介護する時のポイント

ほとんど歩けない人
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屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベット上での生活が主体であるが座位を保つ。

1.車椅子に移乗し、食事、排泄はベットから離れて行う
2.介助により車椅子に移乗する



睡 眠

 
自立ベット等を利用し自分で起きあがれるようにしているといっても、筋力がずいぶん低下してきているかもしれません。ベット操作時はできるだけそばにいて安全を確かめたいもの。でもすべて手をさしのべるのではなく自分でできることは時間がかかってもみてあげましょう。でもその時の気分や身体の調子も考慮してください。




床ずれ
 
 
車椅子でいることが多くなると、床ずれの出来る場所の注意が必要です。
(絵を参照)

      

床ずれ予防のポイント
1.バランスのとれた食事をこころがける
2.シーツはしわをつくらないようにする
3.除圧用具を利用して体圧を分散する
  (エアマット・ウォーターマットなど)
4.入浴、全身清しき、マッサージなどを
  こまめにおこない皮膚を清潔にする。


エアーマットレス   


移  動
 
 
車椅子を初めて使う時は介護するほうも、されるほうも不安なもの。実際に車椅子のレクチャーを受けると良いかもしれません。なぜなら移乗がスムーズにできれば自信につながり「あぶないから」という理由でベットから離れられないといった事態がなくなり行動範囲が広くなるからです。
また、回転移動盤や移動介助用具をうまく利用すれば介助が楽になります。

*車椅子介助の注意点

  
・段差がある時テッピングバーを踏んで前輪を上げながら握りを押し下げ後輪で段差を越える ・段差を下りる時後ろ向きになり静かに後輪を下ろし、次に前倫を降ろす ・坂を下りる時後ろ向きになりハンドルブレーキをかけながらゆっくり下りる車輪ブレーキの場合は危険なでブレ−キはかけない
                     
*車椅子を選ぶときのポイント
・背もたれの高さ
 肩甲骨の下まである
・シートの高さ
 膝下の高さにあわせる自分で操作する
 場合は、足が底につくかを確認
・奥行き
 背もたれにおしりをつけて座った時膝
 の内側が少し出るくらいのゆとりがあ
 ること
・シートの幅 
 座った時に、介護する肩の手が入るほ
 どのゆとりがあること
・肘掛けの高さ
 ひじを自然な状態で曲げてのせられる

  
車いす  移し替え   ベルト
クッション サポート       
      
 簡易寝返り    回転移動盤

回転移動盤        簡易寝返り
の使い方          の使い方
 
                            

排 泄
 
 介助があれば少し歩ける方はポータブルトイレが便利になってきます。
・ベットの高さは足底がきちんと着く高
 さに・ベットから起きあがるときにベ
 ツトの手すりをうまく使って
・ポータブルトイレとベットの高さをそ
 ろえる・ポータブルトイレに手すりや
 肘掛けがあると起立・着座が楽
・マットは滑りにくく洗いやすいものを
・トイレットペーパーや呼び鈴は使いや
 すい位置に
・においがこもらないように消臭剤を使う

       

       
ポータブル    背もたれ型
トイレセット           
(フレーム付き)         

入 浴

 お風呂の入り口をミニスロープを利用したり、キャスター付きのシャワーチェアを用いると便利です。しかし、キャスター付きシャワーチェアは車椅子のようにしっかりした安定がないため操作には十分に気をつけましょう。また、転倒しやすい入り口の前に衣服を脱がずに、滑らない浴室マットを敷き浴室内で衣服を脱いだほうが、もしもの転倒の際、ケガの受け方が軽症になることもあります。浴室の構造にあわせての介助方法がありますので、専門家に相談されると良いでしょう。

    
シャワーチェア  お風呂昇降機

   
浴室用マット   すべり止めマット

着替え

 排泄の失敗が重なると介護される方、する方も「申し訳ない想い」や「迷惑感」が発生してしまいます。着替えはできるだけ上下セパレートになったものを使用しましょう。パンツ型おむつが便利ですが話し合いの上で使用していきましょう。

    
   パンツ型おむつ 甚平ねまき

食 事
 
 食卓のテーブルで食べられる環境であればテーブルで食べたいもの。でも車椅子が入るスペースの問題もありますから車椅子での食事も良いでしょう。食べこぼしの処理はさりげなく工夫しておきましょう。いきなり食事エプロンを用いたりすると、赤ちゃんのようで気分を害してしまいます。タイミングをみてエプロン利用を考えましょう。

  
スプーン     車椅子テーブル


食事用エプロン

住 居
 
 
車椅子を使用する間のポイントは、玄関とお風呂ではないでしょうか。

玄関・外回り
 ・段差をなくす
 ・車椅子の通れる幅にする
 ・滑りにくい床仕上げにする
 ・スロープを設置する
お風呂
 ・お風呂の出入り口の段差をなくす
 ・片開きドアを折れ戸にする
 ・浴槽の高さを調節する
 ・浴室用リフトをつける

 これらのリフォームは介護される方の安全と介護する方の腰や身体を守ることにつながることです。また、介護する側の「面倒だ」「たいへんだ」という感覚を少なくすることに役立つこととしてとらえてはいかがでしょうか。




     玄関・外まわり    
(介護用品情報提供 フランスベッドメディカルサービス株式会社)


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