
初めての妊娠
1999年12月31日。妊娠判定薬にて妊娠が判明する。
避妊をやめてから4ヶ月目のことだった。
気になっていたのは、下腹部の鈍痛と茶色い出血が少量あったことだった。
念のためになるべく安静を心がけるようにする。
しかし、少量の出血は止まらず、2000年1月3日に総合病院の産婦人科を受診する。
その病院では妊娠判定薬で陽性と出ていれば妊娠は間違いないということで
尿検査はされなかった。初めての妊娠に舞い上がっていたせいもあり、特に気にもかけず
先生がそういうのならそうだろう。くらいにしか思わなかった。
エコーにはそれらしき点がわずかに確認できただけだった。
心配していた出血も「通常の生活を続けて構わない程度」とのことで少しホッとする。
次の診察までの2週間が、長く感じられる。
流産
2000年1月6日より風邪をひく。体温は38度前後。咳が酷く咳き込むたびにお腹に力が入ってしまうのが気になっていた。
病院に行くが、妊娠中のため薬はもらえず自然治癒を目指す。
熱が出始めて3日目。夜、出血する。
慌てて病院へ行く。エコーを見ていた医者がカルテに目をやりながらこう言った。「本当に妊娠してたんですか?」と。耳を疑った。そしてこう続けた「もう子宮の大きさが前回の大きさよりもかなり小さくなってます。流産が始まってると思われます。今回は残念でした」。
何も言えず、泣くこともできずに車椅子で入室した診察室を歩いて出た。
結論は流産。これは変わらない事実。
家に帰ってからベットで泣いた。
ダンナさまもしょんぼりしていた。
2人とももうすでに気持ちの上では親になろうとしていた。
なのに、現実とはなかなか厳しいものである。
次の日の朝からものすごい量の出血と激痛があった。バファ○ンを数錠飲んでも効かない。
両親が見舞いに来てくれたが、痛さのあまりベットで転げまわっている身では何も話せず・・・だった。
ただ、がっかりさせてしまったという申し訳なさから涙が止まらなかった。
風邪による発熱は5日間続き、流産よる出血は10日間続いた。
その後
流産して最初の生理は2月6日に来た。
体はもう元に戻ろうとしている。
が、ワタシの心はあれから止まっているようだった。まだ姿も形も見える前だったけど、親になれるという喜びを一度でも味わったせいか、早く次の妊娠を、と焦りにも似た気持ちが生まれた。
それまでの「赤ちゃんが欲しいな」という気持ちとは違う、切実な「赤ちゃんが欲しい」という気持ち。
その気持ちがワタシを再び病院へと向かわせた。
そして検査・治療が始まった・・・。