もうすぐおかーさん
鼻からスイカ、てなによ


眠れないとか言いつつも結局は眠ってしまって、朝の5時に看護婦さんに起こされました。
錠剤を1時間ごとにもってきてくれました。
9時から陣痛部屋に移動。
おなかにモニターを巻きつけ、点滴を打ち、いよいよお産です。
朝になっても子宮口は目標値4cmに到達しておらず、相変わらず入ったままです。
11時ごろ、母と夫が到着。
このころからだんだん腰のあたりが痛くなり始めました。
生理痛のような感じです。
定期的に内診。風船はいつのまにか外れていたらしく、取り除かれました。
とにかく、痛い。腰骨がくだけるんじゃないのか?というくらい痛いです。
昔、腹痛を起こして意識をなくしたことがあるけれど、なんであの程度で意識をなくしたのか、 当時の私に問いたい。
こんなに痛いのになんで気絶しないのでしょう。痛みに麻痺しているのか、だんだん痛みが強く強くなってくるのに、 不思議に意識がはっきりとありました。

「あとどれくらいしたら出てくるん?もういやや。もうやめたい。」

と泣き言を言う私に、

「しゃべれるうちはまだまだよ。窓のサンが見えなくなるくらい痛くなるんだから」

と鬼のようなことを母は言うし、陣痛のまっさかりに内診されるし、酸素吸え、とか言って邪魔くさいマスクを 当てられるし、もう自分の体は一体どうなるんだろう、どうなってんだろう、と いったいいつ終わるのか?それよりも何よりも、今日空振りだったら月曜にやり直し。それはもっといやや。。。 もう絶望しておりました。
そうこうしているうちに破水。
分娩室に移動です。おおお、やっと出せる、はよ出したい、とにかく早く終わりたい。ところで分娩室って どこなんやろう。

「じゃあ、お産に入ります。分娩室、隣なんで歩いていってください」

「歩くんですか?」

「歩くとでてきやすくなるから」

早く終わらせてくれるならなんでもします。歩きます。歩きますとも。
ベッドから降りた瞬間、陣痛がやってきて座り込んでしまいましたが、 結局歩いて行きました。

人間、やればできる。

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