● ● ● ● ● ● ●建築工法、設計について● ● ● ● ● ● ●

1・木造軸組み工法(在来工法)
昔から日本ではこの工法が一般に使われていたんですけど、日本の気候風土には最も適した工法ですね。昔の人の知恵はすごいっ!窓の上には庇を深く取り、雨の日でも窓を空けて風を通せる・・そうです、」この工法は如何に風を通すかもポイント!それと、壁で構成する2×4等と異なって、この工法は柱と梁で構成する為、間取りの自由度も高いです。その代わりひとつ間違えると、構造的に弱い建物になってしまう・・きちんとした設計で建てれば、結構なかなか強くてよい建物になります。

<あてはまる住宅メーカー>住友林業、東日本ハウス、日本電建、(旧)殖産住宅、アイフルホーム一条工務店、大和団地、高杉建設(キーイングホーム)、その他工務店等。

2・木造枠組み工法(2×4)
元々、北米の方の建築工法。点と軸で支える在来工法と比べてこの工法は壁(面)で支える工法です。機密性が高く、ペアガラスや2重サッシを使うと、高気密で高断熱の家になります。壁で支える工法の為に、大きな窓を多くとって壁面を少なくすると弱い建物になっちゃうので注意しましょう。これもきちんとした設計で望めば、ごっつ強い建物になります。反面、湿気の少ない地方で生まれた工法の為、湿気の多い日本ではその気密性が仇となり、カビやダニの原因になります。そうです、在来工法が風を通す工法なら、2×4は風を通さない工法なんです。日本でこれを建てるなら北海道が一番いいのかも??

<あてはまる住宅メーカー>三井ホーム、スミリンツーバイフォー、東急ホーム、住友不動産ホーム、太平住宅、その他工務店等。

3・軽量鉄骨工法(プレハブ)
一般にプレハブ工法といわれ、日本の大手ハウスメーカーの先駆けが取り入れた工法です。軽量で、バランスがよく、木の様な性質のばらつきがないので、仕上がりは均一性に富みます。また、シロアリの心配も少ないといわれています(本とはそんな事ないけど・・)。湿気の多い日本では鉄は錆びるのでは・・と言われますが、どのメーカーもよく研究していて、鉄骨には焼き付け塗装を施して、錆びにくくしています。ただ、それでも湿気は一番怖いのかして、カタログには『湿気』と言う文字が沢山出てきてます。外と中の温度差で、鉄骨に水滴が付き、鉄を腐らせなくても、その周りの木材や断熱材を湿らし、カビダニの原因になります。この工法も設計を間違えると弱い建物になりかねないので注意しましょう!
1番のメリットは、やはり、仕上がりが均一な為、出来上がりを想像しやすいってとこです。

<あてはまる住宅メーカー>積水ハウス、大和ハウス、パナホーム、などなど・・

4・重量鉄骨工法
一般的にビルや工場、大きな倉庫などに使われる工法。住居としては一般にはあまり使われていない。一部プレハブメーカーで採用しているが、大体、一戸建ては木質系。、マンションとかはRC(鉄筋コンクリート)と言うのが、一般的。耐久性は高いが、お値段の方もやっぱり高くなる。

<あてはまる住宅メーカー>へーベルハウス、その他工務店、ゼネコン。

5・コンクリートパネル工法
コンクリートのパネルを壁や床材として組み立てていき、箱を作ってします工法。鉄筋コンクリート工法が現場で施工されて、コンクリートの乾かす期間も必要なのに比べて、鉄筋コンクリートの性質をキープしつつ、積み木のように組み立てて、工期を短縮する工法。強度や遮音性に富みます。それと、パネル工法ゆえ、2×4と同じくプランの自由度は低いのも特徴です。

<あてはまる住宅メーカー>大成パルコン等。

6・軽量鉄骨ユニット工法
あらかじめ、工場で軽量鉄骨の6畳の部屋や、8畳の部屋、お風呂やトイレ、廊下などを作っておき、現場では、それらを積み木のように組み立てるだけ・・なので、工期が90日くらいとすごく早い!当然変形した間取りなど、出来なくて自由度は低いです。建物自体の強度は普通の軽量鉄骨よりも強くて、いいのですが、反面、ユニットとユニットのつなぎ目は壁の厚みが倍になります。2・3ユニットとか、5・4ユニットとか、そんな感じでユニットは企画が決まっているみたいですね。

<あてはまる住宅メーカー>セキスイハイム、トヨタホーム等。

7・木造枠組みユニット工法
これも上と同じ、あらかじめ、工場で2×4の6畳の部屋や、8畳の部屋、お風呂やトイレ、廊下などを作っておき、現場では、それらを積み木のように組み立てるだけ・・やっぱり完成はすごく早い!やっぱり間取りなど、自由度は低いです。そんでもってやっぱり、ユニットとユニットのつなぎ目は壁の厚みが倍になります。2×4の特性の気密性は継承されていますし、強度もあります。

<あてはまる住宅メーカー>セキスイツーユーホーム

8・木質パネル工法
この工法は、従来の木造軸組み工法と同じ様に、『柱と梁』で構成され、筋交いなどの変わりに断熱材を構造パネルでサンドイッチしたパネルを柱と柱の間にはめ込む工法。木造軸組みのプランの自由度と2×4の気密性と断熱性との『ええとこ取り』工法。やはり日本列島で言う所の『北の方』で建てるのに最適かも・・っと言うのが僕の見解。三重県の尾鷲みたいな所では不向きかも?そんな場合は庇をふか〜く取りましょう!

<あてはまる住宅メーカー>ミサワホーム、トステムスーパーウォール、他。

9・その他構造について・・
構造は、最終的にどの工法で建てても、強度的には問題ないです。但し、きちんとした建築基準と、バランスを保ってでの事・・どんな素晴らしい工法でも設計が悪ければ、掘っ立て小屋と同じ。その地域の気候や、建てたい家のイメージ、間取りに適合するか?に合わせて工法は選んで行くべきですね。すごく雪が積もる所で、よく空気が通る、庇の深い、土壁の日本建築はちょっと・・ですし、(やはり2×4系?)逆に、温帯で湿気の多い地域で機密性の高い2×4は不健康(カビ、ダニ)で、締め切る意味がない。いくら空気循環システムを入れても同じ・・第一、建て方で屋根が一番最後に出来るのですから、もともと雨の少ない地域の建物なんですね。2世帯で資金的に余裕があるなら、プライバシー上にも登記関係上にも鉄筋コンクリートで建てるのもいいでしょうし・・安心してください、今の日本で『弱い工法』はありません(公庫が定める中で)。地域の気候や目的、イメージや間取りに一番合う建て方を選んでください。

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