なんか思いついたことを書き綴ってみました。
お暇でしたら読んでみて下さい。

駄文・雑文
山の町の幌車(ロードスター)
ボクは、ロードスターのローディー。
大きな山のふもとのまちにすんでいます。

大きな山のまわりはひろいジャガイモばたけ。
はたけのあいだのいっぽんみちをきょうもげんきにはしります。

ローディーをうんてんするおじさんは、
ちいさなちいさな、がっこうのせんせい。
まいにちローディーにのってがっこうへ行いきます。

がっこうへいくとこどもたちがやってきて、
「せんせい、かっこいいくるまだね」
「やねがあくんだね、すごいな」

ローディーはちょっとしたにんきもの。
目を上げて、みんなにおはようのあいさつをします。



今日もいつものように、はたけのあいだのいっぽんみちを走っていると、
キツネのこどもがとびだしてきました。

「あっあぶない!」
ローディーは、はっとしながらとまりました。

「キツネくん、そんなにあわてて、どうしたんだい?」
ローデーは、キツネのこにききました。

「ごめんなさい。」
「ボクのなまえは、キタキツネのジャック。」
「お兄ちゃんのジョーが、たいへんなんだ!」
いきをはあはあきらせながらキツネのこがいいました。

「ジョーがどうしたんだい?」
ローディーは、ジャックにききました。

「みずうみのさかなにちょっかいをだしていたら、みずうみにおっこちゃったんだ。」
「だからいま、かあさんをよびにいこうとおもって」
ジャックは目になみだがあふれてくるのをがまんしながらこたえました。

「ジャックは、おかあさんをよびにいって、ボクはみずうみにいってみるよ」
ローディーはそういうと、みずうみのほうへはしりだしました。



「たすけて!」
みずうみにつくとかすかにこえがきこえます。

まわりをよくみわたすとみずうみのきしちかくでなにかがうごいています。

おじさんが、ローディーからとびおりて、みずうみにはいっていきました。

「あわてないで、キツネくん、そっと、たちあがってごらん」
ローディーがみずうみのきしからやさしくいいました。

そのこえをきいたジョーは、しずかにゆっくりたちあがります。

するとどうでしょう、水は、ほんのひざたけぐらいのふかさで、
おぼれていたはずのジョーはちゃんとたてています。

「あっ、なんだ、あしがつくところじゃない」
ジョーは、てれくさくなってにがわらいをしました。

ローディーもおじさんもいっしょになってわらいました。



ジャックがおかあさんキツネといっしょにやってきました。

ジョーは、たすけてもらったことをおかあさんキツネにはなしました。

「どうもありがとうございます。おかげでたすかりました。」

ジョーとジャックとおかあさんキツネはおれいをいいました。

三びきは、そういうと、そろってもりへかえろうとしました。

「ジョー、ジャック、よかったらボクにのらないかい?」
ローディーは、そういいながらめをパチクリさせました。
おじさんはドアをあけ、二ひきをよこにのせました。



まっしろなジャガイモのはながさくみちをかぜをきってはしります。

「はやいね、おにいちゃん」
ジャックが大きな声でジョーにいいました。

「うん、かぜがとってもいいきもちだよ」
ジョーもかぜをうけながらおおきなこえでさけびます。

二ひきのキツネは、うれしくなって
大きな声で、「コーン」となきました。

大きな山のまちにもうすぐなつがやってきます。

青いそらにしろいくもがぽっかり、うかんでいました。

おしまい

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BlueSnow
「8時に迎えに行くよ。」
「少し、暖かい格好をしてきてくれないか?」
ボクはそういって、電話を切った。
ロードスターで、彼女との待ち合わせ場所に着く。
彼女を助手席に乗せ、首都高に乗った。
「どこへいくの?」
彼女は不安そうな声でボクに聞いてきた。
「北海道」
ボクは短くそう答えた。
2005年も残すところ数時間となった。
FMからは、今年を象徴したような曲が流れてきていた。

駐c発、札幌行きの最終便にボク達は乗り込んだ。
「・・・・飛行時間は、1時間15分です。」
そんな機内アナウンスが聞こえた頃、
「北海道へ何しに行くの?」
再び彼女が聞いてきた。
「君に見せたいものがあるんだ」
なんかもったい付けているような言い方で、
ボクは彼女にそう答えた。
彼女もボクの態度にあきれてしまったようで、
膝掛けを少し上まで引き上げて
ボクに背を向けて窓の方を見ていた。

千歳空港に着くと、予約しておいた4DW車に乗り込んだ。

彼女が今度は少し怒った顔で、
「本当に、どこへ行くつもりなの?」
とボクに聞いてきた。
「ニセコへ向かおうと思っている。」
またボクは一言そう答えた。
「こんな時間から?」
「今日でなければ、見ることが出来ないような気がするんだ。」
ボクは秘めている言葉の一端を少しだけ彼女に見せるように答えた。
「あなたの行動は、いつも突然なのね。」
彼女も何かを察してくれたように穏やかな声でそう答えた。
「ごめん」
ボクはそういって、車の運転に集中した。
峠に入ると圧雪、アイスバーンになっていた。
4WD車は、ボクのロードスターのような軽い走りではないが、
安定した走行で二人を運んでくれる。
FM放送から“今年最後の曲です”
そう言って、スローなバラードが流れてきた。
隣に座っていた彼女は、いつの間にかうっすらと寝息を立てていた。
「ごめん、やっと付いたよ」
目的地について、彼女を起こした。
時計の針は、12時を少し回っていた。

ヘッドライトの明かりが、青白く光り輝いている雪の回廊を映し出している。
「えっ?こんな雪、初めて見るわ」
彼女はそう言うとドアを開け雪の壁に向かい歩いていった。
「何、この雪、フワフワで・・・」
ボクは、彼女の雪のついた手を“ふぅ〜”と吹いた。
「そして凄く軽いわ」
彼女はこの壁に魅入られたように、目を輝かせながらそう言った。

「これは、BlueSnowって言って、
パウダースノーよりもさらに細かい雪なんだよ。」
「気温や湿度などの条件が整わない限り、
北海道でもなかなか見ることが出来ないんだ。」
「昨日のニセコはとても寒くて、でも雪が降っている
と言うことらしかったから、見ることが出来るだろうと思って」
ボクは、これまで貯めていた言葉を一気にはき出すように話した。
彼女はボクの話を優しい目で聞いてくれた。

「こんなステキな場所に連れてきてくれてありがとう」
彼女はそう言うとボクの頬にキスをしてくれた。

「新年おめでとう」
「そしてこれからも、ずっと宜しく」
そう言ってボクは、彼女に小さな箱を渡し、彼女にそっと、コートを掛けた。
山の町の幌車(ローディー海へ行く)
ボクは、ロードスターのローディー。
大きな山のふもとのまちにすんでいます。

大きな山のまわりはせのたかいトウモロコシばたけ。
はたけのあいだのいっぽんみちをきょうもげんきにはしります。

ローディーをうんてんするおじさんは、
ちいさなちいさな、がっこうのせんせい。
まいにちローディーにのってがっこうへ行いきます。

がっこうへいくとこどもたちがやってきて、
「せんせい、ローディーげんき?」
「おめめがパチクリ、かわいいよね」

ローディーはちょっとしたにんきもの。
ブルルと、みんなにこんにちはのあいさつをします。

きょうは、ローディーとおじさんは、
うみのまちにやってきました。

うみのまちはかぜがよくふくまちです。
でんきをつくるおおきなふうしゃが
はねをゆっくりゆっくりまわしています。

カモメたちは、そのかぜにのって、
うみとあおいそらとのあいだをスイスイとんでいきます。

一わのカモメが
「やぁ、ローディーげんきかい」
とあいさつにきてくれました。
「やぁ、マック、きみもげんきかい」
ローディーも、めをパチクリさせてあいさつしましす。

そこへ、べつのカモメがふらふらしながらとんできました。
そして、ローディーの前でころがるようにとまりました。
「どうしたんだい、ジョニー」
ローディーは、ジョニーにききました。

「大きなふうしゃのまわっているようすをみていたら、
目がまわっちゃったんだよ」
ローディーとマックは顔をみあわせておおごえでわらいました。
「そんなにわらうなよぉ」
ジョニーが、ぷぅっておこってしまったので、
「ごめん、ごめん、ジョニー」
と、ローディーとマックはあやまりました。

ローディーとマックとジョニーがはなしをしていると、
海の上から、大きなはいいろのくもがもくもくと
こちらにむかって近づいてきました。

そらが、すぅーっとくらくなったとたん、
おおつぶの雨がざぁーっとふってきました。

ローディーのおじさんは、
おおいそぎで、ほろをしめました
二わのカモメたちも、いそいで木の下にひなんしました。

雨はどんどん強くなり、
かぜもふいてきました。
かみなりもなりはじめ、ローディーとカモメたちは、
木の下で雨がやむのをじっとまちました。

「ばばばばぁ〜ん」
突然大きな音とともに、すぐ近くの木がたおれてきました。
かみなりがおちたのです。
たおれた木の近くに、ちいさなリスの子がふるえながらたおれていました。
ジョニーは、ぬれるのもかまわずリスの子をたすけにとびだします。
マックもそれに続いて飛び出しました。

ジョニーはリスの子に近づくと、
「ボクのせなかにのって」
と、リスの子にいいました。
「あしにえだがぶっかってきて、いたくてたてないの」
リスの子は、なきだしてしまいました。
すると、マックがリスの子をくちばしでひょいとつまみ、
ジョニーのせなかにのせました。

二わのカモメがすぅーとローディーのところにもどってきました。
ローディーのおじさんがリスの子のきずのてあてをしてあげました。

リスの子は、いたみがおさまると、
「みなさん、どうもありがとう」
といってかえっていきました。

いつのまにか雨がやんでいました。
風もいつものようにゆるやかにふいています。

くものあいだから太陽がかおをのぞかせます。

海のうえに、おおきなにじがかかりました。

ローディーのおじさんがほろをあげました。

たいようの日ざしが目にまぶしくかがやきます。

ローディーとおじさんは、山のまちにむかって
はしりだしました。
「さよならローディー」
マックとジョニーがおみおくりをしてくれました。
「さよなら、マック、ジョニー」
ローディーがめをパチクリさせました。

山のまちも暑い夏になりました。

ひまわりの花が空にむかって大きなはなを広げています。

おしまい