京極夏彦
      
 

姑獲鳥の夏
中禅寺秋彦が憑き物を落とし事件を解決する話の第一弾。妊娠20ヶ月の妻  を残して消えた夫を探してほしいという以来を受けるが・・・。「この世に不思議なものは何も無いのだよ」というのが中禅寺の決め文句です♪はまりました☆  

魍魎の匣
シリーズ第二弾。匣にまつわる奇妙なバラバラ殺人。「みっちり」という言葉が頭からぬけません・・・。
狂骨の夢
シリーズ第三弾。死者が何度も復活しては自分の元を訪れ、その度に死者を殺しては首を切ることを繰り返してしまうという女性の過去を追います。
鉄鼠の檻
シリーズ第四弾。一面雪景色の庭の中に忽然と姿を現したもの。それは座禅を組んだまま死んでいる一人の僧侶だった。
絡新婦の理
シリーズ第五弾。目潰し殺人の犯人を追うが考えれば考えるほど蜘蛛の巣のように複雑に交差してゆく事件の数々。犯人の予想が当たったのでちょっと嬉しかったです☆
塗仏の宴 宴の支度
シリーズ第六弾。伊豆韮山にあった村がまるまる消えたという事件、どうやら催眠術を使っている宗教団体など事件が沢山でてきます。今までの出演者総出でいささか混乱気味。宴の始末の内容にかけます。
塗仏の宴 宴の始末  
シリーズ第7弾。宴の支度」の続編です。今までに出てきた方々が静岡県の韮山にて総出演。まさに百鬼夜行の様子がたまらなく面白い。常連の登場人物たちにも私なりに愛着もわいてきました。「宴の支度」はこの作品のためにあるステップでしかなかったのですね。家族の絆の強さともろさ、両方を兼ね備えた印象を受けました。
嗤う伊右衛門  
四谷怪談京極風。
岩は強くてたくましい女性で伊右衛門は堅実で真面目な男性。お互いの気持ちに気づかぬまま、顕花ばかりの毎日。そして、喜兵衛という男に騙され、岩は伊右衛門の元を去っていく。今まで知っていた四谷怪談とは全く違う印象を受けました。読みながら涙。話の最後なんてもう・・・。
百鬼夜行―陰  
10の怖い話。やはり妖怪に関するものばかり。
今までに出てきた出演者のものもあります。一つの話はかなり短いので少し物足りない気が・・・。
百器徒然袋―雨   
探偵の榎木津礼二郎が3つの事件を斬る!
またまたハチャメチャ榎木津さん。そこが素敵なんですよね。事件の謎がするすると紐解けてゆく様がなんとも不思議。彼の中では依頼人に初めて会った瞬間に事件は解決されているみたい。
今昔続百鬼―雲  
妖怪研究家の多々良勝五郎先生と沼上蓮次が
巻き込まれる数々の事件。河童に殺された男、負けない賭博師などお馬鹿な二人が事件に関わってゆく姿が面白い!他のシリーズを知らない方にもかなりお勧めです。
陰摩羅鬼の瑕    
京極堂シリーズ第8弾。白樺湖畔に「鳥の城」と呼ばれる
洋館があり、洋館の主はこれから5度目の婚礼を行おうとしている。これまでの花嫁は何れも婚礼の次の日に不可解な死に方をしている。それゆえ、今度の花嫁はどうしても守らねばならないのだ。借り出されたのは探偵の榎木津礼二郎!と小説家の関口巽だった。死に対する考えが鈍っている現代に向けて、作者のメッセージともとれます。
豆腐小僧双六道中 ふりだし  豆腐屋の廃屋にふっと現れた妖怪、豆腐小僧。豆腐を話すと自分は消えてしまう?自らの存在意義を知るため豆腐小僧は今日も行く!様々な妖怪たちが出てきて、はちゃめちゃやってくれます。妖怪好きな方にはたまらない一冊なのでは?
巷説百物語   
幕末を舞台に小悪党たちが大活躍する物語。
京極堂シリーズとはまた随分違った雰囲気です。いずれも妖怪を基本としていることには変わりないのですが、京極堂シリーズに慣れ親しんでいる私としては読んでいる最中に果たしてこれは京極夏彦の作品なのか?と疑問に思うほどでした。とは言え、面白いことに変わりはありません。
後巷説百物語    
時は移って明治時代。巷説百物語の話の中で、百物語を
出版しようとしていた百介も白髪のおじいさんになっていた。明治時代のの若者たち4人は不可解な事件がある度に事件の謎解きを求めて百介の元に通う。そこで百介が語るのは幕末、あの巷説百物語の時代に 御行の又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平ら と共に過ごした頃に起きた事件だった。
覘き小平次   
常に押入れの中から部屋の様子を伺う様にして暮らす小平次。
歌舞伎の役者ではあるのだが、どんな役をやってもパッとしない。しかし、幽霊の役だけは誰もが認める凄みを持っていた。その人は存在自体が幽霊のようなのだ。巷説シリーズで登場する又市と治平はここでも登場。
続巷説百物語  
巷説百物語の続編です。百介の目線でこの世の
表と裏を行き来します。火付けを好む女、年に七人ずつ殺してゆく男、それぞれの事件がゆるゆると一つに繋がって行く様子が凄いです。
百器徒然袋 
五徳猫―薔薇十字探偵の慨然
雲外鏡―薔薇十字探偵の然疑
面霊気―薔薇十字探偵の疑惑
榎木津探偵の痛快な言動の数々。
榎木津でなくては解決できない事件に愉快な気持ち
になります。