2002年 5月

曜日 天気 タイトル
1日 苦労
3日
7日 ADSL
8日 試合
12日 単純?複雑?
13日 まちぼうけ
14日 ワールドカップ
17日 父の日
19日 日本チーム惜敗
22日 言葉
24日 定番
25日 県予選
26日 友達
29日 期末試験モード



苦労


今日、娘の参観日で、面白い話を聞いてきました。
ある学者さんの講演での話なのですが、ある日、女優の壇ふみさんが、
亡くなった彼女の父親(学者・壇かずおさん)の遺品を整理していたところ、
引出しの奥から、大事にしまわれた古いK書物が出てきたそうです。
それを読んだ彼女は、親しい数学者さんに、
「うちの父ったら、ひどいんですよ〜。
『この子達の人生が、多事多難でありますように』
と書いてあったんです。」
といってきたそうです。
数年後、また彼女はその学者さんに言ったそうです。
「実は、歳を経て、この言葉から、父は、私たち子供を信じて、
愛していたんだということがわかりました。」

どこの親もわが子には、平穏無事な人生を望みますよね。
(自分自身に対してもそうですが)
壇さんのお父さんのように、いろんな苦労、多事多難を乗り越えて、
その都度、人間として成長していって欲しい、
人の痛みや、苦しみのわかる人間になって欲しい、
とまで思う親は少ないです。
それこそ、今の時代、子供が中学校、高校、成人しても 
あれこれ面倒を見てあげる親・・・。
時間割をしてあげたり、魚の骨をとって、食べやすい身だけにしてあげたり、
職につかない子供を養ったり。
今は、スポーツもその傾向が多々あって、
(他県ですが)高校生が使うグランドの草引きを父兄がする、
中学生のボール拾いを親がする、
小中学生が飲むお茶を、父兄が注いで手渡してあげる、
なんていうのは 当たり前の時代です。
…私自身も例外ではなく、つい、手を出してしまう事がありますが…
やっぱり、じぶんでやり遂げてこそ、勝つ喜びってありますよね。
えんぴつ、教科書、ノート、ついでにおやつ…
全部親が用意して、その上、椅子までひいて貰って
「どうぞ、勉強なさってくださいな」
と王様気分で勉強する子供です。

娘の担任の先生は、
「今は忘れ物がないように、準備物を確認するけれど、確認はもうすぐやめます。
 面倒見が悪いことこそ、自立への近道です。」
と言われました。人間は苦しい時こそ、成長しているんだそうです。
子供がつらい思いをしないようにと手を出す事が、結局、
将来的に子供につらい思いをさせてしまうことにもなります。
・・・決して親が楽をしたいがための言い訳ではありません・・・(?)
『若いときの苦労は買ってでもさせよ』という言葉もあります。
成長の少ない私は、まだまだ苦労が少ないんでしょうね。