| 番外編 | ||
| 単 身 | ||
| 「怪獣母〜、3ケ月も離れ離れだよ(涙)」 帰宅するなりこう切り出した怪獣父は本当に寂しそうだった。 これはそんなの怪獣父番外編。 これから3ケ月間、ひとりでオランダ生活するんだからね。 ファミコンばっかしてんじゃないよ! |
| オランダの生活も仕事も慣れてきた頃、またもステキなパプニングに遭遇する怪獣父。会社から帰宅後、夕食をとろうとキッチンへ入ったら「べちゃっ!」と足の裏が鳴った。「ぴよぴよサンダル」を履いている訳じゃぁあるまいし、足の裏が鳴るはずがないが、確かにみょうちきりんな感触と共に鳴ったのだ。よくよくみるとキッチンが光ってる。怪獣父のこと、綺麗で光っている訳はない。どうやらシンク下の収納から水が洩れている。 「!!!」急いで収納の扉を開け、点検すると、シンクから水が洩れていた。オランダのシンクには栓がついており、そこへ水を貯めることが出来る。スーパースペシャルものぐさ者の怪獣父が昨夜の食器を洗っている訳はなく、溜め込んでいた食器を水に漬け込んでいたに違いない。きっとその水が洩れたんだな。 幸いにもオーナーが速やかに手配してくれたお陰で、ピカピカ水浸しキッチンはその1回きり。日本と違って地震がないこの国では建築物もいい加減な物もある。しかも築数百年というシロモノもザラ。今回の水漏れもトーゼン「ザラ」の域であろう。 |
| これまた”締め出し事件”と同じ北風ピープーの寒い頃、家のセントラルヒーティングが壊れた。ヨーロッパの家々では殆どがセントラルヒーテイング。オイルヒーターのお湯版ってとこかな。フラット(マンション)なら地下などにボイラーがあって全世帯にお湯を供給している。そのヒーターが壊れた。すぐに直してもらおうとオーナーに連絡をとる、がなかなか連絡がとれない。オランダではよくある話だ。だがここのオーナーはとてもいい人でクレーム処理はすぐにしてくれた。でも今回は連絡がとれない。なぜならば、出張でオランダ国内にいなかったから! しかたがないので連絡をとり続け、やっととれてから修理業者へ連絡するというまどろっこしさ。しかもこれでは終わらない。修理業者と都合のいい日をようやく決め、アポをとり、運良く修理にきてもらって、これまた運良く直ったらもうけもの。日本では考えられない効率の悪さ。 これにて予防予習・早め早めの対応が身に付いた(はず)の怪獣父でした(?) |
| 会社の規定により3ケ月は単身で赴任先にて生活をするハメになった怪獣父。住居も決まり晴れてオランダ生活を満喫しようとしたまさにその時、思いもよらぬパプニングが発生した。ちょっと外に出たばかりに外に締め出されてしまったのだ。オランダの家は殆どがオートロックなので一旦閉めると鍵を使わなければ開かない。怪獣父もそこまでバカではなかったらしく鍵は持っていたらしい。でも入れない。ドアが開かないのだ。正確には鍵が開かない。何度トライしても開かない。時期は真冬の1月、しかもちょっと出るつもりだったのでスウェット上下という出で立ち。寒さで身体は振るえ、手もかじかんで来た。段々ハラもたってきてイライラしだす。 ・・・何分経っただろう、ふいに鍵が開いた。実はここの鍵、ちょいとクセがあって回しただけでは開かないようになっていたのだ。防犯対策のつもりだろうが、あやうく凍死による事故死者をだすところであった。防犯もほどほどに。 |