| 病院へ行って来た。 俺は1人で行くつもりだったが 嫁が俺を心配して 俺の両親を付き添いとして呼んでくれていた。 八事日赤は大きい病院だから、かなりの時間待たされた。 「そんなことあるか」 と、俺を励ましてくれた。 診察室へ呼ばれた。レントゲンをもう一度撮る。 俺が一通りの検査を終えて診察室へ入ると、 医者の説明が始まった。 「沢村さん、肺ガンです。大細胞癌というもので、ステージはかなり進んでいます。」 こいつ、、何を平然と話してるんだ? オヤジの方を振り向くと視線が下を向いていた。 検査入院の日にちを聞いて愕然とした。 |
||||||
![]() |
||||||
|
結局、検査入院は20日に決まる。 診察室から出るとやっぱりそこにお袋の姿はなかった。 でも何を考えてたのか覚えていない。 家には、嫁が帰って来ていた。 オヤジも帰り、嫁が部屋に入ってきた。自然と泣けてきた。こいつの前で涙を見せるのはこれで2回目だな。前は、、俺に優しさをくれた時だった。そんな昔の事を、こんな時思い出すのか。 「結果、聞いただろ。」 後はただ泣くだけだった。そんな泣いてる嫁に俺は優しくは出来なかった。 「泣きたいのは俺の方だっ!」 声を荒げた・・・ 「私がソーちゃんを治すから」 出来るはずないことを口走る。 「医者もお手上げだぞ?出来るかっ。」 泣きながら、随分酷い事を言ってしまった。 |
||||||
![]() |
||||||