JazzとBar の日々

ジョン・コルトレーン

 初めて買ったジャズのCDは、ハンク・モブレーの「ディッピン」でした。これはこれで気に入っていたある日、NHKのFM(90年前後?)でやっていたジャズ番組に油井正一さんがゲストで出演し、モダンジャズの名曲選という趣旨で放送された「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」を聞いてぶっ飛びました。

  「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」はマイルス・デイビスの超有名なディズニーのカバー曲ですが、問題はモブレーとコルトレーンが競演していることでした。二人はそれぞれソロをとる部分があるのですが、その落差が激しすぎます。

 当時の油井さんの解説によると(記憶が少々不確かですが)、マイルスは自分のグループを抜けていったコルトレーンのスタジオへの到着を待って、何度もテイクを重ねていったそうです。モブレーのサックスに満足できずに。

 コルトレーンのシーツ・オブ・サウンズと呼ばれる奏法は、コードの構成音を無理やりぎっしりと空白なく敷き詰めた乱高下の激しい長いフレーズの演奏とでも表現してよてのでしょうか・・・。モブレーの演奏と比較すると、演歌とラップぐらいの差を感じました。(カラオケに行くと演歌も歌います。望郷じょんがら、兄弟舟等々)

 それで、コルトレーンを聞き出したのですが、my favorite song はもちろん「My Favorite Things」です。

 

 よく行くスナックFAN FAN(佐賀市南国ビル5F)。ここで、マッカランのロックを飲みながら「望郷じょんがら」を歌います。

   今から四半世紀も前にはじめて買ったレコードは、憂歌団のセカンド・ハンドというアルバムでした。その中にガーシュインのサマータイムのカバーが収録されていて、ジャズ的なものにふれた最初になりました。もちろん、憂歌団のそれはコテコテのブルースですが。

 コルトレーンの「My Favorite Things」にもサマータイムのカバーが収められているなんて、運命のイタズラあるいは必然だったのでしょうか(ただの偶然 ? ! )。

 ところで、セカンド・ハンドの曲で「たくわん」というのがあるのですが、カラオケで歌うと最高です。もっとも通信系のカラオケにしかないのですが。歌詞がふっとぶほどシブイのですが、40才をこえた今でも、ちと恥ずかしい歌詞なのに15才で聞いていたなんて、今更ながら怖くなります。しかし、もっと怖いのは憂歌団が(ボーカルの木村が)22歳でこの曲を歌っていたことです。

 

「サマー・タイム」「たくあん」の試聴サイト

music.co.jpのセカンド・ハンドのページ

 

 

  「大阪で生まれた女」のメロで「悲しい色やね」の歌詞を歌うのが得意です。(写真はFAN FANのボックス席。スタレビご一行様来店。なかなか素敵です。)

   このボックス席に、数年前にスタ・レビがコンサートの打ち上げの二次会で来たそうだ。おまけに、連れてきたのは何と「ゆう」の父・makoちゃん。その昔、某大手運輸会社の運転手をしていたのだが、スタ・レビのPA機器のトラックのドライバーがなつかしの同僚だったそうで、スタ・レビ御一行様をこの店に案内したとのこと。

 もちろん、makoちゃんもお店のママも、スタ・レビなんてまったく知らなかったそうだが。スタ・レビ御一行様はひたすら焼酎を飲んでいたそうだ。

 

  このあいだ(2002.6.1ぐらいか)、TVの深夜番組(福岡ローカル?)でスタレビの要さんがゲスト、憂歌団の勘ちゃんがサブゲストというのをやっていた。勘ちゃんが長年愛用したというカルピスのビンで作ったボトルネック(しかも、フルーツカルピスのビンが最適らしい)を要さんにプレゼントしたのですが、「要さん大喜び」という絵が微笑ましいかったです。

 


ビル・エバンス

 ワルツ・フォー・デビイを職場で嫌なことがあった夜に酒を飲みながら聞くと、明日からは全てがうまくいきそうな気になります(全てがうまくいかなくても諦められそうな気がするともいうが)。雨で渋滞した通勤の朝に車の中で聞いても、穏やかな気分になれます。ヒーリング効果でしょうか。

  もっとも、エバンスはワルツ・フォー・デビイというタイトルのアルバムが、嫌いだったという話もあります。ビレッチ・バンガードでのライブ盤なのですが、会話やグラスの音が聞き取れることからもわかるように、あんまし客はこのトリオの演奏に関心がなかったようですから。

 モチアンのシンバルといい、エバンスのピアノと補完しあうようなラファロのベースといい、心地よさ満点です。

 このトリオの残した4枚のアルバムの中では、ポートレイト・イン・ジャズをベストとする人が多いでしょうが、ジャケットデザインの見事さもあり、私はワルツ・フォー・デビイの方が好きです。そういえば、アンダー・カレントもしびれるジャケットデザインです。

 

 ちなみなに、「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」と「ワルツ・フォー・デビイ」はどちらも、私の生まれた年の録音です(「My Favorite Things」はさらにその2年前)。