妊娠が判ってから困ったことが、引越しのこと。
二人で購入した家は、購入の段階でもう既に何年かしたら売りに出そうと思っていたので、移り住んで3年が経ち不動産屋を通して売りに出していた。折りしもそれは2001年のことで、9.11の影響もあり、ケルティクタイガーと呼ばれたアイルランドの好況もバブルが弾けたように・・・。その年の春先から売りに出し、時々家を見に来る人はいても、なかなかこちらの言値とはかけ離れたものだったり。
そんな中妊娠が判明し、クリスマス開けにはやっと買い手も見つかり、さてこれからどうなるんだろう・・・と不安に思い始める。
私の名言(!?)、「犬や猫だって子供を産む為の巣があるっているのに、私には住む家もない!!」とういう暴言を吐いたのもこの頃。程無くし、今住んでいる家が見つかり、元の持ち主が移り住む家がなかなか完成しなかったなんてこともあったけれど、めでたく引越しの日を迎えることに。
この日は33週の超音波検査の日。
引越しもかなり無理を言ってこの日にしてもらったし、超音波もかなりこじつけの理由を述べて入れてもらったし、どちらも動かせない。仕方が無く私は一人で病院に、夫は親友の手を借りて引越しに。
ここアイルランドでは妊娠中にこどもの性別を知りたいという人は少数派。おまけに何年か前に、この性別を巡って裁判沙汰になったケースもあって、病院側はとても慎重になっている。私も技師さんにその旨を伝えるが、のらりくらりとした答え。
男の子でも女の子でもどちらでもいいような肌着などは揃え始めていたけれど、それ以外のものはこの日まで待とうと期待していたので、ちょっと心配しながらも、またお腹にゼリーを塗られる。まずは心拍を確認して、胎児の計測をしている時に、ばっちり見えてしまいました。男の子のしるしが、ぽっかりモニター上に浮かんでいます。「今の、分かったよね?」と技師さん・・・。「あれは間違いなく男の子ですね!」と私。
そうして私は33週の段階で男の子のお母さんとお父さんになることが分かったので、夫は大喜び。「一緒にサッカーするんだ。」、「これで多数決では男の勝ちだ!」とか、不思議な喜び方をしていました。
その晩は無事に引越しも終わり、手伝いに来てくれたJohnと3人で近所のレストランに出かけて祝杯をあげました。
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