★Love Storys★


★卒業できない私★

久しぶりの同窓会。。。

卒業式に告白してフラれた事がトラウマとなっていた私。

始まって1時間を過ぎた頃私はトイレに立った。
トイレを出ると廊下に彼の姿があった。

(心臓が止まりそう・・・)

話しかけられるのが恐くて小走りで戻ろうとした瞬間

「久しぶりぃ元気?」
懐かしい直人の声。

「うん。。。」
(早くこの場から逃げたい。)

私は無理に笑顔を作って見せすぐに席に戻った。

私が座っていた席に違う子が座っていた。

仕方なく空いてる席に。

少ししてからなんと私の右隣に直人が!

私は背中に直人を感じながら左隣の子と必死に喋った。

ふいに私のグラスにビールを注ぐ音がした。

「あっ・・・ありがと。」

直人だった!

私のグラスを持つ手が思わず震えだした。

「大丈夫か?お前手震えてんぞ。(笑)もう酔ってんのか?」

(全く誰のせいだと思ってるのよ・・・)

私はちょっと苦笑いしてごまかした。

直人は3年前のあの時の事など全く覚えてないかのように普通だった。
なんだか無性に悔しさが込み上げてきた。

(でも帰りたくないな・・・)

散々迷った末に二次会のカラオケBOXにも行った。
直人と一緒に居たい気持ちの方が勝ってしまったのだ。

誰が何を歌ったかなんて全然耳に入ってこなかった。

(結局直人とろくに話せなかったな・・・)

みんなは三次会の話で盛り上がっている。

(私はこれで帰ろう。)
これ以上居たら心臓がもたない。

直人に気づかれない様に側に居た子にだけ帰る事を告げ駅に向かって歩き出す。

しばらく歩いた所で後ろから直人が追いかけてきた。

「どしたの?お前次行かないの?」

「うん。明日も早いし。」
(ほんとは仕事も予定もないけど・・・)

「俺も、明日も仕事なんだ。駅まで一緒にいこ。」

(ハァ・・・駅までの辛抱かぁ・・・)

「ごめんな。あの時は。」

突然直人が切り出した。

「あの時ってどの時?」

「俺さぁ、あの時いきたかった大学落ちて何も考えられなかったからさぁ。」

「もういいってば。」
全然平気を装った。

「あれから凄く後悔したんだぁ。日が経つにつれてお前の事ずっと忘れられなくてさ。
でもふっちゃったからもうどうにも出来ないと思って諦めたんだ。」
直人の口から信じられない言葉がこぼれた。

(私に魅力がないからだとずっとひきずってた・・・)

「お前綺麗になったなぁ。今彼氏いるんだろ?」

「ううん」

「ほんとかよ!?」

「ほんとだよ。私に彼氏なんて出来る訳ないでしょ!」

「じゃぁ。もう一回卒業式のやり直ししようぜ。」

「えっ!?」

「今度は俺から言うよ。俺ずっとお前の事ばっか考えてたんだぁ。
俺の彼女になってくれないか?」

一瞬頭がぼーっとして時が止まった。

「・・・えっ・・・」

「俺じゃだめかな?」

私は黙って直人の胸に飛び込んだ。

直人も黙って私を強く抱きしめた。

「ほんとは私あの日から直人の事卒業できてないの。私も直人が好き。」

直人の顔が近づく・・・

「じゃぁずっと俺から卒業すんなよ。」

直人のおでこが私のおでこにくっついた。

うなずくと同時に二人の唇が触れた。
そのまま更に強く抱きしめられ唇はぴったりと重なった。

その瞬間、堅く閉ざされていた私の心の扉の開く音がした。。。




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