工務店とは

僕は工務店で、建てましたので、割り引いて読んでください。
工務店で建てる魅力は、やっぱり“つくり手の顔がみえる”ことだとおもいます。また、本物(あえて本物とします)の木の家が建てたいとおもったら、ハウスメーカーではなく、木の家にこだわった工務店に依頼するしかないように感じます。

木にこだわった工務店は、木材を産地から直接仕入れ、流通コストを抑制しています。産地と直接つながっている工務店は、木材の安全性の面でも有利です。誰がどこでどのように育てた木材なのかがわかり、実務面でも、精神的にも安心できます。施主は、山の木が自分の家に使われていることを実感することで、自然の恩恵を考えることができるのだとおもいます。

自然素材にこだわった工務店では、木、土、紙を使うのが基本です。防腐防蟻処理はせず、塗装はなるべく最小限に、接着剤も極力避けます。昔から使われてきた、いわゆる自然素材は、環境、健康、安全、耐久性を兼ね備えた、自然の理にかなった、これまた5000年以上にわたり厳選されてきたものだと考えます。素材を理解して、適所に使用できるのも、自然素材にこだわった工務店でないとむずかしいとおもいます。

施主の立場にたった家づくりの実践をやりやすいのも、工務店だとおもいます。これは、ハウスメーカーでも、設計事務所でも当然できますが、ベストは、住まい手と作り手が直接はなしができることだとおもいます。お互いが、お互いの考え方を理解し、施主と作り手が目指す家が合致することが重要だとおもいます。

工務店にとっては、非常に厳しい環境であることは間違いありません。しかし、個人の住宅へのニーズが、どんどん多様化する中で、上記で書いたような、工務店に対するニーズが今後ますます増えていくのは、間違いないと感じております。そういうことができる、地域工務店は、今後、住宅業界の真ん中に位置するようになるのではないでしょうか。