母の思い

とてもショッキングなできごとがあった。
障害児を育ててきてもう何年にもなるお母さん。
私たちスタッフも「ベテランママ」として頼りにしてきた彼女の、あまりにも悲しい考え方・・・

自分の子について
「この子が障害を持って生まれてきてから、心から楽しいと思ったことはない」

一緒に通園している子へ、声をかけずに急に触ったことで、
その子がすごくびっくりしてしまった。
そのことをやんわりととがめると
「だって、どうせ分からないでしょ?」

そんなことを考えながら、毎日子どもと接しているんだろうか。
自分が生まれてきたことで、お母さんに楽しんでもらえない子。
心の中では「どうせ何も分かっていない子」と思われている子たち・・・

どんな子でも、自分を精一杯表現している。
そのやり方が上手でなかったり、周りがくみ取ってあげられていないだけ。
それを上手に表現していけるために、この通園は存在しているんじゃないのか・・・
私たちが今までやってきたことは何だったんだろう。

何も伝えられないまま、3月にこの親子は巣立っていく・・・