小さなこどもは抵抗力が弱く、体重も少ないので、
大人に比べて精油の影響を受けやすいと言われています。
そのため、3歳未満のお子さんには香りを嗅ぐ使用法(芳香浴)以外は
おすすめしていません。
3歳以上のお子さんでも、体重の違いを考慮して大人の精油の使用量の
1/10〜1/2程度の濃度で使うことをおすすめします。
精油の使用については、制限されてしまいますが、
精油に代わるものとして芳香蒸留水と浸出油をご紹介したいと思います。
また、年齢別のアドバイスも載せましたので、ぜひ参考になさってくださいね♪
・・・月齢別アドバイス・・・
・ 新生児〜幼児(0〜13ヶ月)
お部屋の環境を守るため、殺菌消毒をかねて芳香浴をすることができますが、
新生児の感覚は嗅覚に頼っていますので、
使う精油は1滴程度にして淡い香りにしましょう。
赤ちゃんには、ママの香りが一番大切です。ママの香りを邪魔しない程度の香りを
目安にしましょう。
沐浴や湿布の場合も精油が直接肌に触れることは避けて、
芳香蒸留水を2〜3倍に薄めて使ったり、
ハーブティを使いましょう。また、ベビーマッサージを行う時も植物油だけか、
もしくは芳香蒸留水と植物油をブレンドして行いましょう。
また、芳香浴をしながらのマッサージもおすすめです。
・ 幼児(13ヶ月〜3歳)
0〜13ヶ月と同じように、精油は直接肌に触れないように気をつけましょう。
マッサージに使うオイルに精油をブレンドすることもまだ控えましょう。
カレンデュラオイルやアルニカオイル、セントジョーンズワートオイルなどの
浸出油を植物油で2〜3倍に薄めたものを上手に使ってケアをしましょう。
また、芳香蒸留水と植物油をブレンドしたものも使うことができます。
お部屋に流す香りは何の香りか分かる程度に香らせたりすることができます。
精油のビンは子供の目に触れないところに置きましょう。
・ 幼児(3歳〜6歳)
ハーブティを使っての湿布や沐浴が基本ですが、お風呂に精油を1滴垂らしたり、
温湿布の時にお湯に精油を1滴垂らすことができます。
少し湯気がおさまってから、お風呂に入ったり、布を絞ったりしましょう。
吸入の時にも温度に気を付けてやはり直接強い香りを吸入しないよう、
湯気がおさまってから行いましょう。
急に精油を吸入するとむせたり、咳込んだりしてかえって症状を悪化させる可能性
があります。
マッサージをする時には、精油の種類にもよりますが、濃度を大人の使用量の
1/10〜1/2くらいに薄めて使いましょう。
浸出油は薄めてもそのまま使ってもよいでしょう。
この時期もやはり精油のビンは子供の手の届かないところに置きましょう。
・ 児童(6歳〜12歳)
ケアの方法としては、精油を使ったマッサージ、湿布、部分浴、吸入、芳香浴など
大人と同じテクニックが使えます。
マッサージに使用する精油の濃度は大人の使用濃度の半分くらいを目安にしましょう。
でも、部分浴や吸入時のお湯の扱いには、まだ注意が必要です。
お子さんから目を離さないようにしましょう。
この時期の子供は感性が豊かに育つ時ですから、ママと一緒にお部屋の香りのブレン
ドをしたり、お互いにアロマテラピーマッサージをしてみるのもおすすめです。
・・・ 芳香蒸留水(フローラルウォーター)・・・
植物を水蒸気蒸留して精油を抽出する際に、
副産物として得られたものを芳香蒸留水と言います。
フローラルウォーター、ハーブウォーターとも呼ばれ、
微量の精油と水溶性の植物成分が溶けています。
肌にやさしいので、赤ちゃんやお子さんにも安心してお使いいただけます。
ママにも化粧水代わりにおすすめします。
(とくにローズとネロリはアンチエイジングにいいですよ)
開封後は冷蔵庫に保存し、2ヶ月以内に使いきりましょう
***こどものケア(芳香蒸留水をつかって・・・***
湿布:
芳香蒸留水を精製水などで2〜3倍に薄めたものを患部に貼ります
沐浴:
芳香蒸留水を50ml程度お風呂のお湯に入れ、入浴します
マッサージ:
芳香蒸留水と植物油をブレンドしたものをマッサージの時に使います
ブレンドの割合は芳香蒸留水2に対して植物油1ぐらいが扱いやすいようです。
お好みでいろいろ試してみてくださいね。
芳香蒸留水と植物油はブレンドしても分離してしまいますが、
手の平でよくなじませてからマッサージするとお肌にもなじんでくれます。
・ラベンダー(クールダウン&リラックス)
化粧水:皮脂の過剰な分泌やダメージを受けたお肌に
湿布 :にきびや日焼け、ほてり、やけどのケアに
浴用 :気分がイライラする時や、頭を冷やしたい時に
*精油のラベンダーとはかなり香りが違います
・ ローズオットー(アンチエイジング&バランシング)
化粧水:乾燥肌、普通肌、脂性肌のいずれにも対応します
湿布 :目の下のたるみやTゾーンのテカリ、日焼け、ほてりに
浴用 :孤独感や強度の精神的な疲労に
・ ローマンカモミール(アンチトラブル&アンチストレス)
化粧水:乾燥肌やかさつき、アトピーなどトラブルを起こしやすい肌に
湿布 :疲れ目や目の乾き、肌のかゆみのトラブルに
浴用 :ストレスが津用時や幼児の気が高ぶった時、肌のトラブルに
・ オレンジフラワー(リカバリー&ブライトニング)
化粧水:成熟肌、衰えが気になる肌に
湿布 :お顔や首、ひじなどのくすみが気になる部分に
浴用 :気分がふさぎこんだり、落ち込んだ時に
・ セントジョンズワート(ヒーリング&エモリエント)
化粧水:乾燥肌や炎症を起こした肌に
湿布 :アトピーや洗剤かぶれ、神経痛、痔などのケアに
浴用 :不眠が続いたり、眠りが浅い時に
・ ローズマリー(アストリンゼント&トニック)
化粧水:男性向き。脂性肌やたるみがちなお肌に
湿布 :ひげそりの後や髪の気になる部分に
浴用 :集中力に欠け、体力、気力が衰えている時に
・・・浸出油・・・
浸出油は植物油の薬草を浸し込み、薬効成分をオイルに吸収させたものでそれぞれに
消炎効果や鎮痛効果など多様な薬効を持っています。
***こどものケア***
主にマッサージなどに使用したり、トラブルのある部分に局所的に塗布することもできます。
3歳以下のお子さんにはベースオイルで2〜3倍に薄めて使いましょう。
・ カレンデュラ油
傷ついた皮膚・粘膜や毛細血管を修復、保護する働きがあります。
アトピー性皮膚炎、肌荒れ、おむつかぶれ、あかぎれ、火傷、切り傷、ひび割れした肌、
妊娠線の予防、乳首のマッサージなどにおすすめです。
・ アルニカ油
消炎、血行促進、内出血の緩和などの働きがあります。
打撲、捻挫、こぶ、リウマチ、痛風、関節炎、強度の筋肉痛、あざ、背痛などにおすすめです。
肌に外傷がある場合は、刺激が強いのでその部分への使用はやめましょう。
・ セントジョンズワート油
消炎、鎮痛、利尿作用などの働きがあります。
傷ついた肌、火傷、打撲、神経痛、リウマチなどにおすすめです。
また、アトピー性皮膚炎でステロイドを長期間使用したことによって受けた肌のダメージ
には、カレンデュラ油とのブレンドもおすすめです。
by yukako(2002/10/21)