正常と異常の境目

この時期、就学を来年に控えたお子さんの初診が増えてきます。
でも、見ていても本当に普通の子が多く驚かされます。
ウチは基本的に障害を持った人かその恐れのある人しか来ませんから、
「どうしてウチに来たの?」ってなってしまうのです。
話を聞くと、保育園や幼稚園の先生から
「お宅のお子さんはADHD(注意・欠陥・多動性障害)ではないですか?
専門医で診察してもらってきてください」
と言われて来るひとがとても多いです。
ご両親はこれまで「まぁちょっとやんちゃだけれど、ごく普通の子」と思って
育ててきました。
でも保育や教育のプロにそう言われてしまうと、どんどん不安になってきてしまいます。
ADHDについては診断基準がありますが、そんなもの、いつ・誰がチェックしたかで
結果が全然違ってきてしまいます。
きちんと診断を下すことは、とても難しいことなのです。

今日初診で来た女の子も、うちの長男と同じような感じの子。
もしかすると、落ち着きのなさに関しては、うちの子の方が上かも。
でも、ウチは異常だと思っていないから「健常」。
初診の女の子には「ADHDの疑い」の病名がつきました。

正常と異常の境目って、どこにあるんでしょうか・・・

2002.06.17