毎日軒の毎日日記

 

 

ラーメンについて語る とは言ったものの、詳しいページは山ほどすでにあるな・・・。ということで、ちょっと変化球。職場に近い毎日軒(佐賀市神野西二丁目)に毎日通ってみて日記にしよう。

そもそも、毎日軒は以前住んでいた所の近所で、店の前を通るたびに気になっていたのだか、駐車場がなさそうだったので未食のままだったのです。ところが、数年前、たまたま毎日軒の店舗前で信号待ちしていたら駐車場の張り紙を発見したのです。道路を挟んだ対面が駐車場になっていました。何だそうかと思い、数日後に初来店。ここで事件発生。対面の駐車場から家族四人で道路を渡り毎日軒に入ろうとすると、なんと、毎日軒のお父さんが押しボタン式の信号のボタンを押して、出迎えていてくれたのです、店の前で。チョット感激。店の中でも、小さい子供を二人連れているのに嫌な顔もせず、とっても親切でした。腰が低いし・・・。

ラーメンを食べ始めると、「スープうすいでしょ?」とお父さんが聞いてきます。佐賀の田舎でも、最近は久留米及び博多のラーメンをよく食べる人が増えていることを意識した言葉なのでしょう。佐賀のラーメンの特徴はとんこつなのにアッサリ薄味、麺は中麺をユル麺にするというのがポピュラーです。おとうさんの声に「いいえ、おいしいですよ」と答えラーメンを食べ続けました。味は簡単に言うと食堂系という感じですが、まった〜り、と旨いです。旨く表現できませんが・・・・。

よく話してみると、下の子「ふうか」と同じくらいのお孫さんがいるとのこと。そのせいかどうかわかりませんが、コミック誌に夢中になっている上の子「れいな」に、気に入ったのを持って帰っていいよとまで言ってくれました。こんなことを飲食店で言われたのは初めてでした。大感激。

 

初日・2002.8.22 注文したのはチャーシュー麺とおにぎり。毎日軒はお気に入りですが、値段設定がちょっと高め(田舎町佐賀にしては)のところが痛い。チャーシュー麺が700円、おにぎり250円です。ちなみにノーマルラーメンは550円。薄味スープですが、こくがある、という一言では表わせない旨さがあります。なんでしょうか・・・。課長はたくさんいないようですが。(課長→化調→化学調味料。はじめから素直に書けば・・・)。ラーメンを食べるときは味が分からなくなるので胡椒はかけないのですが、ここはちょっとふった方がおいしいかも。

おとうさんとおかあさんの二人で切り盛りされていますが、調理役はおかあさんのようです。はじめは、出前が入った時にだけおかあさんが調理するのかと思っていましたが違うようです。めずらしい。おとうさんによくよく聞くと、現在地には5〜6年前に移転してきたとのこと(以前は佐賀市大財)。ということは、私がはじめて毎日軒を知ったのは移転直後だったようです。この日はお父さんの話が弾み、出前の話を発端に熱く語ってくれました。出前可能の地域はかなり狭いらしいのですが、その理由は要約すると「少しでものびたラーメンは客に対して失礼だ」というものでした。この不景気に少しは店の状態を考えて広げればという、おかあさんの声を頑として拒否していて、商売べたと怒られるそうです(笑)。まずは満足な初日でした。

 

二日目・2002.8.23 今日はちゃんぽん(600円)とご飯(250円)。ご飯は値段から想像していましたが、他の標準的ラーメン屋の小めしの倍はあります。ちゃんぽんは佐賀のスタンダートという味。しかし、野菜たっぷりで量が多い。分かっていたことですが、ちゃんぽんだけで満腹します。北方及び伊万里にある「井出ちゃんぽん」と同じで、食っても食っても減らない感じがします(結局、ご飯まで完食しましたが)。

今日もおとうさんは、お茶入れましょうか、扇風機の風向けましょうか、と気配りのすすめ状態です。ちっともうっとおしく感じないのは人柄でしょうか。接客及び店内の清潔さは店選びの重要なポイントですが、年くったせいか最近とても気になります。佐賀市北部バイパス沿いの某長浜ラーメン系の店では、麺上げしながらタバコを吸うし(まさに麺上げするその瞬間は、近くのテーブル等に置きタバコしていますが)、店員同士でオーダーをめぐって口げんかするし、ウンザリします。長浜系の極細麺は好きで、その店もラーメンの味自体はそこそこいけるのですが・・・。久留米の有名店「大砲ラーメン」の長門石店にはじめて行った時は、感激しました。子供にミニエプロンをくれるは、店員のきびきびした動きはいいはで、さすが本場の人気店という感じでした(最近は行ってないので、現在の状況は未確認。ちなみに、帰りのレジで子供にペコちゃんキャンディもくれた)。味を二番目にしても心地いい店に行きたいと思うことが多くなった今日この頃の私には、毎日軒は間違いなく名店です。とうぜん、毎日軒の味はそこそこだなということじゃないけど。

 

三日目・2002.8.24 本当は個人的好みからしてラーメンばかりを食べたいのですが、せっかくの日記なら違うメニューにするかと、焼きそばを注文。大盛で。普通600円、大盛800円です。佐賀の焼きそばはオーダーが難しい。初めての店では、焼きそばの内容を確認しないといけません。俗に言う皿うどんを焼きそばとして出していたり、パリパリ麺にとろみをつけたやさい・肉をかけたものを出していたりで、全国的にもっともポピュラーなソース焼きそばを出す店は少ないんじゃないでしょうか。オマケに長崎・佐賀でたくさんあるちゃんぽんのチェーン店「リンガー・ハット」では、パリパリ麺を皿うどんとしているし。毎日軒の焼きそばは皿うどん系です。ちゃんぽん麺を使い、野菜と肉と共に炒め、味付けするというものです。ベースはソース系の味付けですが、ソース焼きそばのつもりで食べると薄味に感じるでしょう。でも、旨かった。

ところで今日は、先客がいて女性の単独客でした。おとうさんとおかあさんの人柄でしょう、ラーメン屋で女性の単独客はかなり珍しいですよね。ジェンダー的視点ですが・・・。お昼時なのに客が少なめなところも、まった〜りできる要因です。おとうさんとおかあさんの意図していない現状でしょうが。

 

四日目・2002.8.25 今日のオーダーは焼き飯。もちろんですが大盛。800円。焼き飯に関しては多くは語りません。察してください。毎日軒のメニューはほかに、みそラーメン、もやしラーメン、ラーメンの卵トッピング、単品で焼豚、野菜炒めがあります。因みに第1、3、5の各日曜日が定休日です。今日は日曜ですが、開いたました。来て初めて定休日を認識しました。遅すぎ。

ビールもあるし、いつか焼豚、野菜炒めをつまみに飲み会の一次会をやりたいなと思いました。といいながら閉店時間はチェックしてこなかったけど・・・。仕事の関係で毎日日記は今日で途切れますが、不定期日記としてアップを続けたいな。ちゃんと許可取って写真をアップしたいし。もやしラーメンは以前食べたことがあるけど、みそラーメンは未食だしね。

 

 

結論。

店の店主あるいは店員のキャラクターは、その店の味の一部である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ1
いちげんのいちげん日記。
佐賀で老舗である一休軒の暖簾分け店、一休軒鍋島店で修行した大将がいる店。同じく一休軒鍋島店で修行した店で「いちばん星」という店が佐賀の飲み屋街にあります。一をひらがなにして店名にしているのは何か意味があるのでしょうか。ちょっと気になる。もちろんいちげんは何度も食べているのですが、毎日の反語的意味でいちげん(一回だけ)して感想。

2002.08.26に久々に食べに行く。茶髪系の大将夫婦に加え、坊主頭のにいちゃんが厨房内にいた。前回訪問時にはオーダー係として若いお姉さん(大将の奥さんに似てた、妹?)にかわり真おかあさんがいました(大将の奥さんに似てた、実母?)。食べたのはAセット。ラーメン+ミニチャーハン+ぎょうざ4コのセット。800円。旨かったのですが、最近、友人がスープが濃かったと言っていたのに「うそだろ」と思ったのですが、タシカニ、前より濃い。一休軒系というより、佐賀では濃いほうで有名な幸陽軒にベクトルが近くなっているような気がしました・・・。ランチメニューのラーメン+めしor餃子4こで550円はお徳だ。

追記:先日、ロンドのマスターとラーメンの話をしていたら、なんと幸陽軒の大将は、一休軒本店で修行したという事実が判明。オドロイタ。

オマケ2
みの吉は味納喜知?

武雄市のみの吉は博多ラーメンの名店です。かなり旨いです。昼食時に行くと、満席or臨時休業でよく振られました。ある日、大将のTシャツのロゴを何気に見てみると「
味納喜知」という文字が。みのきち=味を納め喜びを知る?カッコイイ。クールだ。大将のオリジナルかどうかは不明ですが。

繁忙時に大将の仕事振りを観察すると感動します。手を休めることなく、何がしか作業をするのですが、その一連の動きはあらかじめ決められたシノプスに従っているように、躊躇する間が刹那もないのです。職人という言葉がピッタリです。ある日、すごい勢いで大将が店員のおばちゃんを怒鳴りつけているシーンに出くわしました。よくよく様子を伺っていると、どうやら餃子を焼き始めた直後に後の客の餃子のオーダーを取ってしまい、餃子を出せるタイミングがラーメンを出すタイミングよりかなり遅れるというエクスキューズをしなかったことが原因のようでした。普通の店なら売り上げ増加のために、何も怒りを買う行動ではなかったのでしょうが。大将の職人カタギを証明する出来事でしたが、ガタイがいい(元プロの相撲取り)せいか、客の私まで一瞬引いちゃいました。
(2003.10.24に来店時の模様は
こちら)

オマケ3
長浜ラーメン?

佐賀市平松交差点(ケンタッキーの対角線側のコーナーにある)の長浜ラーメンは初めて出会った佐賀ラーメン以外のラーメンでした。私の極細麺好きは、この店にはぐくまれたようなものです。高校生の頃は(二十数年前)最初のラーメン+替え玉9個を完食すれば、ただというサービスがあったのですが、当時のクラスメートは15杯完食して、達成時のポラロイド写真が壁に飾られていました。

私も含め友人など周りの人間は、みんな店名は長浜ラーメンだと思っていたのですが、「長浜一番」という店名が暖簾に小さく書かれているのを最近気付きました。うそ、そうだったの・・・。しばらく、最低のスープになっていましたが、ここのところ盛り返したようでうれしい限りです。その時期というのが、行きつけの居酒屋の大将の娘と、ここの大将の息子が結婚した時期と妙に符合するのですが、何か関係があったのでしょうか。

オマケ4
2002.11.26にFBSで放送された

 (「九州ラーメン総選挙」Best50を発表してるサイトはココ 

私が手入力した保存版はココ

オマケ5
スープの世界に見せられたふうかの物語

風姿花伝
〜二歳にしてスープを極めようとする「ふうか」のれんげ道〜

オマケ6
佐賀はラーメン屋が多いのか??(焼き鳥屋も)
調べてみました。
都道府県別 ラーメン店数・焼鳥店数ランキング
(EXCEL版はこちら)

オマケ7
(獣)臭の起源
白濁豚骨スープの起源は・・・。(暫定版)