あるママさんからの質問


とあるネットでお知り合いになった、うーたんさんからの疑問、です。
赤ちゃんの中から自然に出てくる「食べたい」という欲求を、
ヒトという生物として見たときに、西原式では、どういう解釈をするのか
という事を、知りたいのだそうです。
ところが、私はあまり気にしていなかったのか、
答える事が出来ません…。
なので、博士が何とおっしゃっているのか、
ご自分ではどう解釈されているのか、をどうぞ教えていただきたいのです。
お返事は、「子育て掲示板」にお願いいたします。
                                      てら



   西原先生の話はおおむね納得できるのですが、
   どうしても強い違和感を覚えるところがあります。
   それは離乳食をあげはじめるタイミングです

   最近になって、赤ちゃんの腸のしくみなどいろいろなことが分かってきて、
   母親もそれを情報として手に入れることができるようになりました。
   でも、それは「生物」としては、極めて特異なことですよね。

   ヒト以外の哺乳動物のお母さんは、「よそからきた知識」で子育てはしません。
   日本でも保健所での指導や様々なところから得た知識をもとに
   育児することが多くなりましたが、
   少し前までは、主に親や祖父母の経験をもとに育児は行われていたと思います。

   そういう状態では、「○才になったから腸が成熟してきた筈」
   なんてことは考えないわけで。
   離乳食を始めるタイミングとかを、
   どういう風にはかっていたのかなあ…と考えたときに、
   子どもの様子の中にこそ、そのサインを見出していたのではないかと思うんです。

   子どもが生まれて半年を過ぎた頃、これまで興味を示さなかった食事に、
   急に興味を示すようになる。
   食べていると寄ってきて、口をもごもご動かす。
   その機をとらえて、お母さんが噛み噛みご飯をほいっと口の中に入れてやる。
   そういった「あ・うん」の呼吸こそ、「生命のきまり」なんじゃないのかなあと思うので
   す。

   子どもによって体の発達には個性があり、
   外から見ても「今、この子の腸はこれだけ成熟している」
   ということは分からない。
   でも、いろいろな形で、子どもは「体の準備が出来たよ」
   というサインを出すのだと思います。

   私が違和感を覚えるのは、
   子どもの様子を抜きにして、例えば○才になるまで離乳食はあげない。
   欲しがるとかわいそうだから食事風景は見せない
   …というような方法です。

   もしよかったら、てらさんがこれについて、
   どんな風に考えるのか、教えてもらえないでしょうか。

   誤解があるといけないのですが、西原式を批判したいわけではありません。
   私自身、4歳になる長男には2歳すぎまで母乳主体でしたし
   (ご飯も与えていましたが)、
   10ヶ月の長女もまだまだ、母乳が主体です。

   例えば生後1ヶ月の赤ちゃんが、親の強い働きかけなしに、
   自分から果汁を欲しがることは、まずないと思うんです。
   そうではなく、ある程度育った赤ちゃんが、おっぱい以外のものを欲しがる
   というのは自然の摂理じゃないのかな…ということで。
   その「ある程度」の見分け方というか…。

   勿論、与える内容には吟味が必要だと思います。
   与えたあとの子どもの様子、皮膚の状態、うんちの状態。
   よく観察して、おかしいと思ったらやめる。
   ある種の動物の親が、子どもの排泄した後のおしりを舐めていますが、
   それも健康状態を確認だとすれば、それと同じような感じで。

   ですから、その子の状態によっては、欲しがっても、
   おっぱい、ミルク以外のものはあげられないということも、あると思います。
   でも、それはあくまで、「子どもを見て」判断することじゃないのかなあ、と
   思うわけで。

   しつこくてすいません。

   何だか自分でも、何が聞きたいのか混乱してきてしまいました(^^;
   少し、整理してみますね。

   上にも書きましたが、長男の時の経験でいろいろ考えることがあり、
   長女には半年を過ぎても母乳のみ与えてきました。
   で、7ヶ月の終わりごろ、急に食べ物を欲しがり出したんです。
   試しに噛み噛みご飯を舌にのせてあげると、喜んで食べていました。
   その様子を見ていると、「でも一歳になっていないから」と
   母乳以外の物をあげないのは、
   とても不自然な気がしたんです。

   それで、てらさんが「食事風景をなるべく見せないようにした」と書かれていたので、
      
   そこに違和感を感じたわけです。
   あ、てらさんのやり方に感じたわけじゃないですよ。
   それは、てらさんが、お子さんの場合には
   そうした方がいいと判断されてのことでしょうから。

   聞きたいなと思ったのは、
   赤ちゃんの中から自然に出てくる「食べたい」という欲求を、
   ヒトという生物として見たときに、西原式では、どういう解釈をするのか、
   ということです。
   私は長女の「食べたい」という欲求を、体の準備ができてきたよというサインとして
   受け取ったのですが…。

   野菜や穀類にもタンパク質が含まれるから、
   まだその時期には相応しくないってことかしら?
   博士の元にアレルギー性の患者が、多く来られている…ということで、
   野菜や穀類のタンパク質も用心深くなるというのは、分かる気がします。
   それで、スターチ類ってことになるのかな?
   そういえば、小さい頃、風邪をひいた時とか、
   片栗粉をお湯で溶かしてよく食べていたし、
   あれを離乳食の初期にというのは納得できる話です。

   赤ちゃんの「食べたい」欲求に呼応して、まずはスターチから、
   ということなら、よく分かるのですが…。

   ○○さんや、てらさんのお話を伺いながら、ちょっと思ったのですが、
   もしかしたら、うちの長女の場合は「食べたい」欲求が、
   個性の幅で言うと、強い部類に入ったのかもしれません。
   赤ちゃんに、とくに働きかけをしないでいた場合、自然に欲しがるようになるのは、
   大体どのくらいの月齢が多いのでしょうね。

   何となく、歯が生える→食べたがるといくような気がしてたのですが、
   日本人が穀物を主食としていることを考えると、
   臼歯が生えてくる頃に重なるのかもしれないなあ…などと考えたりしました。
   もしかすると、臼歯が生えてくる頃…立って歩くようになる頃…
   腸の「閉鎖」が終わる頃と
   食べたがる時期が、重なることが多いのかもしれませんね。


うーたんさんの許可を頂いて転載しましたが
不本意な部分がありましたら、
すぐに訂正させていただきます。

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