++++++:あっちゃん+++++:
at 2002 08/20 16:25
小学校3〜4年の時の親友。
あっちゃんは、畳屋さんの上の部屋に住んでいた。
当時はあまり、気にせず仲良しだったが
今思い浮かべると、あっちゃんは
ちょっと色黒だったけど
色っぽい女の子だった。
人の事が無関心の私は
友達の家の事情なんて気にもしなかったから
たぶんだけど・・・・
あっちゃんにはお父さんが居なかったと思う。
あっちゃんとあっちゃんのお母さんは
とっても仲が良くて友達みたいだった様に覚えてる。
とても狭いお部屋であっちゃん家族が住んでいた。
そこに電子オルガンがあったのだけはしっかり記憶に残っている。
なぜなら、あっちゃんはピアノが大好きだった。
そのオルガンは小さな窓から見えていた。
他の友達どうしで『何が一番欲しい?』って
質問したら、
私を含めあっちゃん意外の子は
モンチッチが欲しいとか
リカちゃんハウスが欲しいとか言っていた。
あっちゃんだけは違った。
『ピアノが欲しい・・・』
彼女はお金をがんばって貯めていた。
この頃は百円もっているだけで
気が大きくなる年頃だった。
千円持っていたらお金持ち!って感じ。
ピアノなんて買えっこない!って言うのが
正直な感想だった。
ある日、あっちゃんと銭湯に行った。
2時間もの間、銭湯で遊び、いろんな事を話した。
あっちゃんの好きな人の話をしてたら
なんと私の好きな人と同じマコト君だった。
だからと言って取り合うような事も
知らない年齢の私たちは、
同じ宝物を見つけた様で嬉しかった。
一緒にそろばん塾に通ったり
下の畳やさんで遊んだり、
とっっても楽しかった。
そんな時、学校に行ったら
マコト君が
「○根(←あっちゃんの名字)の好きなん
俺やって〜!!」
って言い回してた。
ビックリしてあっちゃんを見ると
普通にしてた。
次の日からあっちゃんが
学校に来なくなった。
引っ越してしまった。
誰に、何も言わずに
引っ越ししてしまった。
どこに行ったのかも分からなかった。
あっちゃん家に行ったけど
小さな窓からあのオルガンの影が消えていた。
その一年後、
私もあっちゃんと同じ様に引っ越しすることになった。
あっちゃんと同じ様にマコト君に告白しよ〜か?迷ったが・・・・
そんな勇気がなかった。
改めてあっちゃんの勇気の凄さを実感した。
あ〜・・・今頃、どうしてるかな〜?
同じ人を初恋に持つあっちゃん。
元気かな?