Rukaは未成年?!

ディスカバーアメリカを、上から順に読んだ人には、もうおわかりのように、
“薬”の話にしても、“下着”にしても、どうも Ruka は
ここアメリカでは子供のような感じだ。

年が開け、ついに2000年という新しい年がやって来た。

Ruka がアメリカに来てからというもの、何かと慌ただしい日々が続き、
ゆっくりとダーリンと二人で飲みに出かけるということもなかった...。
一月も末に近づいたある日の夜、アメリカに来て初めて二人で外に
一杯飲みに行こう!ということになった。

ビリヤードも出来る、カジュアルだけどちょっとお洒落なバーへ行った。

「わ〜い。外でお酒を飲むなんて何ヶ月ぶりだろー!何を飲もうかな〜〜。
やっぱりまずはビールってとこかなぁ...」

と、Ruka の頭の中はオーダーするお酒の種類のことでいっぱいだった。
入ってすぐに、カウンターの中の女性が素敵な笑顔で話しかけてきた。

「Hi! How are you tonight?!」

う〜ん、好感度もバッチリ。いい雰囲気のお店だ〜〜。
「Good, how are you?」


と、お決まりのあいさつも、とりあえずとどこおりなく交わし終えた...。
二人でビールをたのもう!とダーリンと決め、いざ彼が注文をする時がきた。
すると、その愛想のいい女性がニッコリと笑って Rukaに一言。

「IDを見せてもらえますか??」

...。
Ruka は心の中でつぶやいていた。

『日本人は若く見られるのはわかってるけど、20歳そこそこならともかく、
Ruka はもう少しで30歳になるんだよ!!
おいおい!いくら何でも未成年には見えないだろ〜が!』

と...。
そして、ちょっとムッとはしたがIDを見せた。

『ほら、ごらん!!立派な成人よ。』と自慢気に...。
その女性は、そんな私の気持ちも知らず、その後も絶えず笑顔を
絶やさなかったが...。

ダーリンは、Ruka が少々この年齢に関することにムッとし始めている
ことに気付いていた。
少し前には、近所の女性にも年齢を言うまで、ずっと17歳くらいに
見られていたこともあったから...。
若く見られて嬉しいというのにも、少し限度がある。
実際の年齢より、3〜5歳の間くらいで若く見られるなら、なんか
素直に喜べるけど、10歳以上も若く見られるってのは、あまりにも
幼稚に見えるのか、なんだか不思議になってくる...。

この夜も、ダーリンはそんな Rukaの気持ちを察してくれていた。
彼の表情をチラッと見ただけで分かった。嬉しかった。
そして、そのダーリンの優しさは次の言葉として出た。

「僕のIDも見せましょうか?」
...。
しかし、その彼女は言った。
「いいえ、あなたのはいいわ。どうしても見せたいのなら別ですけど。」と。

ダーリンは、ちょっとガッカリしていた。
でもこれが彼の優しさなんだ〜。
ムッとしていた Rukaもちょっと吹き出してしまった...。
その後は、彼のお陰で楽しくお酒を飲むことが出来た。

今、私の頭にあることは...。

私があと10歳、年を重ねたらどうなってるのか??という事。
40歳近くになっても、27歳くらいに見られるのかな?
ちょっと興味が出てきているところです。




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