| 幼い力!編 すでに、、20数年前の事である、、、時効だと思う、、告白しょう。 その頃、日本で放送していた某有名深夜番組で 「ロス在住の独身男性の花嫁を募集する」と言う企画があったらしい、、、 ロス在住の男性に募集を呼びかけ、多くの申し込み者の中から選ばれた数人から、 日本に住んでいる独身女性にテレビを通じて「お嫁においで!」とメッセージを送る。と言った内容であった。 すべて、、「ウソ」である。 募集など呼びかけてはない。社長の友人にテレビ関係者がいらした。 その人が、ご自分の「知り合いの人」に声をかけ、数人の独身男性を集められたのである。 社長も、その人から頼まれていたらしい、 撮影当日、山さんが、出演する事になった。 カメラが店の中に入ってきて「山さん」を探す、、、、 山さんは、ボクのとなりにいる、、、、当然、ボクもカメラのエジキとなった。 日本での、その番組の放送時、まだ「ビデオ」なる文明は、一般家庭には、まだ普及してなかった、、、、 ぼやけた、、テレビの中に映っている「働ているボクの写真」が、今でも残っている、、、、 しばらくして、山さんのもとに多くの手紙が届いた、、、 しかし、山さんは誰にも返事を出さなかった。テレ屋さん!なのである。 ある日、名古屋?から、一人の少年がロスに来た、、、 Kマネージャーの話しだと、その16歳の少年は「まわりの人が手がつけられないほどの暴れん坊」だそうだ。 かなり世間を騒がせていたらしい。 その子の両親が、社長の友人のテレビ関係者の知り合いで、 しばらく、その人の自宅でホームスティをさせる事になったらしい。 はじめ、それを聞いた時「隔離」と言う文字が頭に浮かんだ。 言葉のわからない場所で、仲間もいない、そんな所で頭を冷やさせる。 そんな、感じがした、、、、 その少年がロスに着いて、そのままレストランに連れられてきた。 第一印象は、「獣」だった、、厨房の中の全員を睨みつけていた。 すごい目だった、、、「怒り」「焦り」「挫折」が、伝わってきた。 自分の意思では無くこの場所に連れてこられた事に対しての感情なのであろう。 レストランの席を立つまで「彼」は、全くしゃべらなかった。 「彼」が、ロスに来て3ヶ月ほど経った頃、ボクと山さんは 「彼」がホームスティしている家のホームパーティに誘われた。 そこは、確かビバリーヒルズに近い高級住宅地である。 その住宅地に入るのには「ガードマン」のチェックが必要であった 車でその住宅地の入り口の「ゲイト」で一旦停まり「どこの家に行くか」ガードマンに告げると、 その家に連絡が入る。 その家の「許可」がおりると「ゲイト」を開けてもらえる。 「すごい!」の一言に尽きる。 アメリカでは「何か、誰か、を守る仕事」をしている人はすべて「ピストル」を携帯している、 銀行のフロアーにいるガードマンも、その「ゲイト」に居るガードマンも、 郵便局にいるガードマンもすべてである。 「頼もしい」が、そこまでしないといけない社会もどうかと思う。 以前、社長に質問したことがあった「なぜ、野外に自動販売機が全然無いのですか?」 社長曰く「一晩で無くなる」ボク・納得! 「なぜ、ロスにはパチンコ屋さんが、全然ないのですか?」 社長曰く「すぐに暴動が起こる」これまた・納得! 日常がとっても刺激的な世界である。 ひさしぶりに会う「彼」の表情が気になった。 社長のご友人の自宅もすごかった、入り口ではライトアップされた「噴水」がお迎えしてくれている。 家の中では、小学校低学年の3人のお子様達が、元気に、愉快にハツラツと、遊んでいる。 そして「彼」は、その子達の「チョット年の離れたお兄ちゃん」になっていた。 やさしい目をして、穏やかな表情で、その子達の遊び相手をしている。 ボク達に気づいても、ニッコリ頭を下げている。 子供達が、彼の16年間で、絡み合ってしまった「気持ち」をたった3ヶ月で、解きほぐしたのだ。 この子供達との「ふれあい」こそ彼には必要だったのだと知った。 彼をこの環境に連れてきた目的は「みごと」実を結んでいた。 純粋で、恐れを知らない、真っ直ぐな「幼い力」が、1番強いと思う。 そのやさしい環境を作っている大人もすごいと思う。 その中で、期待に答えられた彼もすごいと思う。 |