| 2倍体、3倍体、4倍体というけれど。。。 | ||
| 植物や動物は、環境の変化や自らの繁栄のため、より優れた能力を持つものを生み出すため、新しい可能性を求め、自らの遺伝子を半分にして相手の遺伝子を半分貰い、新しい個体を生み出します。 | ||
![]() ( Lyc.ChitaSunset 実生系4倍体交配の個体 ) |
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| リカステ栽培をしていると、たびたび2倍体とか3倍体、4倍体という話になります。2倍体って染色体の数って言うのは昔勉強したからなんとなくわかる。でも、なんで4倍体とか3倍体とか、どうしてそういう個体があるのだろう?ここでは、僕が今までいろいろと聞いた話をなんとなくまとめてみました。あくまでも、僕のかってな解釈です。 | ||
| ここ数年、リカステの育種はいくつかの倍数体の出現によって飛躍的に進歩しました。 昔からあったであろう異数体や変異体ですが、変異個体の中から整理をして倍数体と認識し育種に使用することで、効率よく良花を生み出すことができるようになりました。 数年前からは、普通交配で開花した良花の中から、または、メリクロンの中から花弁や葉が肉厚、バルブがマルマルとした様子のものを4倍体として選別し交配に使用しています。 染色体検査からいくつかの個体は確実に倍数体として確認されています。 |
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それでは何故、交配により異数体が現れるのでしょうか? 種子を得るために自らの遺伝子を半分に2NからNに減数分裂しますが、その時、減数分裂出来なかった2Nのままの生殖細胞ができると考えられます。この2Nが普通に減数分裂をした生殖細胞Nと交われば3N、偶然にも同じような減数分裂をしなかった生殖細胞2Nと交われば4Nになります。上記にある図のような考え方です。 以前から言われている、優良花は種が取れないという現象は3倍体だった可能性が高く、いくつかの個体は染色体検査で3倍体と判明しています。これらは、現在行われている2倍体と4倍体の交配から得られる3倍体が、生育もよく良花が多いという点からも納得できます。交配によって得られた4倍体は、Lyc.Wyld Court 'Sir William Cooke'やLyc.Macama'Jocellyn'や'DoresMay' など、最近では、Lyc.Shoalhaven'W-1'やLyc.Shoalhaven'Big'などがありますが、いずれも交配に使用した場合優良な子供が得られています。 |
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![]() ( Lyc.Shoalhaven'MissShonan' メリクロン変異の4倍体 ) |
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| メリクロンは人工的に増殖をする際に、ホルモン剤等の薬品の影響で倍数化され、4倍体等の変異体が現れます。Lyc.Mem.BillCongleton'Corona'やLyc.Shoalhaven'MissShonan'のメリクロン変異体などがあります。 | ||
![]() ( Lyc.Shoalhaven (‘WinterFairy’בKyoto’) メリクロン変異4倍体同士の個体 ) |
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| この先、最近多くなってきた3倍体を使った交配について何か書こうかと。。。とりあえず、では。 | ||