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数字に弱い アメリカに来てから時々目にする光景で、いつもいつも イライラしていた事がある。 日本は(確か)小学校二年生にもなると「九九」という ものを暗記させられるけど、アメリカには存在しないらしい。 だから必然的に暗算ってことにどうも弱い気がする。 私が短大の頃に、ダーリンの家に遊びに行った時に ダーリンが何かの試験を受けるとかで、数学の問題も 解いていたことがあったんだ。 結構時間をかけてやってるから、よっぽど難しいんだろう... と思って見せてもらったら、公式に当てはめるとすぐに 頭の中でも暗算して答えを出せるような物だった。 特に紙に書き取ることもせずに、答えを書いていく私を 特別なものでも見るような目でみんなが見たのを覚えている。 アメリカに来てもうすぐ3年になるけど、こっちでは 逆に私が、彼らを見て首をかしげたくなるような事がある。 スーパーのようなレジがある場合は、お釣の金額が きちんと表示されるから、彼らはその額を払うだけでいいから 特に問題はないんだけどね...。 野外で行われるフェスティバルなんかの時によく見るのだ。 たとえば今年のトマトフェスティバルでの事。 ダーリンにブレスレットを買ってあげた時のことなんだ。 税金も入れて、33.60ドルくらいかかった。 面倒だからと私は40ドル出してお釣をもらうことにした。 その時点で、私はもう「6.40¢のお釣か...」と 暗算というまでのこともなく、頭の中で思って待っていた。 ところが、こっちの人はそういうやり方をしない人が多い。 「はい、まずは40¢ね〜、これで34ドルと...。」と 言いながら40¢を先に渡す。 そして続いて1ドル紙幣を一枚ずつ返して 「で、35、36、37...はい40ドルね」と足し算をしていくのだ。 これがどうも慣れないし、その前にすごくイライラする。 『何でいちいち足してくの?さっさと6.40ドルまとめてちょうだいよ』 といつもいつも私は心の中でつぶやくんだ。 この話をすると、ダーリンは日本の算数の教え方について知ってるから よく私の気持ちは分かってくれるけど、そういうダーリンも 二桁の足し算とかでも暗算でやらずに、よく紙に書いてる事がある。 ダーリンの下の子は小学校五年生だけど、どんな事を勉強しているのか 算数のプリントを見たことがあるけど、85かける20などの ような問題をまだやっていた...。 最近ではアメリカでも日本のそろばんを取り入れたりしてるところも あるみたいだけど、なんかちょっとかわいそうな気持ちにさえなる。 |