幸福/憂うつ
幼かったころ・・・・成功とは幸福を意味すると思っていた。わたしは間違っていた。幸福とは、
つかの間、姿を見せて喜ばしてくれるけれど、すぐにひらりと飛び去っていくチョウのようなもの なのだ。
---アンナ・パブロバ
幸福と憂うつとに違いはありません。どちらも同じプロセスをたどるからです。違うのは内容
だけで、両方とも訪れては去っていきます。主な違いは、わたしたちの「対し方」にあります。
わたしたちはいつも幸福を探しています。幸福がこちらに来るのに気づくと、「ああ、ここに来
て、あなたが見えるわ。いつも一緒にいてちょうだい」と、わたしたちはいいます。
幸福は笑って答えます。「よし、彼女にはわたしが見えたな。もう去ってもいいだろう」そういっ
て幸福は去っていきます。
憂うつがやってくるのに気づくと、わたしたちはこう言います。「あっちへ行ってよ。あなたにな
んかに来て欲しくない。そばに来ないで」
すると、憂うつがため息をついていいます。「まだ同じことをいってるのね。わたしの話を聞い
て教訓を学んでもらうためには、わたしももっともっと大きくならなきゃいけないようだ」
そして憂うつはわたしたちの肩をたたき、「こっちだ、こっちだよ!」とわたしたちが注意を向
けるまで言うのです。それから去っていきます。
幸福にも憂うつにも、わたしたちに教えることがあります。どちらも訪れては去っていきます。
どちらも戻ってきます。違うのは、両方から学ぼうとする私たちの反応と受け入れ方です。
わたしの幸福は贈り物。わたしの憂うつも贈り物。どちらもわたしの人生のチョウのよ
うなもの。
「つい頑張りすぎる女性のための本・アン・ウィルソン・シェフ著」より
管理人のコメント
私の悩みは宝物に似ている。
何を悩みとし、それを大きいと感じるか、小さいと感じるか、そこからなにを学ぶのか、
そのあたりが、宝物と似ている。
|