採血しすぎだっちゅうねん!

ウチの外来には、さまざまな障害を持っているこどもたちが通ってくる。
ほとんどは、自分で痛みや苦しみを表現できない子が多い。

ウチの医者はちょっと変わっていて、何かというとすぐ採血する。
肺炎でもレントゲンは撮らないけど採血する。
たとえその子がどんなに元気そうでも、お母さんが「心配だから採血してください」
って言えば、ホイホイする。

自分で痛みを訴えない子でも、痛みは感じているんだよ。
そんな当たり前のことを忘れてしまうんだろうか。
外来がキライで全身を緊張させて訴えているのに
「母の安心」「医者の安心」のため、その子は今日も採血される。
「痛いからやめて!」と言えないまま。

「採血しすぎじゃないですか」と言ったこともあるんだけど、
「医者の方針に口をはさまないように」と言われてしまった。
データばかり見て、病気だけを診て、患者を見ないお医者さん。
私だったら、そんな医者絶対やだ。

今日いちばんひどかったのは、午前中他院で採血された子が
午後になって感染症の治療目的でウチに来たときに採血したこと。
3時間前に採血してるっちゅうねん!
しかも結果を持ってきてくれてるっちゅうねん!
まったく、もおー。

2002.09.02