あなたはだあれ、と少女は尋ねて。 ただの旅人だよ、と少年は答えた。 どこまでいくの、と少女は尋ねて。 どこまででも、と少年は答えた。 いつまでつづけるの、と少女が尋ねて。 おわりはないよ、と少年が答えた。 なんでたびをするの、と少女が尋ねて。 さがしものがあるから、と少年が答えた。 なにをさがしているの、と少女は尋ねて。 それをさがしに、と少年は答えた。