子供が欲しい


子供が欲しい!
私よりも強く望んだのは夫だったと思う。
私も漠然と「やっぱり子ども産んでみたいなぁ」くらいには思っていた。
でも、いざとなると失うものが多いような気がして、いまいち積極的になれないでいた。
・・・とはいえ、自分が本当に妊娠できるのかどうかもわからない。
会社員時代はメチャメチャな毎日を送っていたし、何よりも今まで妊娠した事がない。欲しいと思ってすぐに授かるものでもないだろうし。。。

話を戻そう。「失うもの」
夫婦二人の気ままな時間。自分の自由な時間。旅行に行きたいところもたくさんある。
新しいBarや、レストランもどんどんできてるし。
それに体型もくずれるんだよね・・・。イヤ、これ以上崩れようもないか・・・。イヤイヤでも・・・。
妊娠する事でいろんな事ができなくなる・・・。
「子どもが授かる」イコール「我慢」 「諦め」 そんな感じを拭い去れないでいた。

子どもは嫌いではなかった。
甥っ子ができてから子どもの可愛さに目覚めた、という方が適切かな。
それに女に生まれたんだから、妊娠・出産という大事業を経験したいという気持ちもあったし
明治生まれの夫の祖父や私の祖母にひ孫を見せたい気持ちもあった。
何より、夫が「子供が欲しいよ〜。いつになったらいいの?」と私達の子供を望んだ。

私は結婚前からずっと「一瞬でも迷った子供は産んではいけない」と思っていた。
それは迷ったら安易に堕胎する・・・という意味ではなく
100%望んだ状態で子供を授からなければならない、という事。
少しでも迷いの気持ちがあると子供に失礼なような気がしていたから。
ずっと「迷う」ような事にならないように心がけてきた。
だから、妊娠する事でいろんなものを失うような気がしている時に
気持ちの準備が整う前に、子供ができるような事をかるはずみにしてはいけないと思っていた。

ところが、そのうち妊婦雑誌にやたら目が行くようになり「私も妊婦になりたいなぁ」と思うようになった。
何がきっかけかはわからないけど、ホントにそう思うようになり、実際友人たちにも
「そろそろ子供欲しいなぁ。そんで本屋さんで、た○ごくらぶ買うんだー♪」などと言っていた。

・・・嗚呼しかしその前に。やらねばいけない事が・・・。
禁煙!!
夫は吸わないが私は喫煙者だった。
何をするにも「これ一本吸ってから」の人だった。
目覚めに一本。テレビを見ながら一本。掃除の合間に一本。
雑誌を読みながら・・・食事後に・・・、コーヒーのみながら・・・と
何をするにもまずタバコ。
はぁ・・・でもやめなきゃ!

その頃1日に1箱弱吸っていたけど、きっぱりやめるぞーーー!と
決心し実行するまでにも何日かを必要とし、
「これが最後・・・」を何度か繰り返し
未練がましく禁煙生活をスタートさせたのでした。