| 4:やっぱり鬼門(涙) ミュンヘン空港 |
| ミュンヘンに到着して私達の旅の終焉もぐっと近づいてきた感じである。フライトアテンダントの方々は最後まで変わらぬサービス振りを発揮し、私が抱っこポーチを装着している間みっしゅを抱っこしていてくれ、その後出口まで荷物を持ってくれた。ドイツ人のFAのお姉さんが「私がお手伝いできるのはここまでなんですが・・」とすまなさそうに荷物を渡してくれたのだが、いやいや、こんなにしていただけてホント助かったのでココロから感謝っす。 トランジットの待合スペースに移動し、カートに荷物を乗せてうろうろしていると抱っこポーチのみっしゅがグズリはじめてしまった。どうやらポーチに乗っているのが気に入らないらしい。成田ではとても大人しくしてたのでミュンヘンでも問題なくポーチに収まっていてくれるだろうと計算していたのだが、これは誤算だったようだ。機内のバシネットといい、行きは大丈夫だったのに帰りは何かと気に入らない事が多いみっしゅである。みっしゅを普通に抱っこする事にしたのはいいが、困ったのはみっしゅを抱っこポーチに入れ両手は自由になっている事を前提にした大量の手荷物である。片手にみっしゅを抱いたのではカートを押す事は難しく、仕方ないのでカートから荷物を降ろして全て肩から下げるか空いた手で持つ事に。みっしゅは機嫌悪くて泣き叫ぶし、荷物の重さで手は痺れそうだし、肩は長旅の疲れも重なりコリにこっている。そんな八方塞がりの中DFSで宿泊させてもらう友人用にチョコレートを買っている私・・チョコレート自体は何の問題でもないが、支払いの時に四苦八苦してしまう。後ろに行列を作るということにはならなかったのが幸いである。 ミュンヘン到着から次のフライトまでの間が丁度1時間で「到着が遅れたらトランジットまでの間が慌しくなるし、みっしゅのオムツ換えなくちゃならなくなったりしたら時間の余裕がなくて大変ちゃうか?」と、トランジットの時間が短い事が気にかかっていたが、小さい子連れの場合トランジットの時間は短ければ短いに越したことはない。こんな大量の荷物と子ども抱えて、しかも狭いのだけがウリで子連れにやさしい設計と言い難い空港で何時間も待たされるのはそら拷問である。(ザグレブ空港だったら待てたかも、っていうか待てた) 予定より遅れて待望のボーディングタイムが始まったらしいので全てを抱えて搭乗口へ。搭乗口に辿りつくまでの短い道のりで暴れるみっしゅと格闘し、この時点でフライト中温存していた体力を消耗する。搭乗口にはルフトハンザもしくはクロアチア航空(共同便だったのでどちらか不明)2人の地上職員が待機していたが、こんなよれよれの子連れの姿には全く目もくれず。成田-ミュンヘン間のように搭乗口と飛行機が通路でつながっていればどんなによろけていようが飛行機まで辿りつける自信はあるが、飛行機までのバス乗り場までは階段を降りていかなくてはならない。しかも両手塞がっている為手すりにつかまれない状況で、客がいなくて暇なら「お客様、階段の下まで荷物お持ちしましょうか?」と一声掛けてくれてもいいんじゃないだろうか?荷物もってフラフラやってくる客の面倒まで見きれないのが普通なのだろうが、フライトでの「特にファミリーサービスっていうんじゃないけど、子連れに至りつくせり」なサービスに慣れきってしまった甘え体質な私は「こいつら 鬼だーっ(T^T)」と心の中で吼えていた。 荷物と赤子共々階段から転げ落ちずに下まで辿りつくには慎重に慎重を重ねて歩を進めていかなくてはいけないが、それよりも荷物とみっしゅを抱える腕が限界直前。一瞬全てここに置き去りにしていきたいという想いにかられた時、ふと離日直前に「発掘!○る○る大事典」で”母性本能”をテーマに取り上げていたのを思い出した。その回の放送によると普段10kgの荷物を持ち上げる時にはやたら重く感じるのに、同じ重さの子どもはいともたやすく抱き上げられるのは、”母性本能”の賜物なんだそうである。もう少し詳しく説明すると、子どもと接する事によって母性本能を引き起こす”プロラクチン”というホルモンの量が増え、筋力やら精神力やら子どもを守る為に必要な能力を高めるらしい。きっと私もプロラクチンの放出量を増やせばみっしゅも荷物も楽々運べるに違いない。というわけで、母性本能全開状態「プロラクチーン、プロラクチーン、プロラクチー----ン、沢山でればラクチンチーンーーーーっ」とプロラクチンとイタイ駄洒落の大噴出状態でよろめきながらも無事階段をクリアできたのだった。タイムリーで母性本能をテーマにしてくれたあ○あ○大事典関係者に多謝である。子連れ旅を予定されている皆さん、苦しい時にはプロラクチン!ですよ。でも、それ以前に子ども用以外の荷物は最小限にするほうが大事かも。 それにしてもミュンヘン空港、この旅行中一番の鬼門であった。こんなとこ長居は無用だわ。 5:「旅の決めてはやはり・・」に続く |