入学前は、数々の不安から、市教委や校長先生の元へ
入学に当たってのお願いをする為、通いつめ、
それでも、消えない不安を抱いて入学式の日を迎えた。



親の不安をよそに、Rainは好調な滑り出しで、学校生活をスタートした。
「いったいどうなってるの?」と言いたくなるほど、大人しく、
入学式の間、ずっとイスに座っていただけでも、私達夫婦を驚かせた。
さて、教室ではどうかな?どうかな〜?
校長先生に『お母さんの心配のし過ぎでしたね』と言われてしまうほど、
教室を飛び出す所か、席を立とうともしないRainに驚くばかりだった。
『今だけに違いない…慣れてきたら本領発揮だろうな〜!』
と言う私の予想も外れて、先生や友達との人間関係ができるのに、
時間がかかったものの、大きな混乱もなく、
Rainは学校へ通うのを楽しみにする様になった。



全学年1クラスしかない、小規模校だった事もRainにとっては有り難かった。
6年間クラス変えが無いのは、対人関係に弱いRainにとっては
人間関係を築き易い環境なのだ。
そして、Rainの学年(クラス)は特に、人数が少なく、20人でのスタートだった。
(その後転入生があり、24人になる)
教室の半分に机とイスが並びきってしまうので、雨の日も、
子供達は教室の後ろで走り回れるスペースがあった。

そして、その子供達(クラスメート)が、実に素晴らしいのである。
大人には、Rainがどんな障害で、どう接すれば良いのかを聞かれるし、
細かく説明しても、なかなか理解してもらえない事が多いのだが、
Rainのクラスの子達は、なんの説明も要らなかった。
Rainと同じ幼稚園で過ごしてきた子達が、進んでRainの面倒を見てくれ、
(小学校1年生と言えば、自分の事で精一杯の筈なのに..。)
その子達を見て、初めて出会った子供達が応用を利かせて、
程よく(しつこくなく、知らんフリでも無く)アプローチしてくれた。
強制や、制止などに反応してパニックになるRainだが、
クラスの友達といる時のRainはニコニコ穏やかだったのは、
クラスの子達みんなが、パニックごとRainを受け入れてくれたからだと思う。


Rainは、何か原因があってパニックになるという事も、説明なしに、
子供達はわかってくれていて、
Rainのパニックを怖がったり、迷惑がったりする所か、
彼らは、「なんで怒ってるんやろ?」「何が言いたいのやろ?」
と一生懸命Rainの表現できない何かを探してくれたのだ。
小学1年生の幼い子供達がである。
その素敵なクラスメートのご父兄の方々もまた、
言うまでも無く素晴らしい方々なのである。
参観日、我が子の事だけでなく、Rainの成長を一緒になって
喜んでくださり、懇談会の席では、Rainがクラスにいる事を
『子供達も、Rainくんからたくさんの事を学んでいます』と
言ってくださり、懇談会の度に胸が熱くなり、
感謝の気持ちでいっぱいになる私です。


                
    
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