こころをそだてる
生まれたばかりの赤ちゃんのこころは白紙。ここに何を書くかは大人次第。
『子どもは親の鏡』といわれるように、親が接したとおりの姿に育つ。
親がかわれば子どももかわる。子どもは周囲の言葉をとおして自意識をつくる。
たとえば、子どものまえでほかのひとに「この子はいたずらで、悪い子」と言っているのを聞いたとき、
「自分は悪い子なんだ…」と思いこんでしまう。
そうではなくこう見てみよう。「この子は好奇心が旺盛で手を出してたしかめているのね〜」っと。
子育ての三種の神器
『愛』
子育ての基本は『認めて、ほめて、愛して』
知識や技術を教え込むことを子育ての目的にすると、
こころ不在の教育になり、子どもの姿がおかしくなり、子育てが楽しくなくなる。
親としての幸せを実感するような楽しい子育てをしよう。
親は子どもを愛していると思っているけど、子どものほうは親に愛されていないと思っている。
このギャップを埋めるには、日ごろのこころや言葉のやりとり、
スキンシップを通して、親が子どもに愛を伝えよう。
『厳しさ』
ほめる教育にとらわれて、しかることをしない親がいる。
社会はルールで成り立っており、自分勝手で、なにしても責任がなく、
人にばかり責任があると思いこむ子ども(大人でもいるよね〜)を育てるこどがないように、
まず家のルールからしっかり守る習慣をつける。
そのルールに反したとき、きつくしかる。
子どもがルール違反をしたら、ますそれがいけないことを教える。
それでもわからないときはしかる。
しかり方のコツ
1 しかる時間は1分以内。それ以上は逆効果
2 そのことだけをしかり、前のことは持ち出してしからない。
3 子ども自身ではなく、子どもの間違った行為についてしかる。
しかったあとで、忘れてはいけないのは、しかりっぱなしにせず、
子どもが謝ったあと、反省したあとに、謝れた事、反省できた事をこころからほめてあげること。
『信頼』
親はつい子どもの能力に目がいき、『何かができる、できない』で子どもを判断してしまう。
子どものここが悪い、あそこが悪い、どう直したらよいかを考える前に、子どもを信じ、愛し、認める。
すると最高の親子関係を築くことができる。
次の6つの見方をこころがけ、できたら子どもを完全に信頼していることになる。
1 短所、欠点を見ない。長所、才能に焦点をあてる。
2 今の姿をできあがった姿と見ない。プロセスと見る。
3 不完全であることを温かく受け入れる。
4 よその子と比べない。
5 学力中心で育てないこと。
6 そのまま無条件で子どもを受け入れる。
う〜む…
豊かな人間性を育てる。
人間性の中心は、人間愛。自己中心的なこころではなく、人を愛すこころをもつ。
それには子どもに「こころを大きくしよう。
こころの大きい人がいいんだよ」といってきかせる。
「自分のことばかり考えている人は心が小さいんだよ。
みんなのことを考えられる人がこころが大きいんだよ」といってあげる。
親からたっぷり愛をもらっって育った子どもは、こころが優しく、
人を思いやることができるのに対して、愛をもらっていない子どもは、
人のことを思いやることができない。
人間愛の基本は、親が子どもに十分な愛情を伝え、子どものこころを開くこと。
子どものこころを育てること、人間愛をそだてることが大切。
こころの話
こころの話は子どものこころを育て、プラスの波動を生む。
3歳ぐらいからの子どもにこころの話をするには、『イソップ物語』がよい。
子どもにもわかりやすく、教訓に満ちている。
イソップ物語を1つひとつしてあげ、その話が何を伝えようとしているのか、かんがえさせる。
すると子どもが自分で教訓を見つける。
しかし、こころの話さえすれば、よい子になるわけではない。
こころの話で変わるのは、基本的に親の愛が伝わっていて、
人への思いやりをもつこころが育っているから。
能力をコントロールするのはこころ
親がマイナスのこころで接している子どもは
『ダメ、できない』というマイナスイメージを埋め込まれてしまう。
それを変えるには、親が子どもに接する態度を変える。
親の子どもに接するこころがマイナス思考のときは、子どものこころもマイナスになり、
プラス思考になると子どももプラスになって学んだことをどんどん吸収し、能力を発揮できる。
スキンシップ
『皮膚刺激が大切』
子どもが元気に育つには手を触れる、抱く、愛撫して抱きしめる、優しい言葉をかけるなどが必要。
赤ちゃんは愛撫されることによって、脳に刺激が伝わり、脳の中枢部の発達が正常に行われる。
皮膚刺激が足りないと、過敏体質になり、
泥や砂がつくことがいやになったり、音に敏感になったり、
目をあわすことができないなど、さまざまな形で成長発達を停滞させてしまう。
『抱っこがやる気を育てる』
親にしっかり抱いてもらってそだつほど、子どものこころは満たされ、
自分の存在に自身を持ち、穏やかで、吸収力がよく、
他の人に対しても深い愛情を持った子に成長する。
抱くことをの大切さを知らず、ほめることが少なく、しかって育てると、
子どものこころはまっすぐ成長するこどができず、
学ぶことに興味がなく、やる気がなく、根性のない子に育つ。
『強い抱きしめ』
おねしょ、指しゃぶり、登校拒否、ひきこもり、いじめをする、キレる、
などの問題をもつ子どもを健やかな子に戻すには、
1日1回、強く、息が詰まりそうなほど、強く抱きしめる。
そして、耳元でその子に対する喜び、驚き・感嘆の言葉をささやく。
これで、愛されない、という不満な気持ちや愛されていないのではという恐れ、不安が消えていく。
8秒ぐらい抱きしめるのが大切。短いと物足りず、逆に長いと甘えん坊になる。
その子の兄弟が見ていないところでおこなうこと。