甲州弁講座 基本編
■甲州弁文法上の特色
名詞 / 代名詞 / 動詞 / 形容詞 / 形容動詞 / 助動詞1 / 助動詞2 / 副詞 / 接頭語・接尾語
助詞1 / 助詞2 / 助詞3 / 助詞4 / 感動詞
助動詞2 〜甲州弁文法上の特色〜
◇「ら」は動詞、形容詞の終止形につきますが、助動詞「れる」「られる」
(受身、尊敬、可能)、「せる」させる」(使役) 「です」(丁寧な断定)、
「やす」(丁寧)「ん」(打消し)「めえ」(推量)「てえ」(希望)の終止形にもつきます
<「ずら」よりも(当然〜だろう)という強い推量の意>
| *わかるだろう | ⇒ | わかるら | |
| *知っているだろう | ⇒ | しってるら |
◇「ずら」は動詞、助動詞の連体形、名詞、代名詞、副詞などにつきます。
| 現在の推量 | *するだろう ⇒するずら | *遊ぶだろう ⇒あそぶずら | |
| 過去の推量 | *しただろう ⇒したずら | *遊んだだろ う⇒あそんだずら |
◇「つら」は動詞、形容詞、形容動詞の連用形につき、過去の事実の
推量を表わします。
| *しただろう | ⇒ | やっつら | |
| *帰っただろ う | ⇒ | けえっつら |
◎断定の助動詞には「だ」「じゃん」を使います。
「だ」は「どお」になることが多いです。
| 強い断定 | したのだから ⇒しただから、しとおだから | |
| 出ているのだ ⇒でてるだから | ||
| あるのだ⇒あるだから | ||
| 直接前の語に続く | *だけれど⇒だけ んど | |
| *したのだけれど⇒しただけんど | ||
| ※ (けんど)は(けれど)の変化した形 |
◎意志・推量を表わす助動詞「べえ」。
※主に郡内地方で使われています。
| *そっちに行こう | ⇒ | ほっちいいくべえ | |
| *雪が降るだろうよ | ⇒ | ゆきんふるだんべえよ |
<動詞の終止形に付く場合もあります。>
| *帰るとしよう | ⇒ | けえるとしべえ | |
| *早く起きよう | ⇒ | はやくおきべえ |








