選するとの事でした。やはり前職や知名度の高い
人が当選する率は高いそう。ちなみに、地方自治体議員と言うのはフルタイム
の仕事ではなく、議会があるときに自分の仕事を抜けて?(時間を空けて)出席
するという形のようで、夫の職場でも当選すれば仕事を抜ける事が出てくる
為、立候補して差支えないかどうか、部下が一応許可を求めに来たとか。知合
いも5,6人立候補してました。外国人の友人知人も3人出ていて、(しかも全部
違う政党)かなり迷いました。面白いのは、フィンランドの選挙では、
Vaalikone(直訳;選挙マシン)というのがあり、インターネット上で、20問程
度の環境や教育、政治等に関する質問に答えると、自分と意見が最も近かった
候補を選び出してくれると言うシステム。ただし全部の候補者はその質問に解
答していないので、精度はいまいちですが、、、よく言われるのが、これをや
ってみても、近かった候補者がトップ5人全部違う政党だったりします。じゃ
あ政党間の差はなんなんだ!ということに落ち着くようで、、、若者の投票
率が低いのも日本と同じですね。地方選挙は更に普通の国会議員の選挙など
に比べると低いようです。年齢が上がれば上がるほど投票率も上がります。
考える時間もたっぷり有るという事でしょうか、、、

私はといえば、恥ずかしながら投票なんて久しぶりで、緊張しました。実はま
だ日本の選挙に投票する為の在外選挙登録をしていないのです。参議院選挙も
、誰に投票していいか分からず(ニュースをしっかり分析してないからです
ね)大使館に選挙登録をせずに終わったのでした。でもまたいつか日本に住
む事もあるだろうし、ちゃんと世情を追っていないとダメですね。次は投票
するぞ!また4年後でしょうか、解散が無ければ、、、。

(ここから2005年1月22日現在の後書きです)
もうすぐ臨月なのでおなかもせり出してきました。今月末から正式には産休に
入ります。予定日は3月6日ですが、さて今回は早まるか遅れるか、、、
フィンランドの産休は、予定日5週間前に始まります。 (双子や三つ子などの
多胎だと早産も多いのでもう少し早まる)知人にも2月末予定日の人がいたり
で、産科で会うかもね〜と冗談混じりに行っています。秋から特に忙しかった
のでそろそろ休みたい気もしますが、生まれてしまうとまた数ヶ月何も手につ
かない時期が続くと考えると、今まだおなかにいて両手が自由なうちにできる
だけの事をして置くべきか、とも思えて心は安らぎませんねぇ。前からやって
いた文化紹介の方はもう大体慣れてきましたが2月の半ばまで予約がまだ数件
入っているので、特に一回は朝9時から6時間(日本の服飾文化をデザイナコー
スの学生に、折り紙をアートコースの生徒に、日本料理を料理コースの生徒
達に、特別学級の生徒にお箸まつわる話や実際に箸を使う遊びなど)休憩も無
しで喋りづめ立ちづめの日が入っていてちょっと心配です。しかもその学校ま
で行くのに車で往復2時間かかりそう。PCの前に何時間もすわり詰めよりはま
しかもしれません。来月半ばからは出産準備等で航一の昔の服をまだ洗濯機
で60度の温水で洗い、アイロンがけ、新しく注文したマタニティ・パッケー
ジの服やタオル、シーツ類も同じ様に洗濯、アイロンして準備したり、生ま
れたら美容院なんていっていられないので(今でも年4回ぐらいですが)今のう
ちに行っておいて、といった雑用を済ませておきたいなぁ、なんて願ってい
ますが、仕事が来たら優先でやっちゃうんだろうなぁ。
産休に入ってからの仕事などをするのは別に違法ではなくてただ別の
申請を再度しなければならないのが面倒です。
3月からは、夫がいっしょに会社をやってくれるので(家族企業のほうはフルタ
イムではなくて、役員待遇にかわる)私の産休中夫がお仕事受注したり振り分
けたりペーパーワークしたりすると思われます。5月に面白そうなお仕事の
依頼が有ったんですが、女性通訳が希望と言う事でうちの旦那ではだめでした。
お菓子に関する通訳だったので受けられなくて残念です。ああ美味しそ
うな仕事だったのに、、。
夏にはヘルシンキで世界陸上が開催されます。そして次は日本で世界陸上開催
です。8月で、これも開催期間が長いので、乳飲み子を抱えている
私には応募できず、、。どうしてこういう時ばっかり、、、とも思いますが、
仕事は後でもできる、と割り切らないとだめですね。

メールマガジンですが、ちょっと方式を変えようか、今検討中です。できれば
2月にまた発行したいと思います。どんな内容が読みたいか、ご希望テーマを
送ってくださいますか? 分野によっては定期発行で有料マガジンのスタート
も考えています。例えばフィンランド語レッスンとか、、
今回も長いのに読んでくださった方がた、解除せずにいてくださった方々、
有難うございました。

では今日はこの辺で失礼します。

たの字 こと セルボ貴子 拝

*************************************************************
発行者:たの字 tanoji0718@yahoo.co.jp
http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Brown/8207/
過去マガジンも上記サイトから↑
セルボ貴子 
Wa Connection代表       www.wa-connection.net
-----------------------------------------------------------
[まぐまぐ]の配信システムを利用しています。
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000088040.htm から。
------------------------------------------------------------
本メールマガジンの無断転載を禁じます。(C) Copyright 2002-2005
************************************************************