妊娠が判った段階でまず考えたことは、どうやったら仕事に戻れるかということ。私の選択肢の中に、仕事を辞めるということは、もちろん入っていなかった。学校を出てからずうっと働き続けていたこともあるし、何せこの地は自分が生まれ育った場所ではないので、自分から接点を求めていかなければ、社会との関わりが希薄になってしまうことが不安に思えて、仕事を続けていくことに。
子どもを預ける先としては、au
pairと呼ばれる住み込みでこちらは住居と食事を提供する代わりに、子どもを見てもらったり家事を助けてもらう制度や、いわゆるchild
minderと呼ばれる、殆どのケースは子育てを終えた、あるいは自分も子育ての最中の主婦の自宅で子どもをみてもらうか、保育園という選択肢があった。
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pairは私の家のような小さい家では物理的に不可能だし、child minderはその人が病気をしたり休暇を取ったりする際に、私のような不規則な仕事だとピンチヒッターをどのように調達するかが悩めるところ。最終的に、私達は保育園にお願いをすることに。ちなみに私の友人達のケースやこのあたりの平均的な値段でいうと、au
pairはだいたい週100ユーロ前後。child minderは一日20から40ユーロ。保育園も場所によってかなり差があるけれど、この近所の場合、0歳児では週180から200ユーロというのが平均的。
私も幾つかの保育園に当たってみたけれど、とりあえずどこもウェイティングリストがあって、幾つか見学に出かけたけれど、最終的には夫の会社の同僚の友人の紹介で行った、今Jを通わせている保育園に無事受け入れてもらえることに。
子どもを預けることに、後ろめたい気持ちが無いわけでは無いけれど、利点を挙げるとすれば 子どもに社会性が身につく、母親の私に時間的な余裕が出来るので、保育園から帰宅すればじっくっりと向かい合うことが出来ること。家ではなかなか体験出来ないような、床をびちゃびちゃにしながらの水遊びや、絵の具を手のひらに塗ってのお絵かきなど、自宅でするにはちょっと勇気が要りそうなことも出来ること。お陰でJは人見知りは殆どしないし、成長発達の面でもさまざまな刺激を受けてきているよう。
親以外の他者が育児に関わることがプラスになるか、マイナスになるかは、子どもによって異なることだとは思うけれど、Jの場合プラスになるのか、これからも時々考えてみたいと思う。
(2003年12月11日作成)
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