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高校生になりました。入学式の時家族全員で喜び、姉はいじめられないようにとかわいく髪の毛を結ってあげました。この日の出来事を香織がメモをしていたので新聞に投稿しました。
すると、新聞に掲載されました。香織の文はあたたかく人を惹きつける魅力があるように思います。親バカですかね(笑)その時の文です。
高校生活は数人ですが、友達も出来ました。しかしみんな遠くから来ているので遊ぶ事があまりできません。たまに電車に乗って待ち合わせをして出かけますが、大変です。
電車の時刻、乗り場など細かく書いたメモを持たせ、出かけさせます。失敗もたくさんありますが携帯電話を持たせているので困った時は電話をかけてきます。ITの力は障害者に役に立つものです。
最近では国境は越えないので、どんどん外に出させています。
高校でも演劇の同好会に入りました。その同好会を通じて親友と呼べるような友達ができました。あだ名も付け、本当に楽しそうでした。彼女との共通点もあり、気取らず付き合えるお友達でした。彼女は香織と一緒で痙攣の病気を持っていました。(香織は小学校に入り、発作もなく薬は飲んでいませんでした。中学に入ると頭痛を訴える為、薬をまた飲んでいます。発作はおきていません)
そんな所がお互いに惹かれたのでしょう。親同士も大変仲良くなり、お互いの家を行き来するようになりました。私の家には彼女の下着、薬、などがありよく泊まってもらいました。二人を見ていると、何だか欲が無い所や幼い所、そんな所を見ているとホッとした気持ちになります。
同好会の練習も二人で一生懸命参加していました。普通の高校生と変わらず、プリクラをとったり、カラオケに行ったりしていました。親も大変喜んでいました。
そんなある日信じられない出来事が起こりました。
突然大きな発作で彼女が危篤との知らせを受け、急いで会いに行きました。信じられませんでした。
香織は泣くばっかりでした。それから1週間ほどで彼女は天国に逝ってしまいました。お母様からの依頼で弔辞を読ませていただきました。香織らしい弔辞でした。
しばらく香織は落ち込んでいましたが、児童相談所の先生(困った時はいつも先生です。)、同好会の先生、保健室の先生の配慮で少しずつ元気になっていきました。今でもずっと香織の心の中に彼女は生きています。私達家族も彼女の出会いと別れは衝撃的な出来事です。最期に彼女と一緒に見たテレビ映画「オリバーツイスト」でした。今、考えると決して欲を張らず、一生懸命に素直に生きる主人公の場面が印象的です。
彼女が何か訴えているのかもしれません。
これから香織も成長し、社会にでていく日が来ると思いますが、彼女なりに気取らず一生懸命頑張って欲しいと思います。私の子育てはまだまだ終っていませんが、楽しく家族で見守っていきたいと思います。
最後に友人の力は何よりも大切ですね。